脈波伝搬速度、ドプラー血流計

■チェック用語

・脈波伝搬速度
      脈波は心臓から抹消の血管に伝えられていきますが、心臓に近い
      ところと遠いところの測定部位では、脈拍を感じるのに時間的に
      ずれが生じます。
      この2ヶ所の測定部位の距離を、脈拍を感じるまでのずれの時間で
      割ったものが脈波伝搬速度です。

      平均値は、500〜700cm/秒前後で、1,400cm/秒以下は基準値です。
      年齢とともに上昇します。
      脈波伝搬速度が大きいほど、動脈硬化が進んでいます。

・ドプラー血流計
      抹消の血流を見る目的で使われます。
      発信された超音波が動いているものからはね返ってくると、
      受信された超音波は近づいてくるときは周波数が高くなり、遠ざかる
      ときは低くなるというドプラー効果の原理を応用したものです。

      ドプラー血流計は、近づいてくる血液(赤血球)の速度を算出し、
      血流の速度を音の強弱であらわしたり、グラフで表示します。

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