高脂血症

■チェック用語

・高脂血症(高コレステロール血症)
      血液中に脂質(コレステロールや中性脂肪)が多すぎる状態です。
      脂質が、血液中に増えすぎると、血管壁に沈着して、「動脈硬化」を
      促進する原因になります。

      日本動脈硬化学会による高脂血症の診断基準によると、
      血液検査の結果で、次のうち、どれか1つにあてはまることです。

      総コレステロール値: 220mg / dl 以上
      LDLコレステロール値: 140mg / dl 以上
      HDLコレステロール値: 40mg / dl 未満

・LDL(LDL−C)(低比重リポたんぱく)
      コレステロールを全身の細胞に配る働きをします。
      血液中に増えすぎると、動脈硬化を促進することから、
      「悪玉コレステロール」と呼ばれます。

      直接測定法と計算法があります。

      計算法
      LDLコレステロール
      = (総コレステロール)−(HDLコレステロール)−(中性脂肪÷5)
        (但し中性脂肪<400)

・HDL(HDL−C)(高比重リポたんぱく)
      全身の細胞で不要となったり、過剰となったり、血管壁にたまった
      余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す働きをします。
      動脈硬化を防ぐ働きをするため、「善玉コレステロール」と呼ばれます。

■補足(コレステロール)
コレステロールとは、簡単に言ってしまえば「脂」のことです。
細胞の一つ一つを包んでいる「細胞膜」はコレステロールから作られています
から、体にはなくてはならないものです。
脂肪の消化・吸収を助ける消化液「胆汁」や、体の機能を正常に保つホルモン
などもコレステロールから作られています。

体に必要とされるコレステロールは、全体の2〜3割を食物に含まれている
コレステロールから得て、残りの7〜8割は、食物に含まれている糖分や
脂肪分を原料に肝臓でつくりだしています。

コレステロールは、血管の中を通って全身をめぐり、各組織で利用されます。
ただし、コレステロールは「脂」なので、そのままでは流れません。
特殊なたんぱく質「リポたんぱく」という形になって、血液中に溶け込んで
流れます。

「リポたんぱく」には、「LDL」と「HDL」という種類があり、
コレステロールを配る方を「LDL」、回収する方を「HDL」といいます。
配るコレステロールと回収されるコレステロールが血液中でバランスがとれて
いることが健康な状態です。

ところが、糖分・脂肪分の取りすぎなどで、肝臓でコレステロールが多く作ら
れてしまった場合、そのコレステロールはLDLとして血液中をめぐりますが、
増えすぎて回収もおいつかない状態になります。
このようにコレステロールが血液中に多すぎる状態を「高脂血症」とよびます。

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