中心静脈栄養法、経腸栄養法

■チェック用語

・中心静脈栄養法
      「高カロリー輸液療法」とも呼ばれます。

      食物を経口摂取することが困難な場合に使われる方法で、
      鎖骨下静脈などから心臓に最も近い大静脈までカテーテルを入れて
      輸液ライン(IVH)を確保し、このラインを通して栄養補給する
      方法です。

      抹消静脈からでは、浸透圧の関係で高濃度の輸液を入れることが
      できませんが、心臓に近い太い静脈を確保する「中心静脈栄養法」
      では、1日に必要とする高濃度の栄養やカロリーを入れることが
      できます。

・経腸栄養法
      食物を経口摂取することは困難だが、小腸での吸収が可能な場合に
      使われる方法です。

      鼻腔から、胃や十二指腸までチューブを通し、その管を用いて栄養
      補給します。
      腸を経由して栄養を吸収することから、「経腸栄養法」と呼ばれます。

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