紅白の塩ら〜麺
2004/12/28 |
項目 | 感想 | 評価 |
スープ | 鯛アラと丸鶏、羅臼昆布をベースにしたスープは、タレにシジミとアサリが使用されており、かなりの和風テイスト。キラキラと琥珀色に澄んだ表面をすくうとフワリと和風な香りが漂い、お澄ましのようにサッパリとした口当たりながら鋭いコクが口内に広がる。何度でもグイグイと飲めてしまうテイストは見事で、今まで食べてきた塩ラーメンの中でも3本の指に入るレベル。通常メニューではないのが残念だ。 | ★★★★★+ |
麺 | 中細ストレート 正月をイメージして白と紅の2色麺が入る。固めの茹であがりでクコクコッとした食感が心地よく、ツルツルと口に吸い込まれていく。食べるたびに白と紅の比率が違い、毎回箸を持ち上げるたびに楽しませてくれる。スープとの相性は抜群で、ハイレベルの通常麺よりも更にレベルが高かった。 |
★★★★★+ |
叉焼 | N.A 叉焼は入らず、エビつみれと鶏つくねが入る。エビつみれはスープとの相性もよく好印象だが、鶏つくねの方が不思議なソーセージっぽくて好みではなかった。この具は正直全体のバランスを崩している感が強い。 |
★★★☆☆ |
玉子 | 半熟トロ味付 デフォで1個入る。武蔵の玉子が半熟に変わったと聞いていたので確かめたかったのだが、限定麺には特別玉子が入っているので注文しなかった。ピンク色をした塩味の玉子も黄味がトロッとした半熟で、味付けも濃すぎずスープを邪魔しない塩梅が丁度良かった。 |
★★★★☆ |
Total | 実は武蔵に来る予定は全くなく、近所のベットラ・ペル・トゥッテイに友人と行く予定だった。残念なことにベットラが年末休みに入っており、武蔵の行列がなかったので代わりに訪れた。見た目にも美しいディスプレーは見事で、出てきた瞬間に只者ではないことに気付く。最近武蔵の限定麺は青山、武骨ともに期待外れが続いたが、今回は比較にならないくらい完成度が高く、絶対食べ逃してはいけない一品だ。常日頃から食とは五感で嗜む物だと記述してきているが、この一品は嗅覚をスープの香り、味覚はこだわりの絶品スープ、視覚は紅白の美しい麺、触覚はコシの強い麺、聴覚はこじつけになるが、武蔵の威勢の良い掛け声とすべて満たしている。 あまりのビジュアルの良さに炙りタケノコなど他の具を除いた(口直しで三つ葉は残す)かけそば状態でも満足できると感じた。最近ラーメン離れが続いており、先日の@家でもラーメンに飽きてしまっているかのように感じたが、美味いものはやはり美味い。チャンスがあったら終わる前にもう一度食べに行きたい。 |
★25+/25 |