評価と評定。

- 2001.12.02 -

▼インフルエンザの予防接種を受けに行った翌日、インフルエンザ発症。 ▼戻る

▼対処方法。 (2001.11.30)

 日記やテキストを純粋に楽しみたいという方にとって、このホームページを見続けることは無意味です。このような関心でこのHPの文書を読んでいても気分が悪くなるだけですし、現にそういう症状が現れているかもしれません。そのような方は、「ReadMe!」に参戦している、エンターテインメント系テキストサイトをご覧下さい。このトップページにだらだら書き連ねている「日付入りの断片的文章」とはわけが違うものをお読みいただくことを強くオススメいたします。

 …ここは閲覧される方を楽しませる事を目的としていませんし、いわゆるエンターテインメント的な要素があったとしても、それは決してメインではありません。


▼気になる木。 (2001.11.29)

 かの有名な「日立CMソング」を授業開始時と終了時に熱唱している、奈良女附属小学校の総合的学習の実践ビデオを観た。天井にある「気になる木」と称する木に、疑問点を書いた気になる葉をつけていくというポートフォリオの作成なんですが、子どもが関心を抱くあの歌を利用したうまいネーミングだと思う。

 田中耕治(編著)『「総合学習」の可能性を問う』(ミネルヴァ書房、1999)

 にくわしく書かれていますが、教員目指すんだったら、一度読んでみて、総合学習のネタづくりを練習してみてはどうでしょうか。単に子どもに迎合しているわけでもないと思います。

 …教員志望の学生は子どもに合ったネタづくりが苦手な方が多いような気もしますが、マニュアルに正解を求める、攻略本片手にゲームするなんて事しないで欲しいです。探究心を忘れた教師は要りません。模範的な授業案に基づいた実践ができても、「評価」ができなければ意味ないですし。


▼トルネコ考(…ネタ)。 (2001.11.28)

 灯台が怪しい光を出し始めて船を出すことができないので、灯台の魔物をやっつけてやる、と強気で出かけていったトルネコですが、魔物が強くすぎて先へ進めません。入り口からほとんど進んでいない2階へ上がる階段付近で意図的にうろうろしていたら、運良く勇者様一向に出会います。トルネコはすかさず、ここの魔物は強い、でもあなた方なら大丈夫、私は船を出す準備を…、といった具合で、勇者様一向にみごとに厄介を押し付けることに成功。

 その後、灯台が無事に元に戻ると、今度は勇者様一向に、「実は私は魔物たちに恨まれているようなのです」と切り出し、「でもあなた方のような強い人たちと一緒ならとても心強いでしょう」と保護を求めます。最後に殺し文句「一緒に世界をまわろうじゃありませんか!?」と、船を持っていることをさりげなくアピール。さすがは商人、交渉の秘訣を心得ています。

 ちなみに、妻のネネは最も儲かる金融、銀行業に乗り出しています。エンドール王が許可したのは店であって、金融業の認可を受けているのかはナゾですが、世界平和が実現されれば、武器防具の類が売れなくなるのは確実なので、最良の選択です。

 仲間になった後も、基本的に商売のことか下らない事しか考えていません。ハイリスクハイリターンの時代は終わった、ちみちみ稼ぐのがいい、と商売の秘訣まで言い出します。女性専用アイテムを鑑定させたときに出てくる変態的なコメントは、ただのセクハラおっさんを超えています。体格と話す内容からかミネアには常識のない人として見られてしまいます。しかも、天空の剣を入手したら、目的達成ともいわんばかりに、馬車で休みたいなー、を連呼。戦闘での活躍は実際にプレイした方なら誰もが知っている通りです。

 最終的に世界を救っても、マスタードラゴンからは「これからも商売に精を出してくれ」といわれます。というか、勇者の仲間になった後は商売してませんが。最大級の皮肉の込められた言葉なのかもしれません。

 ところで、導かれし者たちは皆戦う理由を持っています。途中で皆「デスピサロうぜー」になってしまいますが…。しかし、トルネコは、自己の保身と興味関心のために一見すると危険な魔物と戦う道を選択しています。しかも家族を捨ててです。これには別の強い理由があると考えた方がよいでしょう。

 ハイリスクハイリターンの時代は終わったと本人は言っていますが、「勇者の一行に加わり、世界平和がもたらされた暁には、その経歴を利用して商売してやるぞ!」という大きな野心が隠されていたのかもしれません。そしてこの旅に同行するという行動がノーリスクハイリターンと確信していたのでしょう。ただの自己中と結論づけるのは早計です。

 勇者が世界を救えるほどの力量であることを瞬時で見抜き同行する。妻には金融業で世界シェアを目指させる。ポスト世界平和を見据えた先見性と恐ろしいまでの計画性、そして凄まじい行動力を持つトルネコ。彼はやはり大物です…経済人として。そして、彼はまぎれもなく導かれし者を超越する世界を「導く者」、資本主義の権化なのです。

 …トルネコ、恐るべし……。 


評定する際の採点対象。 (2001.11.27)

 発表者がどんなに深く調べ、考えていたとしても、聴衆には「発表された内容」しか伝わらない。聴衆が発表された以上のことを推察しようとしても、それが発表者の真意と異なり、結果として議論がかみ合わなくなる可能性が大きい以上、相手に伝えるべきことはきちんと明示すべきだろう。意図的に隠蔽する場合を除いては。

 …「書かれた内容」、「話された内容」が全て、と思う必要がある。いわゆる「客観性」を重視するのであれば特に留意すべき点。試験で「書かれた答案」のみを採点対象とするのと同じロジックです。


▼送信ミス?それとも意図的?。 (2001.11.26)

 時々ですが、明らかに宛先を間違えた私信メールが届くことがあります。大学のメールアドレスを使用していると、番号がひとつ違っていても、該当するメールアドレスが存在することがあるためだとは思いますが、送る前に気をつけて見直してください。特に他人に見られると困るようなメールは…。

 …以前に卒論のために、スパムメールを大量送信してメールサーバをダウンさせたW大生がいましたが、大学のメールアドレスは機械的に割り振られているので、標的にされやすいのかもしれません。送る方もエラーがなければ存在しているメールアドレスなので、医学部生メールアドレス集なんか作って、商売している可能性もあります。変更できるようにはならないのでしょうか。


▼実定法の基礎。 (2001.11.26)

 「法律なければ刑罰なく、法律なければ犯罪なし」という言葉しか覚えていない。なんでかなー。

 …意味は全く覚えていませんが、語呂がいいから覚えていたというのが有力。


▼統合されない悲しさ。 (2001.11.25)

 経済状況が悪化すると外国人労働者を排除したり、北朝鮮関連の事件が起ると北朝鮮民族学校の学生への嫌がらせが起ったり、最近ではアメリカ同時多発テロが起った後アフガニスタン出身者が迫害されたりするのはなぜですか。

 …平等主義者がひょんなことで差別主義者に転じてしまうという、自己のスタイルが分裂状態にあり統合されていない事の悲劇がそこにある。「本音と建前」のダブルバインド状態を超越しない限り、自己のスタイルを築くことなどできやしない。


▼学力試験より個性重視だ。 (2001.11.24)

 と選抜システムを変えても、塾へ通わせるより、ピアノ、習字、水泳といった特技を伸ばすという方向に変わっていくだけで、家の資産力が学業達成に及ぼす影響力が取っ払われるわけでもなく、それどころか、貧乏だと特技を身に付ける機会が極端に減るという状況を引き起こし、結局のところ今以上に家の資産力が大きな意味をもつようになると予想される。誰でも勉強すれば社会で成功できるという立身出世思想は崩壊し、固定化した階級が顕在化してくるのかもしれない。特技なんてもんは金がなければ身に付ける機会すら与えられないものが殆どなのに対し、いわゆる勉強は学校に行ってさえいればあとは努力と根性で金がなくてもできる。

 …元成り上がりが成り上がり可能な状況を潰すという秀吉的発想。


▼三田祭。 (2001.11.23)

 模擬店も催し物も三田祭に関係するもの全てを楽しめずに、生協と研究室に用事があっただけで、期間中に大学に行くことは、虚しいを通り越して笑うしかない状況を引き起こしました。

 …抽選だけでもやってくればよかった。


▼失礼な受講態度(抄)。 (2001.11.22)

 配布物がやたらに多かったり、出席を毎回とったりする講義では、欠席することに対するリスクが非常に高いため、諦めの悪い連中が半ば強制的に出席させられていたり、出席したふりをするなどといった現象が生じ、結果として以下のような弊害が起ります。強制的出席システムにより、互いに不幸になる状況が生じていると言い換えてもいいかもしれません。以下はほんの一例です。

 ・携帯メール

 「講義中にもかかわらず携帯電話をいじくっている人が多いような気がします。」、「私語が少なくなったと思ったら、携帯メールか。」といった教授方の言葉がありますが、実際に結構目撃することがあります。講義中に携帯メール。内容は講義とはかけ離れた私用なんでしょうけど(当然か)。ちなみに教壇からみればバレバレです。ゼミ内でもやっている人がいますが、失礼極まりない行為なのでやめて下さい。

 ・配布物複数確保

 欠席している人の分なのか、一人で複数枚配布物を確保している人がいます。ひどいものになると、5,6枚も確保している輩もいるから驚きです。教員の多くは無駄を省くため、出席者数を想定して用意してくるため、複数枚確保されると、出席しているにも関わらず配布物が手に入らないという事態が生じます。決まって教員は「欠席している友達の分を持っていった人は返してください」と言いますが、もちろん返すやつは皆無です。どうせ見られていないだろう。って考えなのでしょう。自分とその仲間中心主義の典型です。

 ・配布物即持ち帰り

 配布物を取ると、そのまま帰ってしまうわきまえないというかしたたかな連中が少なからずいます。出席表に名前を記入して即刻帰るという併せ技を使う連中もいます。このままでは、早稲田の某教授みたいに、基本的な受講態度についての注意書きを配布されるという事態も近いかもしれません。

 ・終了後入室

 講義が終了した後に教室に入り、配布物を取ったり出席表に名前を記入する輩もいます。即刻持ち帰りよりはいくらかマシ(出席者への配布物が不足するという事はないし、出席表も一番下に記入されるから、バレバレ)ですが、やはり良識ある態度とはいえません。

 …これらの失礼な受講態度をとる学生の多くが「女性」だ、と某教授は言っていました。そういわれてみると、確かに友達の分をキープするのも、何食わぬ顔して遅刻してきたり、終了後入室してくるのも、携帯メールも、私語も、即刻持ち帰りするのも、先週一週間観察してみましたが、女性に多い(女性しか見ませんでした)ような…。彼女らの多くが「要領がいい」と自負しているのが痛いです。お一人様一点限りの商品を何回もレジに並んで複数個買うオバサンの原型がここにあるのかもしれません。


▼一般利用者<研究者。 (2001.11.21)

 図書館では資料のデジタル化などの最先端技術を駆使した計画が行なわれているようですが、旧図書館に所蔵されている古い資料の目録整備は完全に見限られたのでしょうか。もう少し一般の利用者が満足できるようなサービスの充実を考えて実行して欲しいものです。こころを見習え。

 …旧図書館所蔵図書目録は正直なところ使えたものではない。極端な話、実際に書架(もちろんNDCといったきちんとした分類基準に従って配架されてはいない)へ行って、一冊一冊見ていった方が早く見つかることもある。


▼流星群。 (2001.11.21)

 東京の都心部でも火球や流星痕も見ることができましたが、山行って流星雨ってやつを見たかったです。ネットの中継でみるのとはわけが違います。

 …ホンモノをみて感動するっていう経験、大切です。


▼細かい芸。 (2001.11.20)

 教授の館(ロマサガ3、西の森)の地下実験室の床には「天才」と描かれていたんですが、慶應大学のキャンパス内のマンホールにはペンマークが描かれています。こういった細かい芸、結構好きです。

 …キャンパス内にはいたるところにペンマークが入ったものがあります。散歩ついでにチェキしてみるのも楽しいかもしれません。


▼一応の弁明。 (2001.11.19)

 議論をするには、議論内容についてのある程度の知識を持つことが絶対の条件か。それとも、全くの無知であっても、思ったことを素直に述べることができればよいのか。議論内容にもよるだろうが、ゼミで行なわれる議論は、素人相手に話を一方的にするものではなく、同じ学問領域を専攻する者同士の議論なので、ある程度の前知識は必要なものだと考えている。発表者に学問的なフィードバックがなされない発表は発表者自身だけでなく、聞き手にとっても有益とは言い難い。専門的なコメントができるのが教授一人という状況であってはならない。思ったことをぶつけ合うだけなら居酒屋でもできる。

 …と、「大学の学校化」を象徴した意見をしてみる。


▼ポケットステーション。 (2001.11.18)

 そういえば、電池が切れてから一切使っていない。今後も使われる予定はない。ちなみに、最後に使ったゲームは「テイルズオブエターニア」で約一年前のこの時期のことだった。

 …まだ売っているんでしょうか?


▼XP。 (2001.11.17)

 一度インストールしたんですが、DTMのアプリが作動しないことが発覚したので、アンインストール。何気に対応していないアプリが多いようなので、しばらく放置することに…。無駄な出費だった。

 …某誌の「互換モードがあるから大丈夫」って台詞を信じたのがバカでした。やはり自分で事前に確認すべきだ。 孫引きして失敗した気分に近いかも。


三田祭休暇。 (2001.11.16)

 本祭は22日〜25日の4日間ですが、準備や片付けを含めて1週間のオフィシャルな休暇期間があります。この休みを利用して旅行に行く人も多いようです。確かに所属しているサークルやゼミが参加しないのであれば、三田祭に行くという積極的な理由はないんでしょうけど、講演会や研究発表といったアカデミックな催しもあるので、一度は行ってみる価値はあると思います。

 …ゼミの研究発表は、2年生にとってゼミ選択する際の良い判断材料だと思います。直に先輩からゼミについての情報も入手できるし。


▼137教室?。 (2001.11.15)

 以前紹介した第一校舎のナゾですが、実は133教室の前の入り口があるスペースにもうひとつヒミツがあります。それは「137」と書かれたプレートが掲げられているドアです。もしこれが教室であれば411教室以上にレアな教室ということになります。普段滅多に使わないであろう第一校舎東端の階段の行き着く先には、ヒミツがたくさん。是非一度実際にチェキしてみてください。

 …そんなことより、ビデオのタイマー録画にまた失敗。前の番組が延長でもしたのだろうか。番組の延長時間に併せてタイマー開始時刻も遅らせる機能がついたビデオデッキでも買うか(あるのか?)、リアルタイムでみるか。深夜放送枠はこういう事が多いから気が抜けない。……わっふる。


▼いじめられたら…。 (2001.11.15)

 「もしあなたがいじめられ、解決の糸口が見出せずにいるのであれば、いじめるヤツに報復行動をとりましょう。しかし、真正面から向かい合っても勝てる見込みはありません。勝てるようならいじめにあうわけがないからです。そこで、いじめるヤツの周りに標的を移してみるといいでしょう。例えば、家族や恋人、友達、時には大切にしている物でもいいでしょう。何でもいいからいじめるヤツの大切なものを奪うのです。あなたの人権を踏みにじったいじめるヤツに一矢報いるのです…。あなたが味わった奪われる苦しみを、大切なものを失うということを身をもって知らしめることが大切なのです。」

 …だって。こわー。いじめている人がいたら、悔い改めるいい機会です。


▼動機欠落。 (2001.11.14)

 何をやりたいのか今ひとつはっきりしない、いわゆる趣旨なき論文ばかり読んでいると、著者は本当に何も考えていないのか、それとも言葉足らずで伝わってこないのかわからなくなってきます。前者の場合なら、データがあるから分析しました。ってこと(これはこれで問題だと思うけど)で結果にそれなりの意義があればよしとされる場合が多いけど、後者の場合なら、投稿する前に他人に読んでもらって、わかりにくい箇所を修正するなりしてほしいものです。

 …自分で読み返してみて何も感じないようなら、実力不足、センスナッシングってこと。掲載誌が査読ナシのものは掲載論文がハッキリ言って高校時代に書いたレポートより酷かったり、このHPの駄文以下のものもあったりする。駄論文をコレクションしてみるのも面白いかも。


▼反省会。 (2001.11.13)

 先輩方と飲み会に行くと、その時は楽しくても家に帰ってからヘコみます。自分のあまりの無学さと無計画さ、そして絶望的なまでの実力差。今までは「可能性」だけで(無理に)肯定的に評価してくれていた周りの方も、さすがに見限りつつあると思う。何か形になることをやらないと…。

 …自分に甘過ぎた。いくら努力しようが結果が伴なわなければ意味がないってことを痛感。


▼いじめが解決できない理由。 (2001.11.12)

 「いじめる子のがいじめを容認する態度をとっている、もしくは親自身が昔いじめを行なっていた。」

 私立学校なら停学や退学といった措置がとれるが、公立校の場合は、よほどのことがない限り出席停止処分にはできない。口頭での注意は本人はもちろん、その親ですら聞く耳を持たなかったりする。その反面、体罰ともなると、過剰に反応し、教育委員会に訴える、PTAに訴える、教師を辞めさせるといった横暴な行動を起こす。概して彼らは子どもには滅茶苦茶甘く、多少の悪さ(例えば恐喝や窃盗)は問題としない。いじめなどで相手に傷害を負わせたり、結果として殺害したとしても、賠償責任を問えるほどの支払能力はなく、結局のところ3年もおとなしくしていれば普通の生活に戻ることができ、失うものはほとんどない。最初から失うものが限りなく少ない人間、持たざる人間の強みがここにもみられる。生殖機能と相手さえあれば誰でも子どもはできるわけで、粗悪品を世に送り出している人間も少なからずいることを忘れてはならない。福祉を食い物にして粗悪品を製造しているとんでもないヤツをなんとかしろ。

 …ここまで解説されてようやく「親資格免許制度の趣旨」を理解することができました。ただ、親が悪ければ子も悪くなるというのは本当なのでしょうか。神話を根拠に論を展開するのはもちろん、制度導入を考えてはいけません。


▼公約。 (2001.11.11)

 ・「いじめる子は強制転校

 …もぐらたたき的発想だが実現されたら画期的。何が最悪かが分かっていないお祭り大好きの人権団体はだまっちゃいないだろうけど、ひそかに期待しています。 

 (追記)…彼はやっぱり落選しちゃったみたい。


▼少人数。 (2001.11.10)

 2年、3年は三田でまあ40人くらいの中規模クラスの講義を中心に履修していました。ところが、例の通り興味のある科目群はほとんど履修してしまったので、4年は余力が出てきたということもあり、少し専門的でかつマイナー系なものを中心にせめてみようと思い、他専攻の専門科目の中でもちと難解そうなものとかを履修してみることにしたんですが、結果として10人弱の小規模クラスの講義を多数履修することになってしまいました。他専攻生、しかも4年が紛れ込んでいるという状況なので、いつも孤独感を味わっています。

 …一歩間違うととんでもない過疎講義を受講するハメになるので、単位取得を第一目的とするのであれば、事前にある程度の情報を入手しておくことをオススメします。特に時間割とかで競合していそうな人気講義をチェキすることは忘れずに。


▼Y氏曰く。 (2001.11.09)

 「失敗しない秘訣は、何もしないことである」

 …「成功する秘訣は、挑戦し続けることである」とでも続くのでしょうか。名言。


▼小学校受験。 (2001.11.08)

 多くは親が試されているんですけど、当然子ども自身にも試験が課せられます。例えば、

 「いぬとねこのちがいはなんですか?」と聞かれたり、
 「机の上に散乱したパン粉を片付けさせる」実技をさせられたり、
 「お腹が空いたときはどうしますか?」とプライベートなことまで答えさせられたりします。

 どういう基準で採点されているんでしょうか。答えそのものより、受け答え方とか取り組み方が重視されるともいわれていますが、子どもにとっては難問だと思います。塾に通って、問題に慣れていなければ合格できないのが現状なのかもしれません。

 …受験担当者になったら、例のあの問題を出題したい。親と子どもに同じ問題やらせて…。


▼引用。 (2001.11.07)

 レポートでは必ず引用元を明記する必要があるが、講義で引用元、すなわち元ネタを明らかにする教員はそうたくさんはいない。これは、他者の研究成果や意見を明言せずに借用して、あたかも自分の研究成果や意見のように語り、メッキを施している教員が少なからずいることを示している。偉そうなことを言っている教員も、実は自分では何も考えずに、ただ単に先人の知恵を借りて、学生相手にえばっているだけなのかもしれない。

 …時々教員が消化不良を起こしていることがあります。原典を一回も読んだことがないのに、「…の思想の特質は…」と偉そうに語っているヤツが多すぎる。成績評定という権力がなくなれば、相手にされない虚しい存在だ。


▼誰のための議論。 (2001.11.06)

 とにかく発言することが第一目標なので、必然的に「…こう思う」、「…だった」という個人の経験のみに依拠した意見が大多数を占める。基本的に「…思う」という個人の意見は根拠が自らの経験ということもあり、意見の否定は自分の存在の否定にも繋がるという思いがあるのか、そう簡単には崩れない。その為、結局のところ議論は思いの強さ次第ではまったくかみ合わずに時間だけが経過するというむなしいものに陥る可能性が高い。特に成員の多数が、議論すべき内容についての基礎知識がほとんどない状況下ではその傾向が顕著に見られる。

 …何のための、誰のための議論か。といった根本的な姿勢が忘れられているのか、甘ったれているのか、単に不勉強なのか。まあ、そもそも発表者がその発表内容に対して何の思い入れもなければ、何をやっているんだ、ということなのだが。


▼オブラート。 (2001.11.05)

 相手が話しすら聞かなくても、こちらから話す事をやめて閉じこもるという態度は許されない。話し合い、関わり合いを断った時点で、みんなが敵になる。

 …黙っていてもいけないわけで、敵を刺激せずに発言するという高等技術が求められる。


▼周りを見る。 (2001.11.05)

 石ころの話は、「神ではない」という主張をするタイミングの問題。少なくとも、状況を見ずに安易に発言していくことは、将来を潰しかねないし、大多数を占める反対派、否定派からパージされるのは目に見えている。どんなに正しいものであったとしても、社会的な影響力を考慮した上で発言していく必要がある。一種の興行師的なスキルも要求されるのかもしれない。

 …常に周りを見渡せ、状況を見極めなければならない。気がついたら孤立無援という状況に陥っているかもしれないから。 


▼ある昔話。 (2001.11.04)

 ある石ころを自分以外のみんなは神様だとして信仰の対象として信心深く拝んでいるが、自分にはそれがただの石ころにしか見えない。無条件にこの状況を受け入れることができないが、そんな状況の中で、ただ「なんでただの石ころを拝んでいるのか」、と言うことはみんなを敵に回す行為である。そこで、自分の主張がただの思いつきではないことを証明するため、石ころの成分や歴史的背景を可能な限り調べて、他の石ころと何ら変わらないことを「実証」してみる。しかし、みんなはそんなことでは石ころを拝むことをやめない。

 この石ころが「神である」か「神ではない」かをどのように「実証」し、どのようにすれば受け入れてもらえるのだろうか。それとも、石ころそのものには一切触れず「いつしかみんながこういう信仰を持つようになった」とすればよいのか。あるいは黙って拝むふりをしておけばよかったのだろうか。

 …「この問題はそもそも「実証」すべき問題か。」今、悩んでいるのは正にこの問題と似たようなことです。


▼第一校舎のナゾ。 (2001.11.03)

 キャンパスの中央に構えるつい最近まで冷暖房不完備だったら第一校舎ですが、古いだけに未体験ゾーンも多いものです。とってつけたかのような4階にある教員研究室もそうですが、4階から外に出ると色々と機械類が置かれているベランダじみた場所もナゾです。機械類(冷暖房関連か)の置かれているスペースの中央には意味ありげな椅子が置かれています。しかも、更に進んで一番奥(機械に隠れて発見しにくいのですが)、ひそかに3階へと下る階段があります。機械と壁との隙間がかなり厳しいのですが、降りると133教室の前の入り口があるスペースに出ます。…それだけですが。

 あと、地下には用務員さんたちの休憩室の他に、外からしか入れない「学生談話室」という場所もあります。別に隠してあるものでもなく、堂々と「学生談話室」と書かれた看板があります。指示どおり階段を降りててみるとなぜか「女子トイレ」があり、更に奥に進むと目的地であろう「学生談話室A・B」という部屋があります。印刷用紙の箱が大量に積んであって、いかにも倉庫っぽく人目につきにくい場所にあるので、監禁陵辱現場にでもなっているのではないか、と思えてしまうくらいヤバイです。

 …が、実際に使われているようですね。この前潜入を試みたときにも使用中でした。いきなりドア開けてビックリさせてしまい、ゴメンナサイ。でも、いくら人目につきにくいからといって、男なのに「女子トイレ」使ってみたり、いかがわしい行為に利用するのはやめておいた方が無難だと思います。 


▼イデーン消しゴム。 (2001.11.02)

 ふと授業中に消しゴムをみてみると、なんと「遺伝子」とか「遺伝と環境」という字が(反転されて)刻印されていました。いつの間に刻印されたのか、ナゾ。でも、最近「遺伝」という字が必ずある資料ばかりを読んでいたのは事実。

 …というか、3日くらい経過しても落ちる気配なし。


▼締め切り2ヶ月前。 (2001.11.01)

 卒論を大幅に手直ししている作業をここ数日やっていたんですが、どうも提出日までにまとまる見通しが立ちません。というのも、史料にぶつかる時間が十分にとれないのと、そもそも必要な史料をすべて探しあててないという基本的なことができていないから。今月中には4万字は書きたいけど…。

 …三田祭期間中は久しぶりに旅行に行こうかと思っていたけど、微妙。

▼いい加減HPをリニューアルしたり、メルマガ出したいんですが、時間がぁぁ! ▼戻る