華氏911(原題:FAHRENHEIT 9/11)
何かと物議をかもし出し、何かと話題になっているこの映画、観てきました。
僕は社会人のくせに、社会情勢に関心を持たず、政治の話なんてちっとも分からないので、この映画を観たところで世論に混ざって議論とか出来るのか?ってのが本当に心配でした。もしかしたら全然内容が理解できないかもって。
監督のマイケル・ムーアは、そもそもブッシュは選挙で不正を働いて当選したのではないか?という疑問を投げかけて映画が始まります。
これはムーアの取材によって判明した事なのか、それとも実は世間一般的に周知の事実なのかは僕には分かりません。う〜む。やっぱ勉強不足だったのかも知れません。結論から言えば、この映画を観て分かった事は、戦争がいかに虚しいか。これだけです。この映画、決して反戦映画ではないのですが、そういう意図しか汲み取れなかった僕はこの映画を観る資格無しですね。出直します。でも本当に戦争は止めといた方が良いぞ。
2001年9月11日、ニューヨークでテロが勃発した時、ブッシュはどこかの小学校の朗読会に参加していました。
2機目の飛行機が突っ込んだ時、その旨は朗読会の真っ最中のブッシュに伝えられます。その様子は映像として記録が残っています。しかしブッシュは7分間、何もしませんでした。その7分間のブッシュの顔はとても印象的です。「何もしなかった」と批判されていますが、あの状況で、最小限の情報しか与えられなかったら、後に褒められる行動を出来る方が超人的だと思います。僕も同じ状況に置かれたら、あのブッシュの表情をしながら場を取り繕うぐらいしか出来ないと思いますよ。
決してブッシュを擁護している訳ではないのであしからず。戦争は反対です。
2004年9月4日鑑賞