共通鍵暗号方式

■チェック用語

・共通鍵暗号方式
      データ暗号化方式のひとつです。
      共通鍵暗号化方式では、データの暗号化と、暗号化されたデータの復号に
      同じ鍵を使用します。

      暗号化や復号に使用する鍵を秘密にしておかなければならないことから、
      秘密鍵暗号化方式と呼ばれることもあります。
      公開鍵暗号方式における秘密鍵と混同しやすいため、共通鍵暗号方式や
      対称鍵暗号方式と明示的に呼ばれることがあります。

      具体的には、送信する平文のデータを一定の固定長ブロックに分割し、それ
      らのブロックごとに、文字(データ)の位置を一定の規則に従って入れ替え
      たり、文字(データ)を一定の変換表に基づいて異なる文字に置き換える等
      を組み合わせます。

      代表的な暗号化システムとしては、米国商務省が制定したDESやDES
      の後継としてAESがあります。

・DES(Data Encryption Standard)
      「ディ・イー・エス」または、「デス」と呼びます。
      共通鍵暗号方式を使用するデータ暗号化技術のひとつです。
      米IBMによって開発され、1977年、米連邦政府によって、各省庁のデータを
      暗号化して保護するための標準暗号化方式として採用され、広く普及しまし
      た。

・AES(Advanced Encryption Standard)
      「エー・イー・エス」と呼びます。
      DESの後継としてNIST(the National Institute of Standards and
      Technology)が募集し、最終的にVincent Rijmen氏とJoan Daemen氏が開発・
      認定された暗号化技術です。

<情報>暗号化技術

■補足
2004年5月に日本インターネット医療協議会(JIMA)から発表された
「医療・保健分野におけるインターネット利用の信頼性確保に関する調査研究」
です。

病院自身が運営主体と見られるWebサイトの開設率は2003年12月時点で約4割である
ことがわかりました。
医療機関の中の病院のWebサイトを調査対象に選んで、病院名をキーワードに検索
エンジンを使って検索、抽出した結果、国内に所在する9,122の病院中、40.8%に
あたる3,725の病院が主要検索エンジンで検索可能なWebサイトを保有していました。

Webサイトを開設運用する目的は、主に病院の診療業務や機能を広報していくこと
さらにインターネットの特性を生かした情報やサービスの提供を目ざしていますが、
現状はまだあまり実現できないでいること、コンテンツをつくることの難しさや
コンテンツ製作の時間に余裕がないなどの課題をかかえています。

Webサイトの運用に伴う個人情報の扱いに関しては、33.8%が利用者の個人情報を
扱っているとした上で、個人情報の保護方針を策定しているところは33.3%、
サイト上で保護方針をきちんと明文化しているところは13.9%しかないなど、
個人情報保護の体制づくりは遅れています。

日本インターネット医療協議会(JIMA)
「医療・保健分野におけるインターネット利用の信頼性確保に関する調査研究」
http://www.jima.or.jp/JISSEKI/kousei2003.html

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