XMLを記述するための仕様

■チェック用語

・XML名前空間(Namespaces in XML)
      XMLのタグを書き分けるための方法です。
      XMLではタグを自分で自由に定義することができますが、その
      場合、相手が定義したタグと同じタグ名を使ってしまったときに、
      区別するしくみです。
      
      具体的には、タグ名の前に、タグ定義者のURIをつけることで、
      重複したタグ名にならないようにしています。
      
・スキーマ(Schema)
      XMLにおけるスキーマは、XML文書のデータ構造のことです。
      スキーマを記述するための言語を、スキーマ言語といいます。

      また、スキーマ言語によって、XML文書をある程度自動的にチェック
      することもできます。

      主なXML用のスキーマ言語には、「DTD」、
      「XML Schema」などがあります。

・DTD(Document Type Definition)
      「文書型定義」です。
      XML用のスキーマ言語のひとつで、どんな要素がどのように記述され
      るのかといった構造を定義します。
      
      最も一般的なXMLのスキーマ言語ですが、SGMLの技術をひきつい
      でいるため、記述方法がめんどう、XMLとは異なる文法が使われている、
      データ型の表現が少ない、名前空間の仕様との整合性がとれていない
      などの問題点があります。

・XML Schema
      DTDに代わる高度な記述が可能なスキーマ言語として、W3Cにより
      策定、勧告されました。
      
      名前空間を使用できる、XMLの文法で記述できる、データ型を詳細
      に指定できます。

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