■チェック用語 ・前処置薬剤(ぜんしょちやくざい) 麻酔時に、副作用を防いだり、円滑に行うために、麻酔に先立って 投与される投薬や注射薬のことです。 「前投薬(ぜんとうやく)」「前投与(ぜんとうよ)」などとも いわれます。 前処置薬剤には、鎮静剤、麻薬、鎮痙剤(ちんけいざい)、 筋弛緩剤(きんしかんざい)、血圧降下防止剤などがあります。 ・鎮静剤 恐怖や不安を取り除きます。 ・鎮痙剤(ちんけいざい) 麻酔の副作用の痙攣(けいれん)を防ぎます。 ・筋弛緩剤(きんしかんざい) 全身麻酔時の筋の硬直を防止します。 意思による行動や反射的な動きは、刺激が神経から筋肉に伝わり、 筋肉が収縮・弛緩することで行われます。 筋弛緩剤は、その刺激伝達する物質を遮断することで、筋肉が 弛緩した状態をつくり出します。 ・血圧降下防止剤 脊椎麻酔時の急激な血圧降下を防止します。[ Index ] [ Home ]