もし、表彰されたら。

- 2002.04.15 -

▼はじめに

 小中学校の時は、一人一人名前を呼ばれて壇上で卒業証書をもらいました。そのため、何度も練習をさせられましたが、高校進学後はその役目は、成績超優等生が代表でやってくれるようになり、かったるい時間は短縮されるようになりました。しかし、同時に「以下同文」の決り文句を聞くことができなくなり、少し寂しい感じがしたのもまた事実です。

 大学においても卒業式に壇上にあがるには、表彰されたり学部代表に選ばれる必要があります。もちろん、一般学生にとっては夢のまた夢。しかし、努力さえすれば無理ということはありません。最後のお願いによる奇跡だって起きるかもしれません。とにかく、壇上にあがるまでを概観していきましょう。  


【1:代表選出】

 まず、代表に選ばれる必要がありますが、これは優秀な成績を修めるのが一番の近道でしょう。体連などで表彰されるより、オールAを狙う方がはるかに楽です。とにかく、要領よく振る舞い、できる限りたくさんの「A」を取得します。体育でも楽勝科目でも構いません。ただし、あくまで「A」の比率が高いことが重要なので、数を稼ごうと100単位以上申請したりするのは好ましくありません。もし、これをやると「A」の数が最強クラスでも、他の評語数も最高クラスの私のようになります。

 で、めでたく優秀な成績を修め各学部の上位5名くらいに食い入れば、右のような案内が卒業者名発表日の朝に速達で慶應義塾大学総務部から届きます。ちなみに昨年度は3月9日発送だったようなので、もしかすると11日の発表前に卒業がわかった人もいたのかもしれません。まあ、成績優秀な人が卒業を心配することはないので、無意味なことですが。

(※画像はやたらとデカイので、各自調整して見て下さい。)


【2:集合場所と指定席】

 出席確認の回答をしたら、当日集合場所に指定された時間に行きます。卒業式の開始が午前10時なのに、集合が午前8時50分。ちと早いような気もしますが、一般学生は入場するまでに、超混雑の中を進む必要があり、座席も入った順という適当な扱いをされるのに対し、選出された者たちは、係員引率つきでしかも式場前列の指定席(アリーナ席)が用意されています。やはり、成績優秀者は扱いが違います。

 一応新研究室棟の案内地図が同封されているので、迷うことはありません。安心です。


【3:予行演習】

 しかし、当日いきなり壇上で表彰状やら学位記を受け取るのはなかなか難しいことだと思います。そんな配慮からか、自宅で練習できるように、受領方法が記された紙が同封されています。

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 ・(司会者に氏名を呼ばれたら)「はい」と返事をして起立し、登壇する。
 ・塾長に礼。
 ・(塾長が学位記・表彰状を読み上げる。)
 ・(読み終えたら)受領のため一歩前に出る。
 ・両手で受領する。
 ・一歩下がって、学位記・表彰状を左手に持ち、礼
 ・左回り(時計の逆)に向きをかえて、降壇、着席する。

 ※「礼」は、塾長だけにし、理事席・学部長席への礼は不要です

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 この方法を今から練習しておくと、いざという時も安心です。あとは代表や表彰者に選出されるのを待つだけです



▼おわりに

 ちなみに、この案内を受け取ったのは私ではありません。私が表彰されるとしたら、取得総単位数250単位が大学側から肯定的に捉えられ、「超要領がいいで賞」が授与されること以外考えられません。

(資料提供者:むふふサン)

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