新しい成績システム


●評語について●

成績表には、点数ではなく評語で成績評価されています。
厳密に受講者を評価する必要もなく、
教授方は、ご自身の研究時間を割かれる事はなく、
適当に評価しても怒られない理想のシステムなんです。

●新しい評価システムの必要性●

評価基準は教員各自の裁量に任されています。
ある教員は、「A」を連発し、ある教員は「A」なんぞつけない、という。
つまり、同じ「A」であっても、決して等価ではないのです。
採点すらしていない方もいるかもしれません。
ああ、いるよ…。確かに。

●不都合●

等価ではない成績を等価として扱って、処理しているのが、成績指数です。
奨学金は、この成績指数により、受給審査が行われています。
そんな人はいないと思いますが、履修科目を極力抑え、楽勝科目を狙えば、
必ず年20万円をゲットできるシステムが大学にはあります。
要領の良い人にお金あげちゃいますシステム。
ああ、うらやましいぃ!!

●要領の良い人は評価されます●

成績評価については、かなりアバウトです。
大抵先生の言いなりになっていれば、 「A」をもらえます。
先生の著作を書き写し、誉めるだけで「A」がもらえる科目も多いです。
俗に言う、「お勉強好き」や「要領の良い人」にはうれしいシステムですが、
ちょっと不器用な方は、なかなか良い評価は得られません。
ま、社会もそうだけど。

●こういう評価になります●

こうした弊害をなくすために、新しい成績システムが次年度より導入されます。
とりあえず、新しい評語を下に示してみよう。
詳細は、その評語の代表的な特徴を説明し、
現在の意味は、今現在の評語説明を記しました。
新しい評価は観点別評価です。
よーく、受講者を見ていないと、評価できません。

評語
詳細
現在の意味
ANGRY。たくさん怒られるし、たくさん怒る。 A。letter gradeの最高位。EXCELLENT。
BEAN。予期できないファニーな行動が多くなる。

B。普通はあってもなくても害はなし。GOOD。

CRAZY。狂った行動が多く、周りに多大な迷惑をかける。 C。通称三日月。FAIR。
DOG。色々なモノに噛み付く。夜間は遠吠え可能。 D。通称半月。不許可。残念でしたまたどうぞ。
EGG。ころころ転がる。転がりすぎると割れるので要注意!  
FIRE。情熱的に叫び続ける。マイクがあるとなおよし。 Fail。P/F形式では不合格。
GREEN’S CAFE。脂っこくなるし、行列に並べる。 教授会で認定された科目。転部時などにつく。
HENTAI。怪しいエロエロ行動が続く。法律に注意。  
IDENTITY。個性ある行動をする。大人にみられる。  
J-J。一般人では決して評価されない特質的なもの。  
KEIO。無条件で評価されるが、無効な場合も最近多い。  
LOOK。旅行好き。ワッペンなどを必ずつけよう。  
MESOPOTAMIA。時間感覚が麻痺する。でも、物知りに。  
NONBIRI。おじゃる、が口癖になる。作戦は「まったりいこうぜ」  
O-JIRO。バケラッタ、があいさつとして定着する。  
PIKACHU。電気が出せるようになり、人気者に。 Pass。P/F形式では合格。でも範囲はA〜C。
Q-CHAN。決してハゲにはならない。イヌが天敵になる。  
ROMANCING SA・GA。ロマサガーの称号を得る。  
SPI。一般常識王からクイズ王へランクアップできる。  
TALK。おしゃべりな男は苦手だぜ…。  
U-KOSAN。すぐかんちゃくを起こす。でもロマンチック。  
VIDEO。3本2980円で購入可能になる。  
WINDOWS。フリーズする回数が時間と共に増える。  
XENOGEARS。精神分析学がちょっと得意になる。  
YAHOO。あんまりいい反応は望めない。  
ZOO。泣きまねもとい鳴きまねが上手になる。  
★。シネマの星になれる可能性があるが、学業には不向き。 ★。未受験科目。放棄・破棄科目ともいう。

新しい成績評価システムでは、以上27評語で成績判定を行います。
具体例をあげて説明していきましょう。

●ちょっと注意しないと!●

まず、「講義要綱」で受講したい科目で、どの評語が取得可能なのか調べます。
1科目で27すべての評価が可能なものはありません。
卒業にはA〜Zの26評語すべてをそろえる必要があります(★は関係なし)。
学部や専攻によっては、A4単位以上と条件がつくものもあるので、注意が必要です。
また、進級条件もある場合があります。
基本的に必修科目をすべて履修すれば全評語を得ることが可能ですが、
レアな評語もありますから、計画的に履修申告しましょう。

●講義要綱の見方●

ある科目には、「A,I,L,M」とあります。これが評価可能な評語であり、
単位数分(4単位科目なら4評語)だけ、評語があげられています。
これ以外の評語はこの科目ではつきません。
試験やレポート、平常点などにより、最高で4つすべての評語を得ることができます。
しかし、レポートをサボったり、出席回数が少ないと、一部評語が「★」になってしまい、
結果、2つの評語しか得られなかった、なんて場合もあります。
つまり、新しいシステムでは、不合格がないのです。
しかし、「★」が多いと、学業ではなく、芸能活動を勧められることになり、退学処分となります。
なお、「A,A,A,A」という科目ではAが最高4つ取得できます。

●スペシャル科目●

卒業に一部単位が足りない場合は短期集中科目として設置されている1単位科目を履修することができます。
くわしくは、履修要綱や講義要綱を参照ください。
ただし、講義内容は専門的なものになる傾向が強いので、
心して取り組んでください。

●成績表●

成績システムの変更に伴ない、成績表も変わります。
以前は、「科目:単位数:評語」となっていましたが、
新システムでは、下のようになります。

履修科目(備考)
評語1 評語2 評語3 評語4
99教育学異論(専攻必修科目4単位) A I L M
00分子生物学T(専攻必修科目4単位) H P V
00数学A(総合教育科目2単位) C D - -
00遺伝学(専攻選択科目1単位) Z - - -

まず、履修年度、履修科目、科目属性、単位が一覧となり、
その横に取得した評語が1〜4記載されます。
★は評語取得できなかったので、別科目で取得する必要があります。
(場合によっては再履修が可能です)

そして、成績表の最下部に、いままで取得した評語と評語数が記載されます。
通信欄には、「進級、退学」など次年度以降に必要な事項が記載されます。

●現行システムでの取得単位の扱い●

以上の成績評価は、次年度入学者から適用予定です。
現学生には、従来通りの成績評価が適用されますので、
上記のことは関係ありません。
興味程度でご覧下さい。

●評語を集めると●

評語を多く取得すると、取得した評語の特徴が強く現われるようになります。
例えば「R」が8以上あれば、「ロマサガー」になることができます。
また、「R」「X」がそれぞれ8以上になると、「キュー部」になることができます。
色々な評語の組み合わせにより、新しい称号を得る可能性があります。
単一評語を集めるのもいいですが、色々な評語を集め、
まだ見ぬ称号を得られるよう、がんばってみて下さい。
上級称号は全部でいくつあるかわかりませんが、相当数あります。
得られた称号は次年度の学生証に記載されます。
また、成績証明書、在学証明書、卒業証明書など各種証明書にも記載されます。
称号数が増えると、奨学金支給や表彰などの特典があります。
卒業式では、各学部1名づつ最多称号取得者に、「金時計」が贈呈されます。

●称号について●

基本称号は単一評語を8つ集めると得られます(ただし、★は例外です)。
上級称号は2つ以上の評語の組み合わせにより、取得できます。
中には、ある特定の称号を得ていないと得られない上級称号もあります。
その組み合わせはガイダンスや教員の話、図書館などで調べてみて下さい。
所属学部、専攻によっては、基本的には取得できない称号もあります。
取得評語や称号は取得者本人のみ有効です。
学生同士の交換は無効です。

●くわしくは!●

くわしい評語システムについての質問は、
掲示板 「難解疑問集(仮)」で受け付けています。
新しい称号を発見できたら、是非ご報告下さい!


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