上部消化管検査

■チェック用語

・食道・胃・十二指腸X線検査(上部消化管X線検査)
      通常、造影剤(バリウム)と発泡剤を飲んでX線を透過し、胃壁を
      写し出す「二重造影法」が行われます。

      発泡剤は、胃の内部で炭酸ガスをだすことで、バリウムが胃壁に押し
      付けられます。
      これをX線を透過して撮影すると、炭酸ガスは黒く、バリウムは白く
      写ります。
      この黒白の濃淡差で胃粘膜の状態を観察します。

      X線検査で異常があれば、食道・胃・十二指腸内視鏡検査にすすみ、
      がんの疑いがある場合は組織検査や腫瘍マーカーを行います。

・食道・胃・十二指腸内視鏡検査(上部消化管内視鏡検査)
      内視鏡(細長い管の先に小さなレンズとライトがついている)を
      消化管に挿入し、モニターに写し出された画像から粘膜の状態を眼で
      みて診断を行います。

      先端の生検鉗子(せいけんかんし)を使用して組織を採取して、がんの
      進行度を検査したり(生検)、高周波スネアを使用してポリープや
      早期がんを切除したりすることも可能です。

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