OSI参照モデルとHL7標準、ISOについて

■チェック用語

・OSI参照モデル(Open System Interconnection)
      開放型システム間相互接続のことで、異種間接続を実現する国際標準の
      プロトコルです。全層で7層に分かれています。

      7層:アプリケーション層  FTPやMail等のサービスをユーザに提供 
      6層:プレゼンテーション層 データを人に分かる形式、通信に適した形式に
                    変換 
      5層:セッション層     データ経路の確立と開放に関係する層 
      4層:トランスポート層   データを確実に届ける為に規定されている層 
      3層:ネットワーク層    アドレス管理と経路の選択ための層 
      2層:データリンク層    物理的通信経路の確立するために規定されて
                    いる層 
      1層:物理層        ビットデータを電気的、物理的に変換。
                    機器の形状・特性を規定している層 
      <情報>ネットワーク技術

・HL7標準(Health Level Seven Standard)
      「ISO-OSI第7層アプリケーション層」に由来しています。
      Health (健康に関わる)+ Level Seven(第7層)という訳です。
      医療情報交換のための標準規約で、患者管理、オーダ、照会、財務、検査報
      告、マスタファイル、情報管理、予約、患者紹介、患者ケア、ラボラトリ
      オートメーション、アプリケーション管理、人事管理などの情報交換を取り
      扱います。
      医療アプリケーション間のデータ交換の標準的な方法論を提供することを
      目的としてつくられたものです。
      <システム>医療情報交換規約

      http://www.hl7.org/

・ISO(International Organization for Standardization)
      国際標準化機構。
      産業界において、国際化が進み、取り引きされるものの規格化・基準化が
      必要となってきた事を背景に設立されました。

      なお、略称が英文名称の頭文字語「IOS」ではなく「ISO」になっているのは、
      ギリシャ語で「平等」を意味する「isos」という言葉が起源のためです。
      <システム>標準化組織

・ISO9000s
      製造業から始まっている国際的な品質管理についての評価基準。
      様々な分野での規格の検討がされている中、TC176(品質管理及び
      品質保証技術委員会)でISO9000sは検討されています。

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