考察(妄想)その9  南極条約違反者リスト

 

 

 一年戦争の初期に地球連邦とジオン公国の二国間で調印された戦時条約、それが南極条約だ。地球の南極で調印されたこの条約では、コロニー落としや核兵器、生物・化学兵器の使用の禁止、捕虜の取り扱いに関して規定をしたのだが、その後この条約は連邦・ジオンの二国間に限らずあらゆる地球圏の勢力に適用されるようになった。まあ、現実世界でも捕虜の取り扱い、宣戦布告の必要性などを定めたジュネーブ条約があるので、この条約の宇宙世紀版が南極条約なのだろう。

 しかし、ガンダムに精通しているみなさんはこの条約がまともに守られていないことをご存知であると思う。(まあ、あくまで一部の話で地球圏全体として見れば守られていたんだろうけど)まあ、国際条約というのは、締結=いつか破られる、というのが当たり前なので、しょうがないとは言える。

 だが、それでも悪質な条約違反者は数多くいた。それらの人物の名前と所業を列挙していきたい。

 

更新暦 03 7・1 Zephyranthes様より指摘があった、セイラとオムルをアップしました。

8・17 ガンダーロボ?様からご指摘のあったキリングを追加しました。

12・2 ガンダーロボ?様からご指摘のあったトッシュとコッドと追加しました。

04 7・27 ブウ様よりご指摘のあったモンシアを追加しました。

04 8・16 KST様から、南極条約の適用についてご指摘を頂きました。

        たらばがに様からご指摘をいただき、シャアの項目を加筆しました。感謝。

 

    セイラ&オムル(地球連邦):脱走したランバラル隊のパイロット、コズンをバズーカで射殺。本気で殺すつもりだったのかドアをこじ開けるためだったのかは定かではないが死んでしまったのは事実。とはいえ、ある程度は情状酌量の余地もあるのでは?逃げられたらそれこそ大問題だし。ジュネーブ条約でもそうだけど捕虜が脱走するという事態をほとんど想定していないのが問題なんだから。

 

    マ・クベ(ジオン公国):オデッサにおいて、連邦軍に向けて核ミサイルを発射するもガンダムに撃墜され不発に終わる。しかし、核ミサイルで連邦地上軍を壊滅させたとしても、大局には影響なかったように思えるのだが。戦術的勝利を収めても、戦略的・政治的には敗北でしかない。マ・クベは意外と大局観がなかったのでは。

 

    キリング(ジオン公国):サイクロプス隊が壊滅したので核兵器でサイド6を破壊しようと艦隊を発進させるも艦隊は連邦軍と戦闘の末に降伏。こんな大局に影響しない作戦のためにティベ級1隻、ムサイ級2隻の艦隊を使うんだからジオンは負けるわけだ。

 

    ジョン・コーウェン(地球連邦):核弾頭を装備したGP02を開発するも、ジオン残党に奪取される。厳密にはこの人より、GP02を整備していたスタッフに問題があるんだが。どうして整備中の機体に核弾頭が搭載してあるの?普通、厳重に保管しておくもんじゃないの、核弾頭って。機体に装備しっぱなしって、まさか発射実験でもする気だったの?

 

    ベルナンド・モンシア(地球連邦):ガトーの観艦式襲撃に関する情報を入手するため、捕虜を虐待。これって、戦後にティターンズへ入ることの伏線なんだろう。しっかし、こういうのを黙認してたからシナプス艦長って極刑に処されたのでは?ウラキとかと比べると刑が重過ぎる気がしてたが、これなら納得。

 

    アナベル・ガトー(デラーズ・フリート):GP02で核攻撃を敢行。連邦宇宙艦隊を壊滅させる。この核攻撃のあと、GP02は連邦のGP01と交戦して爆発してしまったが、どのみちGP02は、核攻撃を除けば接近戦しかできない欠陥機でしかない。って、核ミサイルとたいして変わらないやん!!

 

    エギーユ・デラーズ(デラーズ・フリート):星の屑作戦において、コロニー落としを実行。しかし、コロニーが落ちたからどうだというんだ?ザビ家の復興に直結するわけではないし、悪あがきというより嫌がらせでしかないぞ。具体的な政治的目的のない軍事活動、それはテロでしかない。

 

    バスク・オム(ティターンズ):30バンチコロニーにおいて、G3ガスを使用。住民を皆殺しにする。ケチのつけようが無い、見事な条約違反。

 

    名も無き基地指令(ティターンズ):エウーゴの攻撃に押されて、ジャブロー基地を核爆弾で爆破。考察8でも書いたけど、なんで爆破したのかわからん。

 

    ジャマイカン(ティターンズ):月面都市グラナダへコロニー落としを計画するも、エウーゴに阻止される。なんでこんな極端な手段を採ったんだろ?適当な大きさの隕石を見っけてきて、遠距離から加速をつけてグラナダへ向かわせればすんだのでは?

 

    トッシュ&コッド(ニューディサイズ):連邦軍の討伐隊に対して時限爆弾として基地にある核兵器を爆発させる。もともとはティターンズの一派だから、条約違反はお手の物だろう。このとき1発くらい核爆弾を持ち出しておけば・・・。

 

    ジュドー・アーシタ(エウーゴ):捕虜にしたアクシズのパイロット、キャラ・スーンに艦内の洗濯を手伝わせる。これって、捕虜に対する強制労働じゃないの?アニメじゃない!!ってアニメでも現実でも強制労働はあきまへん。

 

    ハマーン・カーン(アクシズ):ダブリンへコロニー落としを実行。まあ、この人は地球がどうなろうとしったこっちゃないからね。ザビ家が再興できて、シャアに仕返しが出来ればそれでいいんだから。女って怖いねえ、ほんと。

 

    シャア・アズナブル(ネオジオン):地球寒冷化を図りラサへフィフスルナ落としを行う。その後、アクシズも落とそうとするがこちらは失敗。さすがシャア。最後の最後で一歩及ばない。まあ、モビルスーツでアクシズを押し返されるとは予想できないもんね。また、核ミサイルを発射する悪行も実行。「ララアの魂は地球圏を漂ってる」らしいが、絶対草葉の陰で泣いてるって!!  

 

    ブライト・ノア(連邦軍):アクシズの落下を阻止すべく核ミサイルを発射。命中すればアクシズはバラバラって危険すぎないか?万が一、放射能汚染された隕石が地球に落ちたりしたら面倒なことになるぞ。「放射能汚染されたアクシズ後部が地球に落下!!」なんてことになったらどうすんの。「向こうが隕石ならこっちは核じゃい!!」ってやりすぎですよ、ブライトさん。

 

    ドゥガチ(木星帝国):最初は毒ガス、ついでMAディビニダドによる核攻撃で地球壊滅を図るも失敗。この人の目的は地球の征服じゃなくて破壊なんで、そもそも南極条約なんて守る気はなかったんだろう。

 

    ファラ・グリフォン(ザンスカール帝国):捕らえた抵抗組織リガ・ミリティアの指導者を見せしめとしてギロチンで処刑。どう考えたって捕虜を処刑しちゃあかんやろ。単に、ギロチンがやりたかっただけか?

 

    ルペ・シノ(ザンスカール帝国):捕虜にしたウッソ少年と風呂に入り、仲間へと誘う。いや、南極条約に、捕虜と一緒に風呂に入ってはならないという条文があるかどうかは定かじゃないが、普通あかんやろ

 

私がリストアップできたのは、以上の人物である。たぶん、探せばもっと出てくるんじゃないかと思うので、思い当たる方は掲示板のほうまでどうぞ。

 

掲示板にてKST様から南極条約の適用についてご指摘を頂きました。以下に全文を転載します。

0083のデラーズ軍は、ア・バオア・クー陥落後にジオンのダルシア政権と連邦の間で行なわれた講和
(「グラナダ条約」によるジオンの降伏、公国の解体)を正規の終戦とは認めていません。
(「デラーズ演説」の中で公言しています)

ですから、83年になってもジオン公国(サイド3のジオン共和国とは別組織)と連邦は79年以降
交戦状態が続いている(デラーズ軍の立場から見た場合)ため、戦時条約である南極条約は有効である、
ということになります。
(演説中で「連邦は南極条約違反の機体を製造した」と糾弾)
その後の核使用・コロニー落としは「連邦が条約に違反したことへの報復」といったところでしょうか。
(過剰な気はしますが)

連邦の立場では、グラナダ調印で戦争は終結しており、しかも締結相手であるジオン公国そのものが
無くなっているため南極条約は失効しています。

次に現れる敵との間で同様の条約(核の不使用等)を結べる保障は無いので、核武装型MSを
開発するのは妥当な案かも知れませんし、(条約を締結した相手でない)民間人に毒ガスを使ったり、
ジオン以外の武装勢力(エウーゴほか)を相手に核を使ったりしても南極条約の効力外ですから
全く問題はありません。

ネオジオンがジオン公国と同一の国家という立場を取ったならば、デラーズ軍同様に連邦・ネオジオン間は
南極条約の制約を受けることになりますが、(ハマーンもシャアも平気で質量兵器使ってますから)
恐らく国家としては旧ジオンとは別組織という立場を取っていたと見られます。

但し、地球連邦発足以降、連邦が「他国」と「戦争」を行なった(地方叛乱の「鎮圧」等でなく)のは
一年戦争が最初のことであり、人道面等の規定は概ね旧世紀のものを継承する形になっていますから、
その後の戦争においては正式な協定に調印するまでの「不文律」として両軍が暗黙のうちに
遵守するよう務めていた、という可能性は大いにあると思います。
(ザンスカールなどは遠慮がありませんが)

 

 

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