コールドマウンテン(原題:COLD MOUNTAIN)
ニコール・キッドマンって何歳でしたっけ?もう40歳近いと思っていたんですけど・・・今年で37歳だって。
おそらく彼女は一般的な37歳よりは若く見えるのでしょうけど、やはり今回の役どころはちょっと無理があったかも知れないですね。いくら若く見えても、もう落ち着いていてもおかしくないぐらいの女性には見えます。そんな女性が1回口づけしただけで戦争に行ってしまった男性を何年も待つのは・・・ちょっとどうかと。
何種類かあるこの映画のポスターの1つに、ジュード・ロウ演じるインマンが、腰までありそうな沼地に銃を持って立っている写真を使った物があるのですが、僕、このポスターが何故だか大好きです。生き生きとした表情のジュード・ロウと緑が綺麗な写真で、パンフレットにも載っているのですが、ついつい眺めてしまいます。こりゃー一体何が僕を引き付けるのだろう。
確か、今年のアカデミー助演女優賞はこの作品のレニー・ゼルウィガーが受賞していたと思います。う〜ん。そうだね。ゼルウィガーは随分と色々な演技を見せてくれます。骨太な良い女優ですね。素顔は大変不美人だと僕は思うのですが・・・いかがでしょう。
と、役者の話ばかりですね。最近、映画を観る時は役者を見ているウェイトが高くなっているんですよね。
まー、特にこの映画に関しては特に斬新な物語でもないですからね。自然と目は演技の方へ行く訳です。ニコール・キッドマンも物語の前半から終盤まで、心境の変化がしっかり演じられていたと思います。ジュード・ロウも台詞が少ない中、表情豊かに見事に演じています。はい。
ところでこの映画、反戦のメッセージもしっかり描かれていますね。
序盤の戦闘シーンは、戦争の悲惨さを訴える為に、あそこまで緻密に描かれているのだと思います。
ところで、インマンの役はトム・クルーズにもオファーが行っていた様です。
もしそれが実現していたら、印象も物語の細かい部分も感動の度合いも全然違う映画になっていたでしょうね。そもそも、ヒロインがニコール・キッドマンである時点で実現はしなかったでしょうが、なんせトムは死(以下略)
あー、ジュード・ロウで良かった。
2004年5月5日鑑賞