日和見感染(ひよりみかんせん)
■チェック用語
・日和見感染(ひよりみかんせん)
免疫力が低下している時に、健康な体であれば特に問題のない微生物
(細菌、ウイルス、カビなど)に対して感染してしまうことです。
エイズウイルスの感染によって発症する病気などがあります。
エイズでみられる日和見感染症には、「カリニ肺炎」「カンジダ症」
「サイトメガロウイルス症」などがあります。
エイズ以外では、白癬症(はくせんしょう)といった「みずむし」も
一種の日和見感染症です。
・カリニ肺炎
原虫(真菌)の増殖によります。
「カリニ」は、ほとんどの人が感染していて肺に持っています。
免疫力が足りないことで肺炎をおこします。
・カンジダ症
カンジダ菌(カビの一種)が原因です。
「カンジタ」は、もともと皮膚や口の中、食道、気管などの粘膜にいる
のですが、免疫力が低下することで口内炎や食道炎などをおこします。
・サイトメガロウイルス症(CMV)
サイトメガロウイルスの増殖によります。
「サイトメガロウイルス」も通常、人がもっているウイルスです。
発症場所は、さまざまで網膜に発生する「サイトメガロウイルス網膜炎」、
脳に発生する「サイトメガロウイルス脳炎」、
肺に発生する「サイトメガロウイルス肺炎」など、さまざまです。
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