ビューティフル・マインド(原題:A BEAUTIFUL MIND)
ある日、自宅に戻った僕に突然母が声をかけてきました。
「あの人ノーベル賞とったね」
確かそれは2月頃だったと思います。あの人?だいたいこんな時期にノーベル賞の発表なんてあったっけ?完全に混乱した僕は母に誰の事だか聞き返した。すると母は
「ほら、借りてきてくれたビデオの人だよ」
・・・なんだ。僕が勝手に借りてきて強制的に観せたこの作品の話か。まったく。時折、自分で観て面白かった映画のビデオレンタルが開始すると、勝手に借りてきて親に強制的に観せたりしているのだが、さすがに突如言われるとわからんですよ。
アカデミー賞に8部門ノミネートされ、見事作品賞を受賞したこの作品。
実はラッセル・クロウも主演男優賞にノミネートされていたのですが、惜しくも逃しています。この作品を観終わった後の最初の感想は「これだけやっても主演男優賞を逃すなんて、アカデミーとは何てレベルが高い賞なんだろう」と。ラッセル・クロウの演技は見事だったと思います。ま、同じく主演男優賞にノミネートされた『アイ アム サム』のショーン・ペンの方が良い演技だったと後に思い、アカデミー賞のレベルの高さを更に思い知らされる訳ですが。
恐らくですが、この作品、男性と女性では感想が別れると思います。
主人公は数学者のジョン・ナッシュですが、このジョンを献身的に一生懸命支えるのが妻のアリシアです。演じるはジェニファー・コネリー。この物語はアリシア無しには語る事が出来ません。夫を支えるアリシアの姿。この姿は多分ですが、男性と女性では見え方が違うと思うのです。理屈はわかりませんが。
ジェニファー・コネリーは見事助演女優賞を受賞しましたね。しかるべきだと思います。他のノミネート作品は見てませんが。
作品賞。これもやっぱりしかるべきかと。他のノミネート作品は『ロード・オブ・ザ・リング』しか観ていませんが。
あれ?この文章を読んでも、この映画が何の話なのか全くわかりませんね。天才数学者のお話しですよ。ナンパの成功についても数学的に計算出来るとか考えている数学者です。ほぉ。
2002年4月7日鑑賞