ビッグ・ショー!ハワイに唄えば

 


 平日昼間に観に行ったら、観客が全部で5人ぐらいでした。それが非常に印象的でしたね。

正月第2弾として公開された『のど自慢』に出てきた赤木麗子の後日談を描いた物語なのですが、『のど自慢』上映後に特報で、この映画が制作決定!ゴールデンウィーク公開!と言われていました。映画を観る様になって28本目に『のど自慢』を観ました。まだまだ駆け出しの映画ファンだった頃ですね。そんな初心者なのに「1月の今頃に制作決定とか言っていて良いのだろうか」と心配してしまったのを覚えています。そしてその心配は案の定的中するのでした。

 

『のど自慢』を観た頃は、まだこの映画の脚本が出来上がったばかりの頃です。それから4ヶ月以内に新作を作る事自体間違っていると思いませんか?この映画、本当に、急いで作った感じが見え見えです。全然面白く無いし、ギャグが笑えない。残念。赤木麗子もマネージャーの須貝も良いキャラクターではあると思うのですがね。パンフレットには製作の人がインタビューで、次回作もあると思うと答えているのですが、スタッフであろうと、この映画を面白いと思える人はいないんじゃないかなぁ。実際、未だに続編は作られていませんしね。

 

 僕が映画の続編を手放しで喜べなくなったきっかけを作った映画でした。

っていうかこの映画、井筒監督だったのね。

 

1999年5月25日鑑賞 


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