ストリーム暗号

■チェック用語

・ストリーム暗号(Stream Cipher)
      元の文をブロックに区切らず、先頭から順番にビット単位や文字単位で
      処理していく方式です。
      ストリーム暗号は、主に音声データやデータ通信の暗号方式として用いら
      れ、代表的なものには「RC4」があります。

・RC4(Rivest Cipher 4)
      1バイト単位で暗号化を行い、DESと比べると10倍以上高速であると
      いわれています。
      暗号鍵の長さは可変長で、最大2048ビットまでですが、40ビットと
      128ビットのものがよく使われます。
      SSLや無線LANの暗号化方式であるWEPでも使用されています。

■まとめ
通信暗号技術には、「共通鍵暗号」「一方向暗号(ハッシュ関数)」
「公開鍵暗号」があります。

「共通鍵暗号」は通信データの暗号化を行います。
「一方向暗号(ハッシュ関数)」は、データが改ざんされていないことを確認
します。
「公開鍵暗号」は、通信相手の認証や鍵の安全な交換を行います。

まず、「共通鍵暗号」ですが、暗号化と復号に同じ鍵を使います。

「共通鍵暗号」には、ブロックに分割して暗号化する「ブロック暗号」と、
ブロックに分割しないで順番に暗号化する「ストリーム暗号」があります。

現在主流であり、用途も多い「ブロック暗号」方式には、今日の暗号技術の
基になっている「DES」「トリプルDES」「AES」「IDEA」などが
あります。

「ブロック化暗号モード」は、暗号を強化する利用モードで、「CBC」などが
あります。

一方「ストリーム暗号」方式には、「RC4」があります。

参考:「基礎から身につくネットワーク技術シリーズ(2)暗号と認証」
   日経ネットワーク編 日経PB社(2004/11)

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