意識障害の評価方法、グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)

■チェック用語

・グラスゴー・コーマ・スケール(GCS:Glasgow Coma Scale)
      意識障害の評価方法です。
      開眼、発語、運動機能の3項目をそれぞれに評価して
      E4、V5、M6などのように表すとともに、3項目の点数を
      合計すると3〜15点となり、これによって意識障害の重症度を
      表します。

      ジャパン・コーマ・スケール(JCS)では、点数が大きいほど
      意識障害が重症でしたが、グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)
      では、合計した点数が小さいぼど意識障害は重症です。

      E:開眼(Eye Opening)
      4点 自発的に
      3点 音声により
      2点 疼痛により
      1点 開眼せず

      V:発語(Best Verbal Response)
      5点 指南力良好
      4点 会話混乱
      3点 言語混乱
      2点 理解不明の声
      1点 発語せず

      M:運動機能(Best Motor Response)
      6点 命令に従う
      5点 疼痛部認識可能
      4点 四肢屈曲反応、逃避
      3点 四肢屈曲反応、異常
      2点 四肢伸展反応
      1点 まったく動かず

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