CT、MRI

■チェック用語

・コンピューター断層撮影(CT)
      X線の原理を応用して、X線源を、身体360度からあてて、体内を
      通過するX線の量を検出器で検出し、コンピューター処理することで、
      輪切りの画像として映し出し、診断する方法です。

      脳疾患、肝、腎、膵、脊髄など全身の診断に利用されます。

      初期のCT(第1世代)は、X線源と検出器が1対になっていて、
      身体の回りを回転しながら移動していました。
      第2世代のヘリカルCTでは、検出器が数10個となり、らせんの
      動きをしていくことで高速で連続に回転するようになり、
      第3世代のマルチCTでは、検出器が数百〜千個となり解像度も高く
      なっています。

・磁気共鳴コンピューター断層撮影(MRI)
      磁場の中で電磁波を照射することで生じた反射エネルギーを検出、
      コンピューター処理して、縦、横、斜め等自由に輪切りの画像を描き
      出す方法です。

      各種の腫瘍や血管の病変の診断に利用されます。

      X線を用いないので放射線被曝の心配はありませんが、
      強い磁石を用いているため、心臓ペースメーカーを埋め込まれている
      人には、使用できなかったり、体内に金属が入っている人にも注意が
      必要です。

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