主な機能別使い方(読む)
1、読む
A、読む手順(例:開目抄を読んでみる) B、本を読むように、御書を読む
C、御書資料(解題)を読む D、法華経を読む
E、御真蹟を拝す F、本尊資料を読む
G、頁に栞をはさむ(栞機能)
2、調べる
A、検索・絞込の基本操作 B、目次から書名を探し出す
C、御書の一文を探し出す D、御書の用語を調査する
E、御書資料(解題)を調べる F、法華経の一文を探し出す
G、年表を調べる H、西暦に換算する
I、辞書を引く K、本尊資料を調べる
【参考】検索と絞り込みは、どう違う?
3、書き出す
A、(1)御書本文の書き出し A、(2)書き出しデータの内容確認
A、(3)御書通読の書き出し
B、御書資料(解題)の書き出し C、法華経の書き出し
D、辞書の書き出し E、システム説明の書き出し
F、表画面からの書き出し
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1、読む
 御書システムは、その機能としてまず「読む」ということを目的に作られています。
 御書の拝読にとどまらず、法華経、御真蹟を「読む」ことを考慮していますが、まずは開目抄を読むことを例にして説明します。
 A、読む手順(例:開目抄を読んでみる)
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メインメニュー(左)で「御書目次」をクリックすると表示される「御書目次」フォーム
 御書システムを初めて使う方が、当システムで、これから「開目抄」を読むことを例に説明を進めます。
 その手順は、以下のようになります。

 @【「御書目次」フォームを開く】「メインメニュー」からをクリックします。
 A【御書名の検索】 「御書目次」フォーム画面で「開目抄」を探しますが、すぐに見つからないときは以下のようにして探します。
  
  1. 「御書名」と書かれた項目名をクリックします。カーソルが一番上にありますから、ボタンをクリックしてカーソルを下に移動させて探します。(キーのクリックでも同じ。キーも便利)
    「御書名」をクリックしたあと、カーソルを下に移動して探す
  2. 中央部上の方にある入力枠に「開目抄」とキー入力してボタンをクリックします。これでただちに探せます。
    2、入力枠に「開目抄」とキー入力して、検索ボタンをクリックする 3、右側のスクロールバーを移動させて探す
  3. フォーム画面の一番右にあるスクロールバーを移動させて探します。(スクロールバーにマウスの矢印を合わせて、マウスの左ボタンを押しながら下げると、データが繰り上がって探せます)
 B【御書通読フォームで読む】カーソルを「開目抄」に合わせて、ボタンをクリックすると、「御書通読」フォームの「開目抄」に移ります。 
「御書通読」フォーム
 C【頁をめくる】ボタンをクリックして頁を前後にめくって読んでいきます。
 D【読み終えたら】読み終わったらボタンをクリックして「メインメニュー」に戻り、「終了」ボタンをクリックしてシステムを終了させます。
 E【次回の起動は続きから】次回は、「メインメニュー」からただちにをクリックするだけで、前回の続きから読むことができます。

 以上、「開目抄」を例に、本のように御書を読む一例を示しました。
 加えて、当システムでは、読む方の利便性を考慮して、読みながら引ける辞書や年表も、また御書の解題も用意しています。
 さらに、御書に引用の法華経の当該部分にただちに進んだり、「御書本文」のデータに進んでいろいろな検索もできます。また御真蹟が現存する御書では、その御真蹟を拝見することもできます(御真蹟写真が組み込まれている場合)。いろいろなご利用法をお試しください。
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 B、御書を本を読むように読む
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【「御書通読」フォームを開く】
 通常の本の御書を読むように読みたいときは、「メインメニュー」からをクリックします。前回読み終えた頁が表示されていますので、続きから読めます。

【頁をめくる】
 頁をめくるときは、上部ボタン列の右方にあるをクリックするか、をクリックします。

【表示御書を切り替える】
 表示の御書は、[システム版御書](読み下しの御書)と[原型活用](漢文などは漢文のままの御書)をのクリックで交互に切り替えることができます。
「システム版御書」で表示された「御書通読」フォーム、をクリックすれば、「原型活用」に切り替わる。

【縦横の表示を切り替える】

 縦書き表示と横書き表示を交互に切り替えることもできます。(上部ボタン列の左から3番目のをクリック)
横書き表示の「御書通読」画面

【辞書を引く】
 読んでいて意味の分からない語句に出会ったら、そこをドラッグ入力してをクリックしますと、辞書が引けます。
調べたい語句をドラッグして、をクリックすると辞書の当該部分が開く

【行単位で読む】
 「御書通読」の他に「御書本文」でも行単位で御書が読めます。
御書本文フォームでは、行単位で読むことができます

【現代語訳を読む】
 御書の現代語訳を読むことができます。「現代語訳」(「御書本文」2)フォームは、「御書本文」フォームとの切り替えで表示されます。左上のをクリックすると、それぞれのフォームが交互に表示されます。
御書本文フォーム画面から、をクリックして表示された現代語訳フォーム画面

 更にいろいろな機能がありますから、徐々に慣れてください。
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 C、御書資料(解題)を読む
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 一つひとつの御書の解説や要旨を読むことができます。さらに、その御書が宗祖の滅後にどのように伝わってきたかなども分かります。
御書の解説や要旨を読むことができる「御書資料」画面。検索・絞り込みもできる

【「御書資料」フォームを開く】

 御書資料を読むには、メインメニューのをクリックして御書資料フォームに移動し、入力枠に読みたい御書名を入力してをクリックすれば、読みたい御書資料が表示されます。
御書名を入力後、をクリックする

【別のフォームから御書資料を読むには】
 このほか、御書目次フォーム、御書本文フォーム、御書通読フォームからも、各フォームの上段にあるをクリックすれば、現在表示されている御書の御書資料を読むことができます。

【各備考欄を拡大表示する】
 各備考欄は、スペースの関係で表示しきれないものがあります。その場合は下記図のように、各備考欄をクリックすれば[解題]欄に一時的に拡大表示されます。元に戻す場合は、拡大表示された部分かをクリックすれば戻ります。
各備考欄をクリックすると一時的に拡大表示される。 スクロールバーをスライドさせる
【表示されていない解説を見る】
 解説文が長くて読み切れないときは、画面右端から2番目のスクロールバーをスライドさせるか、灰色の余白の部分をクリックします。

【縦書きフォームで各備考欄を見る】
 縦書きフォームの場合は[x各備考]ボタンをクリックします。
縦書きフォームの場合は、[x各備考]ボタンをクリックする

※御書資料フォームには、以下のような項目があります。

【御書資料の主な項目について】
  1. [書名]: 概ね従来の書名を尊重しましたが本文内容と符合しないものなどは改めました。その場合旧名は括弧で括って残してあります。主な異称はトグルボタンのチェックで「よみ」欄を切り替えて表示できます。
  2. [C]: [書名]欄の隣の数字が[C]の値です。下段に説明しています。
  3. [系年]: 従来の説を改めた場合は[系年備考]欄に理由を明記してあります。
  4. [対告]: 従来の説を改めた場合は[対告備考]欄に理由を明記してあります。
  5. [講義録の頁数]:「平講」(日蓮聖人遺文全集講義29巻 同刊行会。当システムでは初版本の頁数を記しています))、「龍講」(日蓮聖人御遺文講義19巻 日蓮聖人遺文研究会)、「文段」(日寛上人文段集 聖教新聞社)
  6. [解題]: その御書の全般にわたって最新の研究成果も取り入れて検討し、新たな解釈などを意欲的に盛り込んだ内容になっています。
  7. 各[備考]: 名称は備考ですが各御書の資料データそのもので、充実した内容になっています。

【[C]について】
 [C]とは、[class (部類)]のことで、その頭文字を取って、御書を真蹟・写本の存否、内容の種別、システムの必要性等の理由から10に分類したものです。 「御書本文」「御書通読」の各行にも付してあります。
  • C=0 真蹟が完全若しくはほぼ完全な形で現存し、活字御書と対応するもの。 17.6 %
  • C=1 真蹟が断簡で現存し、活字御書の断簡と対応するもの。 5.2 %
  • C=2 真蹟の断片が現存し、活字御書の一部分と対応するもの。 11.6 %
  • C=3 真蹟が明治8年の火災まで身延山久遠寺に存在していたもの。 10.0 %
  • C=4 真蹟は現存しないが日興書写本の現存するもの。 4.5 %            以上 48.9 %
  • C=5 日興上人以外の上代諸師の古写本の現存するもの。 3.2 %
  • C=6 上記の0〜5と下記の7〜9以外の全てのもの。 31.3 %
  • C=7 御義口伝と御講聞書。 6.2 %
  • C=8 富士門流の相伝書類。 1.5 %
  • C=9 偽書と云われるもの。(昭和定本第三巻の第二輯続篇分) 8.9 %       以上 51.1 %
 右端の数字は、その C の御書が御書全体に占める割合を[システム版御書]の文字数によって表したものです。
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 D、法華経を読む
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【「法華経」フォームを開く】
 通常の経本を読むように読みたいときは、「メインメニュー」からをクリックします。前回読み終えた頁が表示されていますので、続きから読めます。
法華経通読フォーム(縦書き)

【頁をめくる】
 頁をめくるときは、上部ボタン列の右方にある をクリックするか、をクリックします。

【縦横の表示を切り替える】
 縦書き表示と横書き表示を交互に切り替えることができます。(上部ボタン列の左から3番目のをクリック)
横書きへ切り替えた法華経通読フォーム

【辞書を引く】
 読んでいて意味の分からない語句に出会ったら、そこをドラッグ入力してをクリックすると、辞書が引けます。
調べたい語句をドラッグして、をクリックすると辞書の当該部分が開く

【行単位で読む】
 上部ボタン列のをクリックすると、法華経の検索が容易にできる画面に移ります。そこでも行単位で法華経が読めます。
行単位で読む「法華経」フォーム。検索・絞り込みが容易にできる

 更にいろいろな機能がありますから、徐々に慣れてください。
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 E、御真蹟を拝す
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 当システムの誇れる機能の一つに、御真蹟の現存する御書は、直ちにその箇所を御真蹟写真で拝見できる機能があります。
(残念ながら、今のところどこからも、御真蹟写真のデジタルファイル化されたものが製品として提供されていませんから、御真蹟を拝見できる機能は使えませんが、法蔵館版の「御真蹟集成」の所持者であれば、自分専用として御真蹟写真をデジタルファイル化して、システム上で真蹟を拝見することができます。詳しい方法は、「御書システムの使い方」→「便利な使い方」→「真蹟画像の表示方法」をご参照ください)

【御真蹟を表示する】
 御真蹟の表示は、[御書本文]・[御書通読]の各フォームでできます。いずれのフォームからも上部右側のをクリックすると、御真蹟が表示されます。(御真蹟がない箇所では、ボタンの表示がとなっており、表示されません)
をクリックすると、御真蹟がある場合に表示されます。

【御真蹟を拡大して見る】
 御真蹟は画像を拡大することができます。拡大して見るときは、をクリックすると、画像が拡大表示されます。元のサイズに戻すときは、上部右側のをクリックします。
拡大表示された御真蹟画像

【元のフォーム位置に戻る】
 御真蹟を拝見した後、元のフォーム位置に戻るときは、をクリックして戻って下さい。をクリックすると[御書本文]・[御書通読]の各フォームを閉帳して、1つ前のフォームに戻りますので、ご注意下さい。

【真蹟直読(解読文)の表示位置を変えたり、非表示にする】
 [真蹟画像]表示スペースの[真蹟直読](解読文)表示の位置を変えたり、非表示にするには、キーボードのを押すことによって変更できます。
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 F、本尊資料を読む
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 宗祖の真蹟のほか、模写と曾存の記録のあるもの等、漫荼羅本尊に関する資料はすべて収録してあります。

【「本尊資料」フォームを開く】
 本尊資料を読むには、メインメニューのをクリックして[本尊資料]フォームに移動し、入力枠に読みたい本尊の「本尊av「系年」「対告者」「所蔵」「脇書」(その他融通の利く検索が可能)等を入力してをクリックすれば、読みたい本尊資料が表示されます。
 また、年表フォームで本尊関連項目にカーソルがあり、が明示されているとき(のときは不可)は、直接カーソル位置の本尊資料に移動して読むことができます。
本尊の諸データを読むことができる[本尊資料]フォーム。検索・絞り込みもできる

【[本尊資料]の主な項目】
 [本尊資料]フォームには、本尊の解題として以下のような項目が用意されています。

  [本尊an[出典(番号・頁)][書顕][形態][系年][西暦][授与者][所蔵][寸法(丈×幅)]
  [紙][通称][脇書][讃文][図顕讃文][参考資料][備考]

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 G、頁に栞をはさむ(栞機能)
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 本に栞を挟むように、フォーム画面の頁にをつけ、それを手掛かりに後からその頁を探す機能です。慣れると大変に便利です。

の付け方】
 を付けたいときは、何もキー入力・ドラッグ入力してない状態でをクリックする。
何も入力していない状態でをクリックすると、が付く

を付けたところを検索・絞り込みする】
 を付けたところを検索・絞り込みするには、まずの間にカーソルを合わせて(どこかにがついていれば赤くなる、赤くならなければ検索・絞り込みはできない)、次いでボタンをクリックする。表示画面の次や前を検索するときはをクリックする。
がある場合 がない場合

を一度に消す】
 付けたを、一度に残さず消すときは、にカーソルを合わせてをクリックします。
が反転しているのを確認してボタンをクリック

【栞機能をリセットする】
 栞機能に異常を感じたら、をクリックして一度[メインメニュー]に戻り、最上のクリック、メンテナンス画面に移動してをクリックして行います。これで正常化されます。
をクリックすると、正常な状態に戻る
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