臓器移植
■チェック用語
・臓器移植
心臓や肝臓、肺、腎臓など、生命を維持するために重要な役割を果たして
いる臓器が、ほぼ(あるいは全く)機能しなくなり、臓器を代替する以外に
治療法がない場合に行われる医療です。
この医療は、医師と患者だけではなく、第三者による「臓器の提供」で
成り立ちます。
日本では、これまでにも「心臓停止後」の提供が可能な腎臓と角膜の移植は
行われていましたが、1997年10月16日「臓器の移植に関する法律」が施行
されたことによって、さらに心臓や肝臓、肺の移植も法律上行うことが
可能となりました(心臓や肺、肝臓は、心臓が止まって血液が循環しなく
なるとすぐに状態が悪くなるため「脳死」からの移植が必須となります)。
臓器移植法によって提供できる臓器(脳死)は、
心臓、肝臓、肺、小腸、腎臓、膵臓です。
また、心停止後に提供できるのは腎臓、膵臓、眼球(角膜)です。
皮膚、心臓弁、血管、耳小骨、気管、骨などのいわゆる組織については、
この法律で規定されてはいませんが、移植は可能で、家族の承諾のみで
提供できます。
Transplant Communication (トランスプラントコミュニケーション)より、
臓器の移植に関する法律 平成9年7月16日 法律第104号
http://www.medi-net.or.jp/tcnet/DATA/law.html
国内移植年表
http://www.medi-net.or.jp/tcnet/DATA/history.html
■参考
Transplant Communication (トランスプラントコミュニケーション)
http://www.medi-net.or.jp/tcnet/index.html
臓器移植法改正を考える
http://www.lifestudies.org/jp/ishokuho.htm
「脳死・臓器移植の本当の話」 小松 美彦 (著) PHP新書
日本移植学会
http://www.bcasj.or.jp/jst/
日本臓器移植ネットワーク
http://www.jotnw.or.jp/
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