名雪救出大作戦。

- 2002.12.12 -

▼はじめに

  仕事場の近くにある図書館で、色々と検索していたらところ偶然見つけてしまった「ドラマCD Kanon〜カノン〜」。まさか全巻所蔵されているのか!なんと文化を重んじる区なんだろう!!と感心したのも束の間。調べてみると、水瀬名雪の巻(VOL.3)だけしか所蔵されていないではありませんか。名雪のストーリーを眺めることによって、他のキャラにはない何か教育的なことがあるのでは。と、選書方針に照らし合わせて所蔵理由を類推したりしましたが、諸々の理由から、図書館員の中に「名雪萌えのお方がいらっしゃる!」という結論を導き出しました。しかし、実はデータベース上にはあっても、実際は所蔵されていないのでは?とデータベース構築者のイタズラ説も考えられます。そこで、今回は実際にそのブツがあるかどうかを調べてみました。


【1:検索してみる】

 早速図書館へ行き、借りてみることにしました。しかし、所蔵されている館は同区にはあるものの、他の地区図書館のようです。取り寄せが必要になります。取り寄せには、タイトル名の他にタイトルコードというものが必要なので、再度検索して調べてみることにしました。 

 検索語は「カノン」。クラシック関係のCDが延々と続きましたが、なんとか目的のブツを発見。やはり他の巻は所蔵されていないようです。ちなみに、「水瀬名雪」ではヒットしませんでした。ナゾです。

(※古いデジカメなので画像が粗いです。)


【2:予約中だったりする】

 タイトルコードを調べる画面を開いてみると、なんと「貸出中」の表示がされているではありませんか。前回は「在荷」になっていたのに…。まさか、当サイトをみて借りちゃった人がいるのでしょうか?

 とにかく、貸出中の場合は予約を入れなくてはいけません。幸い取り寄せと同じ紙で申請可能なようなので、タイトルコードを記入し、レファレンスへ。タイトルを復唱されたときは、さすがに困惑しましたが、無事予約完了。後は、貸し出し可能の連絡を待つだけです。ちなみに、「タイトルをご家族の方にお知らせてもいいですか」の項目は、きちんと「いいえ」に○をつけておきました。


【3:詳細画面】

 ちなみに、図書館の検索システムでは、くわしい情報も見ることができます。さっそく詳細画面に切り替えてみると、収録トラック名が並んでいます。どうやら本当にドラマCDのようです。

 しかし、普通は全集ものや続刊があるものの場合必ず付記されている、他巻の情報が全く記載されておらず、独立の巻として扱われているのが気になります。

 まあ、この1巻で名雪ストーリーは完結しているので、そういう意味では独立したものとして扱っても問題はないのかもしれませんが、VOL.3、とある以上他巻の情報の記載は必要だと思います。


【4:到着、実物確認】

 予約をしてから1週間ほどして、到着の電話がありました。留守電に入っていたのですが、指定通りタイトル名は入っていませんでした。取り置き期限は1週間とのことなので、早速図書館へ引き取りに行きました。

 カウンターではまたタイトル名復唱、CDメディア破損確認等があり、1分間ほど羞恥プレイを受け、後ろの女子高生に怪しまれましたが、なんとか回収に成功。ジャケット絵の水瀬名雪をさっさと隠し、逃げるように図書館を後にしました。

 実物は、図書館所蔵のものだけに、バーコードやらシールやら貼られていたり、メディアケースに若干のひび割れはありましたが、メディアそのものは音飛びもなく、普通に聴くことができました。

 内容はここでは触れませんが、まあ興味がありましたら予約してみるのもいいかもしれません。


▼おわりに

 「ドラマCDカノン VOL.3水瀬名雪」は、確かに所蔵されていました。しかし、他の巻の所蔵はなく、今後の受け入れ予定もないようです。CDのリクエストは基本的にできないようなので、後は名雪萌え図書館員が他のキャラ萌えに目覚めるのを待つか、どなたかが寄附してくれるのを待つしかありません。まあ、気長に待ちますか。

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