災害拠点病院
■チェック用語
・災害拠点病院
阪神淡路大震災における災害医療体制の不備、特に災害時医療を提供する
医療施設側の対応・準備が不十分であったことへの反省から、厚生労働省
の指導のもと1996年から開始された体制です。
現在500以上の施設が、地域災害医療センターとして指定され、その内の
特に各県単位で中心となる施設を基幹災害医療センターとして、指定して
います。
24時間緊急対応し、災害発生時に被災地内の傷病者の受け入れ及び搬出を
行うことが可能な体制があること
病棟、診療棟等の救急診療に必要な部門を設けるとともに、災害時に
おける患者の多数発生時に対応可能なスペース及び簡易ベッド等の
備蓄スペースがあること、
原則、病院敷地内にヘリコプターの離着陸場があること等の条件を満たし、
厚生労働省から指定されています。
・広域災害・救急医療情報システム
平常時は救急医療施設からの情報収集等を行い、災害時は、総合的な
情報収集・医療の提供(被災地の病院が患者移送や応援の要請を、それ
以外の病院が受け入れ可能な患者数や派遣できる医療チーム数など)を
行うための情報システムです。
・トリアージ(triage)
災害発生時などに多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や程度に
応じ適切な搬送・治療を行うことです。
災害発生時などで多数の傷病者が発生した場合に傷病者の治療優先順位を
決定します。
・トリアージタッグ
トリアージを行う際に、傷病者の緊急度や重症度に応じて色分けされた
タッグをかけて識別し、医師・看護師はその色分けに応じた対応を行い
ます。
軽処置群を緑色(III)
非緊急治療群を黄色(II)
最優先治療群を赤色(I)
死亡及び不処置群を黒色(0)
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