[C](全御書を10に部類分け)
 [C]とは、部類(= class の頭文字)のことで、御書システムにおいて、真蹟・写本の存否、内容の種別、システムの必要性等の理由から、御書を10に分類したものです。
《分類と占有率》
 御書システムにおける[C]の部類分けは、以下ののようになっています。
  • C=0 真蹟が完全若しくはほぼ完全な形で現存し、活字御書と対応するもの。‥‥‥‥‥‥17.6 %
  • C=1 真蹟が断簡で現存し、活字御書の断簡と対応するもの。‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.2 %
  • C=2 真蹟の断片が現存し、活字御書の一部分と対応するもの。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥11.6 %
  • C=3 真蹟が明治8年の火災まで身延山久遠寺に存在していたもの。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10.0 %
  • C=4 真蹟は現存しないが日興書写本の現存するもの。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.5 %
  •                                      以上 48.9 %
  • C=5 日興上人以外の上代諸師の古写本の現存するもの。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3.2 %
  • C=6 上記の0〜5と下記の7〜9以外の全てのもの。‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 31.3 %
  • C=7 御義口伝と御講聞書。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6.2 %
  • C=8 富士門流の相伝書類。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.5 %
  • C=9 偽書と云われるもの。(昭和定本第三巻の第二輯続篇分)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.9 %
  •                                                       以上  51.1 %
 右端の数字は、その C の御書が御書全体に占める割合を[システム版御書]の文字数によって表したものです。
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