血液
■チェック用語
・血液
体重の約8%を占めています
有形成分(45%)として、「赤血球」「白血球」「血小板」があります。
残りは液体で、血漿成分(55%)「血漿(けっしょう)」があります。
・赤血球
有形成分のうちで圧倒的に多い(約96%を占める)血球成分です。
その数は血液1μL中、男子で約500万個、女子で約450万個もあり、そこに
含まれるヘモグロビンが、からだの各組織に酸素を送り届けるとともに、
各組織でできた炭酸ガスを肺に持ち帰る働きをします。
貧血は、主にこのヘモグロビンが減少するために起こる病気です。
・白血球
血液1μL中、4,000〜9,000個程度あり、体内に侵入してきた細菌、ウイルス、
有害物などを取り込んで食べてしまい(貪食作用という)、からだを病気から
守ってくれる重要な働きをしています。
・血小板
血液1μL中およそ10万〜40万個あります。血小板の大事な役割は、出血を
抑える作用(止血)です。
・血漿(けっしょう)
各種タンパク質、ブドウ糖、脂質、金属イオン、電解質、ホルモン、
ビタミンなどが含まれている液体です。
その中で特に重要なものは、アルブミン、免疫グロブリン、多種の血液凝固
因子などのタンパク質です。
・アルブミン
血液の浸透圧維持やいろいろな物質の運搬に大きな役割を果たします。
免疫グロブリンは病原体などに抵抗してからだを守り、血液凝固因子は
出血を止める重要なタンパク質です。
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