【宗祖】日蓮大聖人
承久4年(1222)2月16日 〜 弘安5年(1282)10月13日

【開宗】鎌倉時代 建長5年(1253)4月28日、宗祖御歳31歳

【信仰の対象(本尊)】
久遠実成の教主 本師 釈迦牟尼世尊(釈尊、お釈迦様)
このお釈迦様のお悟りを南無妙法蓮華経で表わし、法華経で顕れる虚空会上に来集した諸仏諸尊がこの妙法に帰依している境界を図示したものが大曼荼羅です。
「久遠実成のお釈迦様(釈尊)」を表わすために、お釈迦様の左右に本化地涌の四大菩薩を配したものが、一尊四士です。紙と木の表現のちがいはあっても、ともに教主釈尊の救済の世界を表わしたものです。日蓮宗の信仰の特徴は、「お題目」によって教主釈尊の救いにあずかるところにあります。お釈迦様のほんとうのお姿は永遠不滅であり、全仏教を統合する最終的な教えとして妙法蓮華経(法華経)を説かれたのですが、それだけではなく、お釈迦様のすべての徳と人々を救済する働きは、妙法蓮華経という経題の五字そのものに込められているとされています。それを信じ「南無妙法蓮華経」と題目を唱えるとき、仏の力によって自然に救済の世界に導かれるのです。そのため、日蓮宗寺院や一般家庭のお仏壇で、お題目の描かれた大曼荼羅や一尊四士などをご本尊として奉安するのです。

【修行の中心】
南無妙法蓮華経」と題目を唱えること(唱題行)

【依りところとなる経典】
妙法蓮華経 八巻 二十八品

【理想とする世界】
常寂光土(じょうじゃっこうど)・霊山浄土(りょうぜんじょうど)。
霊山浄土とはお釈迦様が法華経を説かれたインドの霊鷲山(りょうじゅせん)に由来する名称ですが、具体的な地名ではなく、法華信仰によって、あらゆる場所は釈尊の救済が実現したところ(常寂光土・仏国土)となりうるのです。この世を理想郷に導くことを立正安国といい、それが日蓮宗の信仰の目的とされています。

日蓮宗のホームページ

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