スターリングラード(原題:ENEMY AT THE GATES)

 


 実在した、第二次世界大戦で400人も殺したと言う伝説的スナイパーのお話しです。

息を潜めてその時を待ち、一発の銃弾で敵を即死させる、一撃必殺のスナイパーって格好良いですよね。ワン・ショット・キルですよ。

ゲームセンターや遊園地にある、ガンシューティングゲームが大好きな僕には、とてもたまらない映画でした。別に殺人願望がある訳ではないんですけどね。少ないチャンスで狙った的に自分の放った弾が命中する快感は、ちょっとかなり良いもんですよ。

 

 さあ。随分と話がズレてしまいまいたがね。いつもの事ですが。

冒頭の戦闘シーンは各所で評価が高かった様に記憶していますが、僕はどうにも『プライベート・ライアン』の二番煎じにしか見えませんでした。廃墟と化していたスターリングラードの町並みなど、舞台の作りなんかはかなり良かったんですけどねぇ。いや、しかし、別に派手な戦闘シーンで戦争映画の良し悪しが決まる訳ではありません。

泥沼化した戦争で、2人に1挺しかライフルが与えられないと言う悲惨な状況から、なんとかライフルを手にする事が出来てどんどん偉くなっていく主人公の様子を見ているのはとても快感でしたね。見せ場であるスナイパー同士の戦いは、物凄い緊張感が良かったです。

 スナイパー好きは観るべし。

・・・こんなに喜んで観ている僕って、作品のテーマがちっとも伝わっていないのかも知れません・・・

 

2001年4月22日鑑賞 


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