武骨味玉ら〜麺(白)武骨味玉ら〜麺(白)

2003/12/12
項目 感想 評価
スープ 一番あっさりした白を頼んだ。白と言うより茶濁しているスープは、表面に山椒の風味がする脂が0.5cm程浮き、かなりコッテリしてアツアツ。豚骨ベ−スのスープは従来通りに豚骨を割るのではなく、縦割りにすることでより髄が解けやすく、コラーゲン質を抽出しやすい方法を取っている。最初に濃厚な豚骨、次に煮干の風味が感じられて一口目からどこかで味わったことがある感じ。なんといっせいらーめん和風らーめんそっくりなのだ。もちろん豚骨のガツン度や煮干の風味など全体の深みなどではこちらのレベルが高いが、根本的なところで似ている。しかもこっちはあまりにもコッテリしすぎている。 ★★★☆☆
太縮れ
プリプリッとしまった食感の麺は、デフォでも固めでスープとの相性も良いため、かなりつけ麺との相性がよさそうな感じ。200gと最初から量が多いため、一部の女性や子供などにはきつく、食べるのが遅くなり回転も悪くなるので最初から200gにするのではなく、大盛り無料にした方が良いのではないかと感じた。
★★★★☆
叉焼 バラ肉
かなり大振りの豚肉は叉焼とも角煮ともセグメント化できないが、シャクッと歯が入る感覚は新鮮で肉も柔らかく、ほんのりとトマトのような酸味が感じられた。しかし味がかなり濃く、油もしつこかったので個性を作る努力は認めるものの個人的には普通の叉焼の方が良いのではないかと感じた。
★★★★☆
玉子 半熟トローリ味付
武蔵系は半熟ではないことが多いので少し心配だったが、かんだ瞬間にトローリと濃厚な黄味がとろけだして安心した。黄味も濃厚で品質の高さが分かり味付けもよかった。
★★★★★
Total 開店初日とはいえ、信じられないくらい並んでいたのでやめようかと思ったが、武蔵のカシラ山田氏もオープニングに来ていたので食べることにした。初日のオペレーションということと、かなり量が多い1杯で待ち時間はかなり長かった。「白濁豚骨」という情報だけしか知らずに行ったが、一番アッサリとされる白を頼んでもスープのコッテリ、脂のコッテリ、叉焼のコッテリとコッテリ三重奏のパンチ力に二日酔いの状態ではかなり厳しかった。また味がかなり濃く、武蔵の系列ではあるものの、武骨は独自路線に進んでいるのだということを認識した。ほとぼりが冷めて少し空いた頃に一番人気だった黒を食しに行ってみたい。 ★19/25