抗原抗体反応

■チェック用語

・抗原(こうげん)
      外から侵入した異物です。
      体内に入って抗体をつくらせる物質。
      生物体に入った際に、生体にそれに対する抗体をつくらせる性質をもち,
      その抗体と特異的な反応(抗原抗体反応)をおこす。
      一般に、他の動物の異種のタンパク質は抗原となる。 

・抗体(こうたい)
      外から侵入した異物(抗原)とそれに対抗するために体が作りだした物質。
      生体内に抗原が入ることによって生産され、その抗原と特異的に反応
      (抗原抗体反応)するタンパク質。

・抗原抗体反応
      抗原と、その抗原に対して生体内でつくられた抗体との間でおこる反応。
      身体を外からの異質物(異物)から守るために、この異質物を異質と認識し、
      無毒化もしくは排泄等の生体反応が抗原抗体反応です。
      抗体は,その抗体をつくった抗原にだけ反応します。
      よく抗原と抗体は鍵と鍵穴にたとえられ、完全に一致した時に
      抗原抗体反応が起きます。

■補足
抗原抗体反応を利用した検査
「免疫血清反応」「免疫学的検査」と称して、
梅毒、肝炎ウイルス等の感染症血清反応、血液型検査、妊娠反応、自己抗体検査等
の各種抗原抗体検査があります。

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