ディープ・ブルー(原題:DEEP BLUE)

 


この映画を紹介する為の適当な言葉が僕には浮かんできません。「自然の海の様子を映したドキュメンタリー」と言ってしまえばそれまでなのですが、それだけでは言い表せない何かがこの映画にはあると思うのです。制作期間は7年で撮影フィルムは7000時間にも及び、ロケ地は世界中200ヶ所にも及んでいるらしい。それをたった90分の作品に編集し、その映像を盛り上げるのがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。これだけ凄い背景があるのに「ドキュメンタリー」だなんて貧相なボキャブラリーで片付けたくないのですよね。僕は。

 

 壮大な海の映像に見事にマッチしたBGM。そして常に聞こえる波の音とクラシック音楽の融合が素晴らしかったです。波の音とクラシック音楽がマッチするだなんて、今まで想像すらした事がありませんでした。ただ、この素晴らしい作品は『WATARIDORI』同様、眠たくなるのですよね。海の映像と海の音、そして素敵なクラシックを聴きながらまどろむのは、ある意味贅沢な時間の過ごし方ではありませんか?途中何度か記憶が飛んでいますが、特に後悔していませんし、予定通りでした。はい。物凄い労力を掛けて作った映画だったのは分かるんですけどね・・・・ごめんなさい。

 

2004年8月8日鑑賞


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