バトル・ロワイアル
42人の中学生のクラスメイトが最後の1人になるまで殺し合うと言うショッキングな内容の為、国会を巻き込んで議論まで巻き起こした問題作だと言う印象が残っていますね。結局有害映画を認められ、R-15指定で日の目を見るハメになってしまいました。残酷なシーンを観た子供達に悪影響が有るのでは?と危惧した結果なのでしょう。確かに「17歳が危ない」とか騒がれていた時期だった様な気がします。
さて、結論から言いますと、本当にこの作品は年齢制限が必要だったのでしょうか?
一応殺し合うと言うコンセプトではあるので、残酷なシーンはいくつも出てきます。しかしそんなシーンが観るに耐えるのであれば他は特に問題は無いのではないでしょうか?出てくる生徒達のほとんどが、人を殺す事に躊躇いを感じていますし、どうにかしてこの狂った状況から脱出出来るのであればしようと頑張っているのです。監督の意図やメッセージはこの辺りに有ったのでしょう。
しかしこんな作品を撮った人が70歳だなんてとても信じられないですね。
深作欣ニ。駆け出しの映画ファンであった僕は名前すら知りませんでした。『仁義なき戦い』の名前ぐらいは知っていましたけどね。
いやー、ホント、これは色々な意味でショッキングな作品でした。物凄く印象に残ると言うか。ある意味馬鹿映画でもあるのに、何かと感銘を受けてしまった自分がいるわけです。
ところで、制服着て激しいアクションをするのにパンチラシーンが一切無いのは逆に不自然ではないでしょうか?
キュロットにも見えるんですけどね。
2000年12月?日鑑賞