慢性閉塞性肺疾患(COPD)
■チェック用語
・慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)(COPD)
気管支が閉塞(狭まる)ような病状が長く続く疾患です。
慢性的な肺の炎症により、気道が細くなって肺胞が壊れ、呼吸機能が
低下して、全身に障害をきたす疾患です。
「肺気腫」、「慢性気管支炎」の総称です。
「肺気腫」、「慢性気管支炎」の併発もよくあります。
・肺気腫(はいきしゅ)
運動時の息切れが特徴で、肺胞の壁が壊れて、隣の肺胞と合わさり、
大きくなっていくことで、息苦しさを感じるようになります。
・慢性気管支炎
せきとたんが特徴で、
「せきとたんがおもに冬季に3ヵ月以上ほぼ毎日続く状態が2年以上
連続していて、それが他の病気によるものではない」ときに
「慢性気管支炎」と診断されます。
・肺胞(はいほう)
枝分かれした気管支の終着点です。
気管支の先にブドウの房のように連なっています。
球状の袋になっていて、表面は細い血管でおおわれています。
肺全体には、約3億個の肺胞があり、広げると体表面の約25倍
(テニスコート約1面分)あります。
その表面を介して、血管内の血液と肺胞内の空気との間で、
「ガス交換」(酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する)が
おこなわれています。
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