飛べない翼の意味を考える会。

- 2002.08.20 -

▼授業があった方が時間的余裕があっていいんですけど。 ▼戻る

▼おまけ。 (2002.07.31) 

 やっと復活。夏らしいことは何一つやっていません。

1)

 また前回更新からかなりの時間が経過してしまいました。ご心配おかけして申し訳ありませんでした。今回も鬱が原因ではなく、単に仕事量が増えただけです。時間をおいて大量更新するという悪習慣はなんとかしたいんですけどね。

2)

 三田生協ですと、いわゆるオタ向けの雑誌類がほとんどないんですが、日吉や矢上だとあったりする。キャンパスによって品揃えってやっぱり違うものと実感。三田でも売れると思うんだけどなー。

3)

 貸し傘コーナーの傘は残り3本に。まあ、こうなるとは予想はしていましたが。

4)

 局地的な「双子ブーム」。どのゲーム、マンガにもたいてい一組はいますが、そこでの位置付けを研究しています。双子ネームや性格の違い、物語における役割等を考察していくことは何も文学作品だけではなく、サブカルチュアにおいても有効かと。ただ、論文にした際に、萌えイラストばかりになるのはどうしたらいいものか、苦慮します。

5)

 そろそろ大地震がきそうな予感。その前に本を整理して崩壊しないようにしないと。本の下敷きになって死ぬのはイヤですし。


▼夏休みだー。 (2002.07.30) 

 ようやく試験も終了して、夏休みになりました。しかし、夏休み中にも大学に用がある方も結構いると思います。そんな時便利かもしれない大学の夏休み状況を紹介します。

1) 夏季休業期間中の三田ITCスケジュール

 意外と混んでいたりするんですよねー。通信速度は確かに魅力的だし。

2) 義塾夏期一斉休業

 一斉休業中はすべての施設が利用不可能だそうです。要注意。

3) 生協夏季日程

 結構普通に営業しているので、便利ですよ。

4) 図書館

 まあ、蔵書整理等による臨時休館はないけど、開館時間がね…。

5) 学事関連

 追加試験日程や窓口受付、自動証明書発行機の稼動等の確認に。集中講義の日程は、各学部別サイトに掲載されています。

 …通信教育のスクーリングの時期ですと、違ったキャンパスの様子が見られますよ。満席の大教室とか。


▼「せいきょう」。 (2002.07.29) 

 生協には色々な無料配布されてる冊子類が置かれていますが、その中の一つに「せいきょう」があります。「生協ニュース教職員版」という位置付けだそうで、7月15日発行号で「101号」になるようです。(そういえば、100号記念でオールカラー版の「せいきょう」がありましたっけ。)普通に読み物としても楽しめるつくりになっていますし、読者からの投稿コーナーも多く、何気に面白い冊子です。

 例えば、巻末にある「クイズコーナー」。正解者の中から抽選で10名の方に慶應生協発行商品券500円がもらえるようなのですが、100号の正解当選者数は「多数の応募」にも関わらず3名しか氏名が掲載されていません。問題は選択式で二択であることが多いのにこの状況です。まあ、「他7名」の記載を忘れた可能性もありますが、応募者数を予想してみても、かなりの高確率で500円ゲットできそうです。ちなみに、今回の問題はすごく簡単です。締め切りは8月15日なので、冊子を入手して応募してみてはどうでしょうか。良かった記事、生協への一言を書けば当選確率は更にアップしそうですし。

 ちなみに、クイズに応募した際の「生協への一言」も掲載されているのですが、今回掲載されている「生協への一言」は奇しくも当選者と同じ矢上キャンパス2人、日吉キャンパス1人。…まさかね。当選者の声が掲載される仕組みになっているのかもしれません(笑)。

 「コープ川柳」では「常連以外の投稿がありました」と驚愕のカミングアウト。掲載者には薄謝進呈、とあるので挑戦してみるのもいいかもしれません。他にも中途半端な終わり方をしている「アメリカ・アメリカ」という塾高教師によるマンガもあり、マジメ記事以外にも楽しめるものがたくさんあります。無料ですので、是非一度読んでみてはどうでしょうか。 

 …「一口マンガ」に「萌絵」を投稿する勇者はいませんかー。


▼おまけ。 (2002.07.28) 

 試験監督補助員バイト関連の話は、読み方によっては「カンニングはバレないのだからやった方がいい!」と捉えられてしまうかもしれませんが、そうは言っていませんよー。

1) 

 試験監督補助員バイトの際に、毎日借りていた赤鉛筆。結局返却するのを忘れてしまった。手元に4本あるのですが、どこに返せばいいんだ?

2)

 試験の持込指示が予想とおり変更になっていました。「不可」、「すべて可(但し、PC・通信機能付機器を除く)」、「可(※持込を可とするものを記入)」の3種類。そうか、PC持込は不可だから、試験中にエロゲープレイは三田ではできないのか。

3)

 答案回収時にイラスト入り答案がありましたが、残念ながら萌絵ではなく、図表を丸写ししたものでした。何も書かないよりはマシだと思いますが、採点する側としてはどうなんでしょうかね。

4)

 試験時間が短い科目の監督でも長い科目の監督であってもバイト料は同じ。まあ、1コマ90分で計算されるので、実働時間からすればお得なバイトなんですけどね。


▼試験監督補助員バイト(ヤバ目の裏話)。 (2002.07.27) 

 試験監督補助員の中にはとんでもない奴が少なからず混入しているということは、留意すべき点である。募集の段階では、過去の勤務態度が悪い、問題行動として摘発されていない限り、それらを排除することは事実上無理である。実際に今回の試験監督補助員バイトの中で、幸か不幸か問題行動ともとれる行動をとっている輩に遭遇することができた。以下にそれらの対策を考える際に有意義と思われることを示しておく。なお、ただ教室の隅に立っている、しかも壁によっかかって…、という行動は勤務態度として怠慢ではあるが、これから紹介する卑劣な行為に比べれば、かなりマシな部類に入るので、今回は不問とした。

1) 学生証確認(住所をチェキされる危険性)

 出席確認のために、出席表を記入してもらい、学生証をもとに本照合作業が試験開始から20分以内に行なわれるが、その際に受験生として注意すべき点がある。それは「裏面」を確認されないようにする、ということである。というのも、裏面には「住所」を記載されているため、心無い人がそれを確認と称して悪用するとも限らないからである。「裏面に有効な学生証シールが貼られていないと学生証として無効だから、そこまで確認する必要がある」と主張する者がいるかもしれないが、本時で行なわれる作業は、本人確認であり、表面の顔写真と、記載されている氏名のみの確認でよいのであるから、裏面確認は越権行為であると考えられるので、そのような指示が補助員からあったら、果敢と反論すべきである。

 実際に今回のバイトで、「かわいい女の子の住所がわかるゼ!」と言って、女子の多い列ばかりを重点的に巡回確認し、しかも裏面までしっかりチェキしている奴がいた。氏名は後で教壇に集まる出席表をもとにメモし、学生証記載の住所は暗記してメモすることは容易であろう。ストーカーまがいの行為をするとんでもない奴が補助員の中に混入していることもあるので、裏面が半透明になっている学生証ケースに入れて机の上に提示しておくことが予防策として有効である。ストーカーは思いもよらぬところから情報を入手しているものである。

2) 学生証確認(顔写真確認)

 学生証の顔写真は再発行しない限り、大学入学前のものが用いられる。前項の事例よりは酷いものではないが、女子にとっては心苦しい「Before」「After」を照合されてしまう可能性もある。しかし、これは本人照合という作業上、意図的ではないにしろ必ず行なわれる作業であるので致し方ないことである。

 実際、確認する側として、本当に本人かよ!?という人がほとんどだったので、顔写真による本人照合は字困難であった。しかし、必要以上に眺めたり、笑ったり驚いたりする表情を見せるのは失礼であるし、ましてや「あいつ入学前はスゲー地味だったぜ!見てみろよ!」と二度以上巡回するのは言語道断である。一度確認が済んだら、学生証はしまってしまってもいいかもしれない。今回のバイトでは、単に学生証写真と現在との比較を目的に巡回している奴(前項と同一人物)に遭遇したので、この点も留意すべきである。

3) 学生証確認(胸元確認)

 学生証の確認の際に、本人照合をするが、この際、顔をあげて確認しやすくする、という指示が受験生に与えられている。しかし、中には顔ではないところを確認しているチラリズム愛好家がいる。「いやー。答案書く時ってさ、前かがみになるじゃん?そうするとさ、Tシャツとか薄着している女子だと胸元が覗けるんだよねー。あのチラリズムがなんといえないんだよね!」と言って、これまた女子の多い列を重点的に巡回している奴(前項と同一人物)がいた。

 夏場の薄着は仕方ないが、こういう奴がいるから、確認時は顔をあげて胸元を見られないようにする必要があるかもしれない。もしかしたら、CCDカメラでもどっかにしこんでいるかもしれないくらい怪しい奴が巡回にきたら、特に注意が必要である。

4) まとめ

 もう住所チェキ、入学前素顔チェキ、そして胸元チェキの合わせ技一本で、セクハラ委員会に訴えるべき奴である。冗談にしても笑えないストーカーまがいの行為。こういう奴だと、不正行為をしているのを発見した際に、相手が女子だったら、「試験終了後に…わかるよね?」と紙切れをそいつに渡して、試験終了後に「どうすればいいのか、わかるよね?…グヘヘ」とゆすりをかけてくるかもしれない。とりあえず、今回は決定的なシーンをチェキすることはできなかったが、次回以降にそいつと担当が同じ教室になったら、受験生だけではなく同じ監督補助員をも監視しなければならない、という余計な仕事が増えるのは必至であろう。ただ、受験生の側でも注意していればこのような被害を最小限にすることができるので、一応対策は考えておくべきであろう。

 …学生の中にもストーカー傾向の強い奴って普通にいる気がします。個人情報管理は厳重にしておくべきです。


▼試験監督補助員バイト(総括)。 (2002.07.26) 

 試験監督補助員のバイトをしていて、不正行為について、いくつか気がついたことがあるので、以下に示しておく。

1) 書き込み

 机の書き込みは、問題用紙等で隠されると発見することが困難である。問題用紙をずらして見るという行為も、書いている場所によっては極端に怪しい行動として現れないので、摘発するのは事実上無理であろう。また、証拠物の押収という点でも、消しゴムや手で手軽に消せるので、これまた摘発時に証拠隠滅される可能性もある。試験開始時に列チェンジ指令とかして対応するしかないのが現状といえる。

2) カンペ

 カンペに関しては、机の上のティッシュやペンケースに忍ばせておき、答案用紙の下などに移動させたりして巧みに参照するという手法よりは、机の下や、椅子に置いてあるカバンの口やカバンの下、床といった見える位置にセットしておく手法が多用されているようである。監督する側としては、こうした場所に放置してある場合は、明かな不正行為として摘発するのではなく、不正行為の疑いがあるとして、警告してきちんとしまわせるという対応をとることが多い。特に床や前の座席への放置は、単に荷物を落としてしまい散乱させてしまうケースもあるため、一撃不正行為認定といった判断は下し難い。試験開始時に、きちんとしまうように指示をし、試験開始後は問答無用で不正行為扱いにする、とでも言わない限り、撲滅させるのは困難であろう。

3) 持込指示物

 持込物に関しては、前述の通り「堂々と持ち込む」という行動だとかえって、監督側の注意指示不足なのかと思ってしまい、これまた一撃不正行為認定は下しにくいというのが現状である。知らなかったかのような無邪気な行動に対して、試験開始時にきちんと持ち込み制限について指示し、試験開始後は問答無用で不正行為扱いにする、とでもいわないとダメであろう。

4) トイレ等一時退室

 トイレ内でカンペ参照等の行為をする者もいるかもしれないが、トイレへの付き添いはトイレ前までなので、その中で何をしているかなんてことの確認は無理である。音を確認するわけにもいかないし。トイレについても、試験前に試験中にトイレに行くことは原則認められていない旨をきちんと伝え、事前に行くように指示するしかないといえるが、試験前にトイレに行っておこう、と大学生相手に指示するのは複雑な心境である。

5) 答案回収時の書き込み

 試験終了の合図があっても、答案を書きつづけたり、回収時に他人の答案を書写するという行為は、摘発が困難である。遠目からでは書き込んだ内容がわからず、また本当に答案への書き込みなのかどうかもわからないからである。回収巡回する際に、目の前で行なわれたのであれば、話は別であろうが、その場合も過去の摘発例から判断して、厳重注意や該当箇所の削除といった対応で、実際に不正行為として摘発されることは皆無といっていいだろう。防止するためには、試験終了の合図があったら、すぐに筆記用具を置き、指示があるまで筆記用具を持たない。もし、指示に従わない場合は全て不正行為として扱う。ときちんと指示しておく必要があるだろう。

 ( 結論 )

 現状では、不正行為の摘発基準は非常に甘いといわざるをえない。実際に摘発さえるケースはほとんどなく、該当する行為であっても、警告等で済まされることが多いため、学生側に不正行為をはたらかせる環境をつくってしまっているといえる。このような現状を打破するには、試験開始前に不正行為となるような状況の撲滅に努める必要があるだろう。そのためには試験開始までに問題、解答用紙の配布だけではなく、配布過程で巡回した際に、不正行為につながると思われるすべての事柄に対して、対処することを監督員に今まで以上に求め、また、試験を実施する側でも、不正行為の基準や対応をケースごとにまとめておき、対応を徹底させるために、それらを明文化しておく必要があるといえる。

 …まあ、不正行為をしても無駄な試験問題にするしかないのかもね。


▼試験監督補助員バイト(4)。 (2002.07.25) 

 だいぶ監督作業も慣れてきました。問題用紙や解答用紙の配布ペースも回収ペースも明らかに上昇。レベル5くらいは上がった。アビリティも色々と身についた気も。

1) 1時限

 商学部の科目。持込は全て可。教室間違いが多く、試験開始後の入室者が多かった。試験開始後5分くらいして、突如「体調不良」を申し出た学生がいた。他の補助員が本部に確認したところ「追加試験の受験資格はなく、この時点での答案が採点対象になる」ということを本人が了解すれば、試験開始から20分しなくても退室は許可されるとのこと。それにしても、以前にネタにはしたが、実際にほとんどかけていない答案を残して、退室していく学生の姿を見るのは辛かった。

 答案回収時に他人の答案を盗み見て、書き込んでいる奴がいたので、「警告」とともに、該当箇所を消しゴムで消させた。後で、これって明らかな不正行為摘発じゃん、と思ったが、後の祭りである。結果として該当箇所をなかったことにできたのだから、まあいいか。

2) 3時限

 経済学部の科目。持込物の指示が「レジュメ」とか「自筆ノート」とかだったので、判別が困難。なぜかどこかの官庁の一般向けパンフレットを書写している人が多かった。途中で「シャープペンの芯」を切らしてしまい、何とかして欲しい、と申し出た学生がいた。監督主任に言うほどのことでもないので、自分の判断で芯をあげた。鉛筆を貸したりした方がよかったのかなー、とか、マジックインキ(極太)を貸したらどんな反応したかなー、とか思ったりもしたが、さすがに実行できなかった。

 この試験でも終了の合図の後に書きつづける人が何人かいたが、この行為が不正行為にあたると、「警告」するだけに留めた。この対応は甘いのかもしれないとは思うが。

 …答案回収時が一番不正行為が起こりやすいというワナ。


▼試験監督補助員バイト(3)。 (2002.07.24) 

 説明も何度も聞くとさすがに飽きてきますが、今日も「不正行為なし」の報告を受け、あの没収したカンペを実際に学生が見ているところをチェキしなくてよかったなー、と思ってしまった。一応未然に防いだのだから良しとしますか。

1) 2時限

 商学部の科目。持込は不可。問題は穴埋めでしかも選択問題らしく、試験開始後10分すると、既に終了している人ばかり。20分経過後退室希望者を確認するとほぼ全員だったので、列ごとに退室指示を出し、答案回収するという異様な事態に。結局、教室に残ったのは十数人で、その人たちも試験開始後30分もすると、皆帰ってしまった。試験時間を使い切ることなく試験終了。この場合でも、試験終了時間まで待つ必要があるのか、という疑問もあったが、誰もいなくなった教室に向かって終了宣言することにより、試験終了。

 ここで答案用紙の数が合わなかったら…という縁起でもないことを思ってしまったが、違算もなく無事に終了。いや、面白いものを見させてもらった。

2) 3時限

 経済学部の科目。持込は不可。どうやら過去4年連続で不正行為者が出ているといういわくつきの科目。当然、監督員全員で、不正行為防止に努める。普段以上に巡回のペースをあげたり、同じ通路を時間差で二人巡回したりと、とにかく不正行為できない雰囲気をつくっていた。試験終了後、歩き回ったせいか少し疲れた。

 …背後からの巡回、しかも時間差巡回は有効かも。


▼試験監督補助員バイト(2)。 (2002.07.23) 

 だいたい補助員の仕事内容を覚えました。説明では「おかげさまで今期はまだ不正行為者はまだ出ていません」とあった。あの電卓持込を規則に基づいて「不正行為認定」したら、10人ほど摘発かー、と恐ろしい想像をしてしまった。

1) 1時限

 経済学部の科目。見覚えのあるまとめノートや過去問が散乱しており、2年ほど前に受験生の立場で同じ科目試験に臨んでいたのを思い出し、懐かしい気分に。持込み指示は「すべて可」なので、持込物の共有、携帯電話使用だけをチェックすればいいので楽。ノートを写している人が多かったが、経験上、概論書を持ち込んで該当箇所を索引、目次でサーチして書写し、ノートはつなぎの肉付けに用いるのが一番効果的なのに、その方法を用いている人が皆無だったのは残念。下手に知らないことをノートの単語を繋ぎ合わせて文章にするより、既存の文章を利用した方がいいのは明らかなのに。それにしても、みんな同じノートのコピーを持ち込んでいたのはある種異様な光景だった。

 本時でも残念なことに遅刻者が。試験開始後24分経過していたので、入室不可。一応追加試験受験方法を教えておきました。

2) 2時限

 法学部政治学科の科目。持込は不可。巡回中に、前の机にカンペを仕込んでいる人がいたので、カンペをさりげなく没収。後は数人がカバンから見える位置にプリントを仕込んでいたので、きちんとしまうように「注意」。嫌な顔をされたが、それが「仕事」なので。いや、一撃不正行為認定してやってもいいくらいなんだぞ、本当は。感謝されても恨まれる筋合いはない。 

 …持込不可の試験では、やはり少なからず怪しい行動が目につくので、近所を巡回するなどして未然に防ぐようにした。何気にマジメに仕事している自分にビックリ。


▼試験監督補助員バイト(1)。 (2002.07.22) 

 19日から試験期間だったんですが、私も試験監督補助員のバイトを申し込んだため、大学通いをすることになりました。当然1時限の監督が割り当てられている場合は、8時50分集合という夜更かしできそうにない時間に大学に行くハメにもなるわけです。残念なことに、申し込み時に午前中まで希望してしまったため、案の定午前中の割り当てばかりになってしまいました。

 試験監督補助員のバイトははじめてだったので、色々とわからんことも多かったのですが、一応担当した時間についての感想でも書いておきます。監督する側として不適切な発言もありますが、そう感じたのだからそのまま書いておきます。

はじめに) 説明

 どうやら毎時間同じ説明が行なわれるようだが、試験本部にて説明を受ける。冷たいお茶があったので遠慮なく頂きながら、プリントに沿った説明を聞く。「不正行為は摘発するのではなく、未然に防ぐということを念頭においてください」という説明が印象深かった。まあ、基準はこれから学習していくことにするか。赤鉛筆があったので、借りていくことに。

1) 1時限

 法学部の科目。はじめてだったので、周りの監督補助員の行動を真似てみる。とりあえず、壁によっかかっている人もいたが、感じ悪いのでそれはやめた。立っているだけだと意外と疲れるので、受験生には悪いけど歩き回ることに。途中で「飲み物」を置いている学生が何人もいたが、誰も注意していないのでスルー(註・一応「飲食物」の持込は規則では不正行為扱い)。持ち込み物にカンペらしきものを混入させている人がいたが、よくみると元から挟んである広告だった。カンニングしようがない問題だったのか、あやしい素振りをする人はざっと見したところいなかった。結局、5分ほど立って歩いて場所移動して…の繰り返しで試験終了。解答用紙を回収して枚数確認。10枚ずつにまとめてカウントするのが流儀ということを覚えた。

2) 2時限

 商学部の科目。持込は不可のハズなのに、解答用紙配布時に普通にノート、教科書が置かれている状況。机の下にコピーを忍ばせて、明らかに不正行為しそうな奴もいたので、一応チェック。試験開始後、驚くべきことに平然と「電卓」を使用している人が何人もいた。明らかに「不正行為」なのだが、監督者の指示に従い、一人ひとり「警告」しに行くことに。「えっ!?電卓ダメなんですか?」と聞き返されたりしたが、これは確信犯ではないような気がする。まあ、「持込不可の試験では、堂々と持ち込めば一撃不正行為認定されることはない」と経験から学習した可能性もあるがこれは深読みのしすぎなのだろう。他にも携帯電話を開いている女子もいて、合計10人以上に警告。トイレ退室も数人おり、トイレ内で不正行為でもしているのか、と思ってしまうほどである。

 試験開始から21分経過した後、一人の学生が入室。残念だが「規則により受験不可」の判断が下される。走ってくれば間に合ったのに。試験開始35分後にもう一人学生が入室。しかし、今度は普通に受験している。監督主任の説明によると「彼は友達に席をとってもらいトイレに行っていたが、帰ってくると荷物がどけられており席が取られていたため、受験できなかった」そうだ。????えっ?よくわからないんですけどー。怪しいので、答案回収袋にその旨を記入し、試験終了後に試験本部に連行することに。

 本部での説明は「解答用紙配布中に気分が悪くなりトイレに行き、戻ると試験が始まっていて席がなくなっていた。」とのこと。35分もトイレに行っていたのかーっ!?とツッコミをいれたかったが、「問題を見る前であった」、「集合時に着席していた」ということから、遅刻扱いにもならず彼の受験は認められた。悪事に荷担してしまったような気がした後味の悪い体験であった。彼が提出した答案が、素直に体調不良を理由に追加試験を受験した方がよさそうな答案だったのはナゾ。なんで、そこまでして受験したのだろうか。

 ちなみに、この試験では解答用紙の枚数チェック時にお約束の「名無しさん」を発見。まあ、学籍番号は記入されていたので、多分大丈夫だとは思いますが。

 …商学部と法学部とでは、受験態度に明らかな差が。教室の雰囲気もどこか違うものを感じました。


▼人身売買。 (2002.07.21) 

 教育実習中に教員室の黒板に「売り」、「買い」と書かれたスペースがありました。冗談半分に「ああ、これは人身売買やっているんですよ」と笑って言っていた先生もいましたが、どうやら授業時間調整のためのもので、学校行事や休日等でクラス間で著しく進度に差が出てしまった場合に、試験期間前に調整するため、よく利用されるそうです。

 ちなみに、売りに出しても買い手が見つからない場合も当然あるようで、その時は休講や次週、雑談に充てているようです。買いに出しても売り手が見つからない場合は、しぶしぶ遅れているクラスの進度にあわせるために、進んでいるクラスでは雑談をしたりして、自主的な進度調整を行なっているとのこと。そういえば、試験前に雑談ばかりの不自然な進み方をした授業や、授業変更が多かったような…。

 大学ではシラバスも機能していないことが多いですし、黄ばんだ講義ノート(便所ノート)で、マイペースに進めればいいという状況ですから、進度調整とかそういうことは必要ないんでしょうけど。

 …取引成立しない場合は悲惨な状況になることが多いとか。


▼禁煙補助剤。 (2002.07.20) 

 禁煙したくてもできない人のために「ニコチンガム」というものがあります。ニコチンを含むガムを利用することにより、ニコチン摂取と喫煙行動の間のつながりを切り離し、最終的にはニコチンすべてに対する依存を断ち切るという目的だそうですが、ニコチンガムでは正確に喫煙の効果を反映しているわけではなく、喫煙者はタバコからニコチンを摂取することを好むという事実と、ニコチンガムそのものの服用方法が幾分めんどうであるという理由から、そんなに普及していないようです。

 変なタバコの着ぐるみが歌っているCMで有名な「ニコレット」が代表的なニコチンガムとしてあげられますが、あれもCMだと簡単に禁煙できそうですが、あの歌の通り、「禁煙してても吸いたいよー」と、ニコチンガムの抱える難題が、禁煙を阻んでいます。

 「ニコレット」は、48個入り3950円、96個入り6900円と高価なもので、1個中に含まれる成分は、ニコチン2mg。子どもが噛んだらヤバイレベルです。当然、大人でも普通のガムと同じ感覚で何個も噛むとヤバイでしょう。そこで、正しい「かみ方」というものを守って服用することが求められます。

  1. シートから1個を切り離す。
    裏面のシールを剥がし、下のアルミに切れ目を入れて、指で押し出します。
  2. ピリッとした味を感じるまで、必ずゆっくりとかみます(15回程度)。
    かみはじめの時は、味が強く感じることがありますので、なめたり、かむ回数を減らすなどしてください。
  3. そしてゆっくりかんだあと、ほほと歯茎の間にしばらく置きましょう
    (味がなくなるまで約1分以上
  4. 以上、2から3までを約30〜60分間繰り返した後、ガムは紙などに包んで小児の手の届かない所にすててください。 

 当然、完全に禁煙できるまでの間、この過程を何度も何度も根気よく繰り返す必要があります。CMからではこのしんどい過程は伝わってきませんが、実際はこんなもんです。まあ、禁煙を考えている人は是非一度味わってみるのもいいかもしれません。

 …あの着ぐるみ欲しいなー。


▼【急告】教育社会学(竹村)2001年度春学期末試験問題。 (2002.07.19) 

 教育社会学の試験問題についての問い合わせがありました。といっても、合格ラインを教えてくれ、というものなので、私が回答できることではありませんが、一応昨年度の春学期末試験については返却する際に、採点基準が明示されたので、記憶している範囲で示してみたいと思います。

 試験問題は、下記の通り語句説明と論述問題です。

・2001年7月24日1時限施行
・備考
 試験時間(正味):70分
 持込:全て可

T.以下のタームについて、簡単に(5行以内で)説明しなさい。 (10点×4)

1) Educational sociology と Social of Education の違い
2) 役割葛藤(role conflict)
3) 潜在的カリキュラム(hidden curriculum)
4) 地位の非一貫性

U.以下の問いのうち2問を選択して解答しなさい。 (30点×2)

5A) 富裕な家庭の出身者ほど、学歴達成が高いのはなぜか、説明しなさい。
5B) 日本の教育拡大の推移について述べた上で、あなたの大学進学をその推移の中に位置付けて社会学的に説明しなさい。
5C) 「社会一般と比べて、学校は男女平等である」という見解について、ジェンダーという観点から、考察しなさい。

問題番号を明記してあれば、解答の順番は問わない。

 Tの語句説明の採点基準は、「8点」を基準点とし、授業内で説明した事項、特に具体例が示されれば加点、という形式でした。つまり、具体例を示して説明することが高得点に結びつく、と考えればよいと思われます。辞典を書き写しただけでは、高得点はとれないことを覚えておく必要があります。(まあ、全欠席していても書写で6割はとれるのであればもうけものですけど。)レジュメやノートを眺めておくといいでしょう。以下に各設問ごとにながめていきます。

 1)のポイント

 ・学史的背景(年代)
 ・応用的視点からマクロ的視点へのシフト
 ・内部的発展
  
 …配布レジュメを参考に、学問としての自立に至るまでの経緯を説明できればよいと思われます。 

 2)のポイント

 ・役割理論の基本的考え方
 ・役割とは、役割期待とは
 ・社会的地位、役割パートナーの存在
 
 …家族を例にすると説明しやすいかも。

 3)のポイント

 ・定義
 ・性別役割などの具体例

 …定義と具体例があれば9点は固いでしょう。

 4)のポイント

 ・操作的定義としての「階層」(⇔実態的概念としての「階級」)
 ・社会的資源の保有
 ・中層の拡大(日本)

 …社会的資源を3つあげた上で説明するといいかも。日本で階層格差が見え難くなっている理由とまで述べれば高得点も。

 Uの論述問題は選択式なので、どの問題を選択するかが運命の分かれ道となっています。この論述問題の採点基準も「8割」の「24点」が基準点となっており、「個人的経験と社会現象をつなげるセンス」と「現象を説明する具体例」があれば、加点という方式です。

 5A)のポイント

 ブルデューの文化的再生産論を用いて説明するのが一番いいと思います。非特権層の自発的なリタイヤといったこともふまえるとなおいいかも。

 5B)のポイント

 日本の教育拡大について、段階、年代、時期といった視点を明確に説明した上で、個人的意味づけ、親世代との比較ができればいいかと。

 5C)のポイント

 平等を進めている原理と固定的性役割原理という2つの矛盾する原理の存在を例示し、隠れたカリキュラムの効果について言及できれば合格。結論は肯定/否定どちらでも問題なし。

 この試験は「知識を問う」ものではなく、概念、考え方を頭に入れた上で、自分の経験、社会にある具体的現象を読み解くセンスを養うためのきっかけ、という位置付けであると思われます。この点を理解せずに、単に高得点を狙おうと、参考書やら他人のノートのコピー、辞典を持込み、必至に書写すると後々大きな損をすることになると思います。まあ、大半の大学生はそれでいいのかもしれませんが、今後も学問を続けていこうと思うのであれば、この土日を利用して少しでもいいから自分の頭で考えてみてはどうでしょうか。また、授業時も示唆に富む内容が多いので、先生の意見を参考にしつつ、自分で問うという姿勢を身に付けていこう、と心がけると、今後に役立つと思います。

 知識だけなら、それこそ教科書一冊読めばそれで身につくかもしれませんが、考えるセンスといったものは日常的に意識しないと身に付けることはできません。この授業をその場として有効利用していくといいでしょう。前期さぼり続けてしまった方も、後期は是非積極的に参加し、考えるヒントをつかんでくれたら、と思います。

 昨年度履修した授業の中では最も有意義だった科目でした。


▼【急告】学校図書館メディア論(二村)2001年度試験問題。 (2002.07.18) 

 なんだか、今年は春学期に試験が移行したようで、過去問希望のメールをいただきました。実はこの試験問題は、当日黒板に書かれたものなので、紙媒体での試験問題はありません。当日ノートに書写したものなので、間違っている可能性もありますが、それを了解の上参考にしてください。

学校図書館メディア論(二村)

・2002年1月25日 4時限施行
・70分
・持込み全て可

問題@ 
 司書教諭は何をする人か。最も重要なことから順に3点ほど論じなさい。
問題A 
 学校図書館における情報の組織化の技法がいくつかあるが、それらについて知っていることを述べなさい。

 問題@は、授業時間内で何度も強調されていることなので授業に出席していれば解答可能でしょう。もちろん、「司書」とは違うという事を明確に論じなければ点数には結びつかないでしょう。「本の管理人」などと解答しているようでは単位はあきらめた方がいいと思います。授業に出席していなかった、もしくは授業ノートに穴があるなどの場合は、「司書教諭とは何か」とかそんなタイトルの本を図書館から借りてきて持ち込むといいでしょう。私も当日三田図書館で借りて、そのまま書写まがいの行為をした覚えがあります。問題Aは、まあ教科書にあるので問題ないでしょう。索引を参考に該当箇所を要約すれば大丈夫です。

 あ、この授業は毎回点呼による出席をとっているので、あまりに欠席が多いといくら点数がよくても単位がこない可能性もあります。一応注意しておいてください。あと、今年の問題ではないので、そこも要注意です。


▼おまけ。 (2002.07.14〜17) 

1)

 振り返ると今期で一番忙しい時期でした。しっかりと予定を立てて、予備日を設けて比較的余裕のあるスケジュールにはなっているハズなのですが、どうしても締め切り前の駆け込み作業というものがあり、今年も睡眠時間3時間という生活でした。来年こそはもう少し余裕を持たせたいです。

2)

 京浜東北線の快速電車が14日から「浜松町」にも停車するようになりました。その結果、乗り換え接続がうまくいかなくなる時間帯が生じてしまい、困っています。せっかく始発電車に乗れていたのになー。快速運転の意味が半減してしまった。

3)

 試験勉強お疲れ様。というか、ノートコピーお疲れ様か。

4)

 あーつーいー。扇風機だけでは夏を越せそうにないです。


▼おまけ。 (2002.07.13) 

1)

 震度2程度の地震であっても、積んである本が崩落します。しかも一つ崩れると、連鎖が生じることが多く、大抵の場合は全て崩れます。今日は18連鎖でした。 

2)

 レポートの参考にしたいので、「※※の夏期レポート課題」のファイルを下さい、というメールを頂きましたが、こうした申し出には基本的には応じられません。ご了承ください。 

3)

 春学期の授業は一応すべて終了。後は研究関連のレポート作成。当然ですが、こちらの方が数段キツイです。今年の夏休みは地獄だなー。

4)

 自宅だとよく「圏外」になる携帯電話に意味はあるのでしょうか。

5)

 よく行く居酒屋の「隠しメニュー」を教えてもらいましたが、「隠し」と称するだけのインパクトはありませんでした。ゲームの「隠しキャラ」とか「隠し技」とかいうと、それなりに強烈なものが多いだけに、ちと残念。「メニューにない=売れない、二軍落ち」ということなんでしょうか。

6)

 追加試験の受験料が不要なケースとして、「日吉の試験と重複」、「公共交通機関の遅れ(要遅延証明書)」があるようです。つまり、電車の遅れで遅延証明書がある場合は、受験料は不要ってことなんですね。これなら、開始20分以内に間に合ったとしても、後日万全の態勢で試験に臨みたくもなりますが、前述の通り、追加試験問題の難易度アップの危険性を考えると、特に持込み不可科目の場合は、入室してなんとかするのも手かも。別室で同一問題で受験可能という措置がないのが悔やまれます。

 ちなみに、追加試験は正規の期末試験期間中に実施される科目で、試験日程表に記載されている科目のみに適用される措置であり、試験期間外に試験が実施される科目(例えば語学科目)にはありません。そのような類の科目試験を欠席した場合は、教員に直訴して何とかするしかありません。


▼追加試験のワナ。 (2002.07.12) 

 とりあえず正規の試験を何らかの理由で受験できなかった場合の救済措置として設置されている追加試験ですが、実は色々な問題点があります。追加試験に関しては、今月号の塾生新聞でも特集されているので、詳述は避けますが以下のようなものがあげられます。

1.金がかかる

 とりあえず、追加試験の申し込みには「1科目につき2000円」が必要となります。これは、本試験と同等の受験環境を用意するための諸々の経費(人件費、設備費などが含まれるもの)であり、手数料ではないと思われます。また、申請時に「病気」を証明する場合は「医師の診断書」が必要となりますが、この診断書も3000円以上かかります。

2.申請理由が限られ、証明するものが必要である

 本人の事故・病気、公共交通機関(バス除く)の遅れ、身内の不幸などがあげられますが、前2つの場合は、証明書が必要となります。身内の不幸、急病の場合は、死亡診断書などの証明書を要求されることはないので、「近い親戚」、「祖父母」あたりであれば、保証人の一筆でそれなりに何とかなりますが、正当な理由がない場合は、苦労します。

3.受験日程が不規則である

 追加試験申請を締め切った後に、調整の上時間割が組まれるので、バイトや旅行の予定と重なる危険性があります。

4.問題の難易度が上昇する

 まあ、教員もいちいち異なる問題を作成するのが面倒、という人が多いとは思いますが、持込み不可の試験などの場合は、異なる問題が用意され、しかも難易度が数段上のものが用意されることがあります。

5.監視の目が厳しい

 当然ですが、受験者数が少ないので、監視の目は相当厳しくなります。とりあえず、不正行為は一切できないと思われます。普通の試験でも不正行為はダメですが。

6.無断欠席は不正行為扱いになる

 追加試験は、大学側にとっても非常にコストのかかるものです。せっかく追加試験の環境を整備しても、当日何の連絡もなしに欠席するという事態が生じた場合はどうでしょうか。2000円払っているんだから受験しなくてもいいじゃん。と甘い考えをしていると、とんでもないことになる可能性があります。掲示されている「試験注意事項」に、以下のような記述があります。

 「追加試験の手続きを行なったにもかかわらず、無断で追加試験を欠席すると、不正行為とみなされる場合があるので注意すること」

 おそらく、夏休みを返上して監督にあたったり、時間割を作成したり、担当教員と連絡をとったり、問題を再度作成するといった諸々の手間は、金銭で解決できるものではないという姿勢なのでしょう。寝坊等で遅刻、欠席してしまったとしても、必ず気付いた時点で連絡をいれておく必要はあるでしょう。(申請時と異なり、身内に急病人、不幸という理由ではなく、正直に理由を話したほうがいいでしょう。)

 まあ、過去に当日無断欠席で不正行為になった例があるのかはわかりませんが、どのような掲示がなされるのかは興味あります。誰かチャレンジしないかなー。

 …追加試験終了時に一言スタッフの方にお礼を言うのを忘れずにして下さいね。


▼傘の貸し出しはじめました。 (2002.07.11) 

 つい先日、西校舎下の「ブックリユースコーナー」横を眺めると、たくさんの傘が置かれていました。どうやら、本だけではなく、傘の貸し出しが開始されたようです。塾内の忘れ物の傘の本数は結構多く、大学院棟でも相当数の傘が放置されている光景をよくみかけます。このような傘を有効利用しているのかはわかりませんが、専用のコーナーが設置され、貸し傘サービスが開始されています。

 夏といえば夕立に悩まされることが多々あります。学部生ですと、サークルの部室があるか、研究室を利用できるかしないと、置き傘をしておくことができませんし、また常に折りたたみ傘をカバンの中に入れておくのも邪魔なので持っていない人も多いと思います。このように、雨が降ってきても常に傘を用意できるとは限りません。とりあえず、お天気お姉さんを恨むという気持ちはよくわかりますが、こうしても状況は変わりません。こんなときに、この貸し傘サービスは有効なのではないでしょうか。

 本数も30本近くありますし、不用な傘を提供することも可能となっています。もちろん、借りたら必ず返す必要はありますが、無料サービスなので、積極的に利用なさってみてはいかがでしょうか。

 …集中豪雨には傘は役立ちませんが、覚えておくといいサービスです。


▼おまけ。 (2002.07.10) 

1)

 試験監督補助のバイト。監督可能時間に1,2時限を入れてしまったので、1,2時限になってしまった。まあ、一日を有効利用できるのでいいんですが、監督中に立ったまま寝てしまいそうで怖いです。

2)

 今日来た郵便配達人、ちと悪印象でした。いや、台風の中「配達記録郵便」じゃあ同情はしますが、ドアの前でブツブツ言っていたり、ドアを何度も何度もぶったたくのはどうかと。まあ、許容範囲ではありましたが。

3)

 台風。こういう日は出歩かずに家でゆっくりと過ごすのが吉。

4)

 廃棄書類の中に、「エリザベス庭石」と書かれているものがあったのですが、記憶にありません。どっかに投稿しようとしたネタだったのかなー。

5)

 入院すると期末試験がないので、あの試験期間中の潤沢な睡眠時間を確保できるという、夢の時間を過ごすことができなくなります。ちと、残念。


▼塾生web日記事情。 (2002.07.09) 

 慶應大学の学生の方でも日記を公開している人はそれなりにいます。塾内限定の日記リンクみたいなものもありますが、更新停止していたり、リンク切れだったりするものが多く、あまり実用的ではありません。そんな状況ですが、有用なサイトも当然あります。SFC限定ですが、「SFC Antenna X」というサイトでは、「慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のWebサーバーにある日記の最終更新時刻情報」がリアルタイムで発信されています。このアンテナ情報は日記ウォッチャーの巡回に非常に役立ちます。

 まあ、日記ということなので、書いている人と面識がないとわからない身内ネタも多くありますが、中にはエンターテインメント性を重視したネタ中心のものもあり、ヒマつぶしに巡回してみるのもいいかもしれません。また、アクが強いというか、強烈なものもあり読む人を選ぶサイトもあり、それはそれで眺めていて楽しいですよ。

 …いや、うちは「日記系サイト」ではないから。念のため。


▼受験生に与える注意。 (2002.07.08) 

 試験開始前に担当者が「掲示でも注意を促していますが、重ねて注意します」と、以下のような注意事項が紹介されます。

  1. 学生証を机の右上に出してください。
  2. 持ち込みを許可されているもの以外、机の上におかないでください。
  3. 答案用紙の担当者及び科目名並びに学籍欄の記入事項は、すべて略さず正確に記入してください。
  4. 答案用紙の持込み、持帰りは不正行為とみなします。答案用紙は必ず提出してください。
  5. 試験開始後に出席表を配布します。氏名・学籍番号・学生証の有無を書いて後席に廻してください。なお、学生証を忘れた者に届出用紙を渡しますので手を挙げてください。
  6. 携帯電話やポケットベルなど通信機器は電源を切って片づけてください。なお、時計としての使用も認めません。
  7. 学生証の照合で監督者が廻ってきたときは、確認しやすいように顔をあげてください。
  8. 試験開始後20分を越えての試験時間中に退室する場合は、手荷物を持参して所定の出口または教卓にいる監督者に答案用紙を提出してから退室してください。
  9. 試験開始後、体調不良などの理由で途中退室した場合は、追加試験の対象とはなりません。
  10. 試験終了10分前からは退室できません。また、試験終了の合図があったら、ただちに答案を書くのをやめてください。答案の回収は、監督(補助)者が行なうので、回収している間は席を立ってはいけません。
  11. 試験終了後、回収した答案用紙の枚数と出席表の合計数を確認しますので、合図があるまで退室できません。

 何度も何度も訊いていることを、だらだら述べている間に、せっかく記憶した事柄が消去されてしまった、という経験をした方も多いと思います。試験開始までのあの一見無駄な説明には、直前の記憶の消去という目的でもあるのでしょうか。まあ、理由は不明ですが、これらの注意事項の音読は義務づけられているので、記憶内容を保持したい方は、できるだけ耳を塞ぐように努力するなりして、がんばって下さい。

 ところで、試験には色々とトラブルが生じます。以下に代表的な事例を紹介します。

・ケース1:「試験開始時刻に遅刻した」

 試験開始後20分を経過していると、入室はもちろん追加試験すら申し込めなくなります。この場合は、学習指導との面接の際に、「身内に急病がでた」、とでも言ってなんとかしてください。欠席して診断書をもらって、追加試験申請するのが無難だとは思いますが。ちなみに、電車が遅れた場合は、必ず「遅延証明」をもらうようにして下さい(これがないと普通の遅刻と同じ扱いになります)。試験開始後20分以内であれば、そのまま入室して受験するか、または入室せずに追加試験を申し込むか、本人の判断で決定できます。ちなみに、この場合の追加試験料は不要です(文学部)。

・ケース2:「試験中に気分が悪くなった」

 残念ですが、この場合の途中退室は追加試験の対象になりません。後で担当教員と相談して下さい。なお、トイレに行きたい場合は、原則として認められないが、やむをえない場合は、監督補助の付き添い(まあ、トイレ前までだろうけど)はありますが、許されるようです。ちなみに、その時の状況と対処は答案回収袋に記録されるので、後で担当教員にネタにされる恐れがあります。

・ケース3:「不正行為の疑いがある」

 不審な動きや不正行為の疑いがある場合は、まず最初に注意もしくは警告が与えられます。その場合は、該当する行動をやめれば問題なしですが、不正行為が明らかな学生に対しては、答案用紙の強制回収、証拠物件の押収がなされ、試験監督者たちの合議に基づき、不正行為の認定がなされます。まあ、証拠物件がある場合は、飲み込むなどの隠滅作業をするしかないですね(良い子は不正行為そのものをしてはいけませんよー)。ちなみに、不正行為が確認されると、試験終了後に試験本部に出頭という、鬱な状況になり、保証人へ連絡、成績に対する罰はもちろん、実名公表といったオプションが加わることもあります。首吊りしたくもなるわな。

 まあ、色々ありますが、普通に試験を受けるようにして下さい。

 …追加試験関連では正直に理由を話してはいけません。「嘘も方便」です。


▼教育実習におけるセクシャル・ハラスメント実態調査。 (2002.07.07) 

 関東地区私立大学教職課程研究連絡協議会・教育実習部会が「教育実習におけるセクシャル・ハラスメント(教育・研究・課外活動・就労の場においてなされる「相手を不快にさせる性的な言動」を行なうこと)の実態調査」のアンケートを行なっています。このアンケートでセクハラに該当する項目として、以下の10項目があげられています。

  1. 性的なからかいの対象にされたり、卑猥な冗談を言われたりした。
  2. 雑誌やインターネットなどの猥褻な写真、画像などをわざと見せられた。
  3. 身体を執拗に眺め回したり、必要もないのに身体に触れられたりした。
  4. 性的な関係を迫られた。
  5. 性的な話題について必要もないのに質問された。
  6. 宴会や打ち上げ会で、校長、教頭、指導教員などのそばに座席を指定されたり、お酌やデュエットなどを強要された。
  7. 食事や飲みにしつこく誘われたり、執拗に交際を迫られたりした。
  8. 自分の担当ではないのに、女性または男性ということで、お茶くみ、掃除、力仕事、私用などを強制された。
  9. 言動について、「女らしくない」/「男らしくない」、「女のくせに」/「男のくせに」と言われた。
  10. 女性らしく/男性らしくということで、服装・髪型・化粧などについて注意されたり、批評されたりした。

 私見ですが、10項目のうち、1つくらいは実習中に該当するような事があったのではないでしょうか。例えば、諸々の準備や声の大きさの注意などでは、男だから、女だから、といった対応がなされることが多いように思えます。また、いわゆる性的問題に関しては、生徒からのセクハラが多いような気もしますが、ここでは問題にされていないようですね。

 実習生という立場上、あまり事を荒立てると不利益を被ることになるので、多少のセクハラなら大丈夫!と考えている下衆野郎がいるのかどうかはわかりませんが、この調査の結果は気になります。

 …学内セクハラ問題もありますが、単に調査するだけではなく、該当者をさっさと処分しろ。


▼おまけ。 (2002.07.06) 

1)

 もう試験ですねー。そろそろ試験対策情報でも掲載するのがいいのでしょうけど、時間がないので、誘導先を提示して逃げますか。

 ・「学問のススヌ
 ・「慶應ちゃんねるサロン

 まあ、過去問入手するよりは、「D」はつかない答案を書けるようにする練習した方がいいとは思います。ノート入手に没頭するヒマがあったら、最終授業に出席してまとめだけでも「自分の耳で」聞いておくと、「D」をとる可能性はかなり低くなります。持込可であれば、教科書や参考書を一冊用意するだけでも違います。いい加減、従来のテスト対策神話なんぞ信じていないで、他の手を使ってみてはどうでしょうか。

2) 

 ちなみに「D」をつけられやすい答案例。

 ・解答量が著しく他と比べて少ない。
 ・字が乱雑に書かれている。
 ・どの問題に回答しているのか不明瞭。
 ・主語、述語がはっきりしていない文章がだらだら…。
 ・萌え絵だけが描かれている。
 ・名前欄に萌えキャラ名が書かれている。

 といったように、内容云々の前に、採点者が最初から採点する意欲をなくすような答案は書かないようにするといいかも。当たり前ですが、たくさんの採点を一定時間内にやらなければならない、という状況では、最初の印象で「D」候補ははじかれる運命になりますから。あと、一発ネタは、最低基準点をクリアしていない場合は、完全に放置される場合が殆どです。いや、個人的には点数あげたいんですけど。

 結構、このような最低ラインすら守られていない答案が多くて困っています。

3)

 一時帰宅せずに、バイトすることになりました。最初からそうすればよかったと後悔。

4)

 前回更新から間が空いてしまい、申し訳ありませんでした。別に倒れていたり、鬱というわけではありませんので、ご安心を。

 心配してくれている人がそんなにいるとも思えませんが。


春学期末試験時間割発表。 (2002.07.05) 

 7月に入ると、普段見かけない方々たちが出現し出すせいもあり、キャンパス人口密度は飛躍的に上昇します。レポート提出期限が集中するということも合わさり、図書館オープンスペースを筆頭にパソコンの利用待ち時間がいつもより長くなるということも見られるようになり、ちと不便な時期でもあります。

 特にパソコン利用でひどいのは、グループ単位で占有していたり、友達と連絡をとって、並ばずに連続使用していると思われる者がいることです。順番待ちで並んでいるのを無視して、中にとことこ入っていき、そこで先に利用している友達と交替して…、ということを平然と行なっているのもみかけます。まあ、こういう人を普段以上に見かけるようになるのが、この時期の特徴です。

 ところで、5日にようやく春学期期末試験の時間割が発表になりました。普段授業に出席していない人が多いのか、掲示板の前は履修申告した科目の試験の有無をチェキする人ですごいことになっています。授業に出ていれば、試験情報はイヤでもわかるものなのですけどね。学事センターのホームページでも、PDF形式のファイルで掲載されていますので、訂正情報が出揃う試験直前までは、なるべくPDFファイルで確認した方がいいと思われます。

 まあ、レポート情報だけは直接確認しないとならないので、ちと不便ではありますが。

 …普段出席しないヤツが多く来るので、プリント枚数が足りなくことが多々あります。履修人数分用意しないのが悪いのかもしれませんが。


図書取り寄せサービス停止。 (2002.07.04) 

 試験ではなくレポートが課せられる科目の場合、レポートの参考となる資料の収集が重要になります。課題本が指定されている場合は、特にこの本を入手できるか、できないかは、正に死活問題です。もちろん、課題本の場合は購入するのが前提になっていますが、中にはとても高価なものもあったり、課題本ではなく参考文献程度の扱いですと、わざわざ買う必要はない、というものもあります。このような場合はおそらく図書館で借りる、という選択肢がまず第一にあげられるでしょう。

 当然、この考えをする同士、ではなくライバルは多いのですが、残念なことに、基本的に図書館では重複購入はしていないので(諸事情により3冊程度ある場合もありますが)、一人が借りてしまうと、後の人たちは借りることができなくなります。このような場合は、地元図書館で借りるというのも手なのですが、公立図書館ですと、選書方針が異なり、専門的な学術書は買われていない場合が多いようです。

 そんな時は、他地区に蔵書があれば、取り寄せするという方法があります。しかし、この取り寄せにも弱点があり、「試験前の1週間前の7月12日(金)から 7月24日(水)まで、学部生の日吉・藤沢・理工学メディアセンターからの 図書取寄せサービスを停止いたします。」という告知がなされています。つまり、12日以降は他地区に在荷状態であったとしても、取り寄せができないため、直接出向くしか借りる手立てがない、ということになります。

 夏休みの長期貸し出しを狙う人もいるかもしれませんが、この長期貸し出し開始日は、取り寄せ中止期間内になっています。この時期に他地区所蔵本を狙っている人は、直接出向くしかないのかもしれません。

 まあ、現在はネット上で比較的容易にレポートの元ネタは入手可能ですので、以前より競争が激化するということはないのかもしれませんが、パクリだけは百害あって一利なしなのでやめましょう。

 …延滞だけはやめれ。


▼自殺したいよー、という電話。 (2002.07.03) 

 日本における自殺者数はついに3万人の大台に乗りました。テレビやインターネットの情報から、同じような状況や年齢、性別の人の自殺例を知ると、やはり自分も死ぬしかない、という絶望の共感から、後追い自殺をしたりするというケースも多くなってきているようです。

 ところで、自殺をする前に、親しい友達に電話をしてくるということは結構多くみられるようです。もし、あなたがそのような電話を受け取った場合はどうすればいいのでしょうか。

 まず、「死にたい」という奴が実際死ぬことなどないから、笑って済ませる、ということだけは絶対にしてはいけません。この電話はいわば「助かりたい」という望みのあらわれでもあります。途中で切ることはせずに、かけつづけ、そのままその人の所に移動し、防止することが重要です。もし、友達を呼べるようであれば、できるだけ多くの友達を呼ぶようにするといいでしょう。とにかく、側に人がいる状況をつくることを考えて行動してください。

 また、特にうつ病患者の場合は、エピソード中は自己決定できない、いわばコントロール不能な状況下にいます。そのため、自殺企図がみられたら、必ず強制入院させるくらいの行動は必要です。話していて落ち着いたから、家に帰ったら、そのあと自殺していた、という事例もあります。とにかく自殺を防止させることを第一に考えて下さい。

 本人の意思確認を無視した行動であっても、「自殺防止」が第一重要目的です。助かれば、あの時はこういうことがあって大変だったなー、と後で笑い話にできても、死んでしまっては、そんな話すらできなくなりますから。

 …万が一の時のために覚えておいて下さい。


▼大学院棟の大掃除。 (2002.07.02) 

 大学院棟の6階(と7階の一部)には、大学院生のための研究スペースであるキャレルが設置されています。このキャレルは、設置数の関係から、一人に一つではなく、二人で共用することになっています。そのため、利用時間帯や、私物の置くスペースなどは、二人で相談して決めることになるのですが、中には強制的に圧倒的な量の私物を先制攻撃で放置して、どうにでもできない状況にしてしまう方もいらっしゃいます。大抵は、5月には既に勝負は決まるものなのですが、現在でも攻防が繰り広げられているところもあるようです。ちなみに、この問題は当事者間で解決すべきものなので、泣き寝入りしている人もいるようですが、その反対に、利用申請しても、全くといっていいほど利用しない人もいます。こういう人同士のキャレルは、常に閑散としています。まあ、相方が誰になるかは運次第ということです。

 ところで、このキャレルですが、前述のように相方にスペースを占有されてしまったいわゆる負け組や、そもそも窓際であったりロッカーが近いと、そこに私物を放置して利用しているという方もいます。まあ、大抵は金目のものではなく、無料で放置されている紀要のバックナンバーやら、レジュメや論文のコピーなど、盗難されても痛くないものばかりなのですが、よくまあこんなに集めたものだ、と関心してしまうほど積み上げられている場所もあります。

 もちろん、キャレル以外の場所に私物を放置することは禁止されています。特に冷房装置の上に私物を置かれると通気に問題が生じたり、崩れた際の処理の問題もあり、自治委員会では定期的に大掃除というか、撤去作業を行なっています。今期は7月13日(土)にあるようなので、心当たりのある方は早々に回収した方が無難です。まあ、不用物を投棄している輩もいるとは思いますが。

 …さすがにキャレルにマンガを置くのはマズイと思うのですが、ロッカーの中には更にマズイものがあったりする。


▼おまけ。 (2002.07.01) 

1) 補講日

 名目上設置されているだけ。教員側も「黙って休講」策をとる人が多いと予想されます。学事にいうと文句&減給の恐れがありますし。

2)

 7月に入ったのに、まだ2002年度の履修案内を掲載していない某学部のサイトはどうなっているのでしょうか。今月中に掲載される可能性すら微妙です。

3)

 キャレルに自分用コーヒーを置いている人が多いのですが、毒物混入される危険性は考えていないのでしょうか。誰でも入室可能な状況で、無人状態の時間帯も結構あるので、毒物はなくてもイタズラされる可能性はあると思うのですが。…って、被害妄想がひどいだけか。

4)

 研究室のPC内にまた忘れ物をしてしまった。もう、諦めよう。

5)

 薄着してくる女子のせいで、教室の冷房が弱められてしまいます。何とかして下さい。

▼さようなら。本当の幸せを探す旅に出ます。 ▼戻る