機能性ディスペプシア

■チェック用語

・機能性ディスペプシア(FD)(functional-dyspepsia)
      ディスペプシアとは、上腹部消化器症状の総称です。
      ディスペプシアのうち、潰瘍やがんなどの器質的疾患が存在しない
      ものです。

      胸やけ、食欲がない、腹部膨満感(胃もたれ)がある、腹痛がある
      などの症状があるにもかかわらず、検査をしても何も異状が見つから
      ないものです。

      日本人の4人に1人が、機能性ディスペプシアの症状を訴えていると
      いわれています。

      機能性ディスペプシアは四型に分類できます。

      1)運動不全型
          胃の蠕動(ぜんどう)運動が低下しているタイプで最も多い
          すぐに満腹感を感じる、膨張感、腹部のむかつき、食欲不振

      2)潰瘍症状型
          潰瘍はないのに、胃潰瘍に似た症状が出る
          みぞおちに重い痛み

      3)逆流型
          胸やけ、胃酸が上がってくる

      4)特発型(非特異型)
          いくつかのタイプが複合している

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