平成26年5月17日
関係各位
祇園祭を考える会
代 表 軽部 雅人
祇園祭を考える会解散につきましてのご報告
茂木町の伝統文化を次世代へと継承すべく、関係各位の皆様方のご理解とご協力
のもと設立させていただきました「祇園祭を考える会」が、この度10年間の活
動に終止符を打たせていただくこととなりました。
ここに、これまでの皆様方のご高配とご支援に感謝を申し上げますとともに、
謹んでご報告申し上げます。
祇園祭を考える会解散の経緯と趣旨
私ども祇園祭を考える会は、10年間の活動の中でお祭りの持つ文化的・歴史的
背景と共に、コミュニティの中でのその役割を、地域や世代間の一体感や交流の場
として重要なものであるととらえ、祭を通して地域社会との繋がりを密にし、郷土
への愛着を醸成し、今後のまちづくりを担う人材を育成することを所期の目的とし
て活動してまいりました。
この目的達成のため、祇園祭を活気ある地域の祭として、誇れるものにするため
の取り組みといたしまして、ボランティアの参加者募集や祇園祭運行など様々な
ご提案をさせていただき、各町内会や行政関係機関の皆様にご理解とご支援をい
ただきながら実現させていただくことができました。
ボランティア参加者につきましては、10年間の継続の中でリピーターの方々が
各町内会の皆様の温かい受入体制のもと各町内に定着し始め、ここ数年間は受入
支援を行った人数が数名を数えるのみとなり、祇園祭を考える会としての募集事業
を終了させていただくまでとなりました。
また、宮出し宮入りや山車の運行等に関しましても、当初企画させていただきま
した形態が実現継続され、各町内からも更なる改善や新たなお祭りの在り方について
の提案がなされるようになってまいりました。
このような現状を踏まえ、祇園祭を考える会は一定の役割を終え、これまでの活動
を総括し終了させていただくこととなりました。
祇園祭を考える会 所期目的の総括と今後の方向性
1.
祇園祭へのボランティア参加者の受入体制の確立
2.
祇園祭運行並びに総合演出の提案と実行
3.
各町内会・行政関係機関との協力関係の構築
4.
ふるさと茂木夏祭りとの融合
5.
祇園祭の次世代への継承への取り組み
6.
祭を通しての地域情報の発信
以上のような目標を立て活動してまいりましたが、十分な成果を上げること
が出来なかった部分も数多くあり、祇園祭を考える会存続の方向性も視野に入れ
協議してまいりましたが、今後は会員がそれぞれに属する町内会のもとで祇園祭
に携わり、これまでの経験・共通認識を活かし、互いに協力し合い茂木町のまち
づくりに寄与して参りたいと考えております。