へき地医療対策(へき地保健医療対策)

■チェック用語

・へき地医療対策(へき地保健医療対策)
      昭和31年以来、計画が作成・実施されてきました。
      へき地医療支援を行う医療機関を編成したり、情報ネットワークによる
      支援体制の対策をたてています。

      最近の対策
      「第8次へき地保険医療計画」(平成8年度〜12年度)では、
      無医地区、無歯科医地区に医師・歯科医師を供給する施策を中心として
      日常生活にそった「二次医療圏」毎にへき地中核病院、へき地医療支援
      病院を指定し、そこから、へき地診療所へ代診派遣をしていました。
      しかし、「二次医療圏」単位では、代診派遣の都合がつかないことも多く、
      また、日常業務をこなしながらの代診協力で、負担がかかる等の問題点
      がありました。
      そこで、「第9次へき地保険医療計画」(平成13年度〜17年度実施)では、
      「二次医療圏」より広い範囲の都道府県単位で、「へき地医療支援機構」
      を設置し、その下に「へき地医療拠点病院群」を編成して、
      へき地診療所への代診支援や無医地区への巡回診療の調整等をおこなう
      ことになりました。

・へき地医療支援機構
      へき地医療対策の各種事業を円滑・効率的に実施するため、新たに担当
      責任者(医師)配置を、各都道府県単位に設置することにしたものです。
      「第9次へき地保険医療計画」により設置されました。

      具体的には、へき地医療対策の検討を行う会議を開催したり、へき地
      診療所への代診支援や無医地区への巡回診療の調整等をおこないます。

・へき地医療拠点病院群
      へき地医療支援機構の指導、調整の下に、代診医等の派遣、研修、
      遠隔診療支援を含む診療支援事業の実施をおこなう病院です。
      「第8次へき地保険医療計画」での、へき地中核病院、へき地医療支援
      病院が再編成されたものです。

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