核酸検査

■チェック用語

・核酸
      細胞の中心にある物質が酸性であることから核酸と呼ばれ、DNAとRNA
      の二種類があります。
      DNAは、遺伝子の本体として遺伝子情報を伝え、細胞の分裂・成長・
      エネルギー生産のすべてをコントロールし、細胞の誕生から死滅までを支配
      しています。
      また、RNAはDNAの情報に基づきアミノ酸からタンパク質を合成して
      います。
      人間の細胞は、脳細胞など一部の細胞を除いて細胞分裂を繰り返しながら
      常に新しい細胞を次々に生み出して、新陳代謝を行っています。
      この新陳代謝のエネルギーとなるのが核酸です。

・核酸(同定、定量)検査
      微生物等の「核酸」そのもの(RNAまたはDNA)を検出して、
      (抗原抗体反応等によらずに)微生物等の存在を直接調べるものです。
      肝炎ウイルス(HBV,HCV)、エイズウイルス(HIV)、結核菌等の
      検出にあたって行われています。
      造血器腫瘍のDNA診断は、造血器腫瘍(白血病、リンパ腫等)では疾病に
      よって染色体異常(遺伝子異常)の起こる型がほぼ一定しており、その
      特異的な型をみつけだします。

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