結核予防法

■チェック用語

・結核予防法
      「結核の予防及び結核患者に対する適正な医療の普及を図ることによつて、
      結核が個人的にも社会的にも害を及ぼすことを防止し、もつて公共の福祉
      を増進することを目的」とした法律です。
      1951年(昭和26年)に制定されました。
      
      BCG接種は、この法律に基づいています。

・直接服薬確認療法(DOTS)
      「Directly Observed Treatment」(直接監視下治療)と
      「Short Course Chemotherapy」(短期化学療法) の頭文字からとった
      言葉です。

      短期化学療法の治療方式を用いて、 治療監督者が患者の服薬を直接目で
      確認して行う治療を意味します。
      WHOは、DOTSを結核対策における世界戦略の 中心として位置づけ、
      その導入を強く提唱して、途上国ではじめられたものです。

      日本でも、結核予防法(第25条)に定められた治療法です。

・コッホ現象
      健常者がBCGを初めて接種した場合は、接種後10日頃に針痕部位に
      発赤が生じ、接種後1月から2月までの頃に化膿巣が出現します。
      一方、結核既感染者にあっては、接種後10日以内に接種局所の発赤・
      腫脹及び針痕部位の化膿等があり、通常2週間から4週間後に消炎、治ゆ
      する一連の反応が起こることがあり、これをコッホ現象といいます。
      これは、BCG再接種において見られる反応と同一の性質のものが
      結核感染後の接種において比較的強く出現したものです。

・結核診査協議会
      結核予防法に基づく結核患者等の従業禁止、入所命令、一般患者に対する
      医療費公費負担申請に関する必要な事項を審議します。

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