IP電話の利用形態
■チェック用語
・PC−to−PC
パソコン間でやりとりします。
IP電話では、最初に始まった1994年頃の利用形態です。
インターネット上にダイヤルアップ接続したパソコン間で音声を
やりとりするもので、双方のパソコンに同じソフトウエアを
インストールし、かつ、同時にパソコンをサーバに接続していなければ
ならないという制約がありました。
・PC−to−Phone
パソコンと一般加入電話でやりとりします。
1996年頃、パソコンから一般加入電話にも電話をかけることができる
(一般加入電話からパソコンへの接続は不可)ようになりました。
接続先の対象がパソコンユーザから一般加入電話のユーザにまで拡大し、
また、予め双方で約束しておかないと通話したい相手と接続できないと
いうPC-to-PCタイプのIP電話の不便さを解消しました。
・Phone−to−Phone
1997年頃、インターネットの両端にゲートウエイを置いた一般加入電話
相互間の接続サービスが提供されるようになりました。
インターネットを利用することにより、国際電話など、長距離電話が
格安通話料金で提供されたことから、IP電話に対する関心を高めました。
多くのISP事業者が参入し、品質確保のため、専用のIPネットワークを
中継網に用いてサービスを提供する事業者も出てきました。
1998年頃には、電話網とIPネットワークとのゲートウエイが大規模化し、
大手中継系通信事業者が中継網としてIPネットワークを利用するように
なりました。
また、共通線信号網と接続することにより、一般加入電話の任意の
ユーザが、特別な接続手順を必要とせず、一般加入電話にかける場合と
同じようにIP電話サービスを利用することができるようになりました。
・ISP(Internet Service Provider)
インターネットサービスプロバイダ。
インターネットへの接続サービスを提供する事業者です。
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