指導教授を食してみる。

- 2002.03.31 -

▼はじめに

 先日、「日本の産業資本主義のグランドデザイナーの一人であった」渋沢栄一氏生誕の地である、埼玉県の深谷市へ探索旅行に行きました。まあ一応旅行だったので、日頃お世話になっている方にたまにはおいしいものでも、とめずらしく健全な精神がはたらき、近くにあった「梅林堂」という菓子屋でお土産を買うことにしました。

 店内は土産用の郷土菓子をはじめケーキまであり、いい香りで包まれています。あまり菓子屋に行くことがないので、ショーケースに並んでいる箱入りの菓子を一通り眺めてみました。おいしそうなものばかりでしたが、どれもそれなりにいい値段なので、箱入りや12個入りはあきらめて単品購入に作戦を切り替えました。その直後、新入りの見覚えのある名前の菓子を発見したのです。


【1:新製品】

 その菓子は、右の写真のようなものです。名前は「寿康」、1個250円(税別)


【2:商品説明】

 説明によると「まろやかに煮込んだ完熟の南高梅(紀州産)」を丸ごと一粒黄身餡で包み上げ、洋酒で熟成させた」菓子だそうです。賞味期限は製造日から8日ほどだそうです。

 「寿康にご縁ある皆さまがそれぞれに、寿康でありますように。」というメッセージがあります。確かに私の指導教授の名は、「寿康」。縁があるので食べてみることにしました。


【3:開封】

 250円もするだけあり、きれいな包みがあります。包みを開けるとケースに入った「寿康」が。ケースには梅を丸ごと使っているので当然「種」も入っているため、丸かじりはできませんよーっ、という注意書きシールがはられています。

 実際丸かじりできず、梅と餡を分けて食わざるを得ない状況になってしまいます。おそらく通の方は、梅の種を摘出した上で丸かじりするのでしょか?正しい食べ方などどこにも書かれていません。ご存知の方は教えて下さい。


【4:あぅーっ】

 安藤寿康教授にご縁のある方は、是非一度食べてみてください。そして、教授と直接面会する機会がある方は、お土産に最適の品です。

 ちなみに写真の本は、2000年10月に発売された『心はどのように遺伝するか』(講談社ブルーバックス1306番、900円)です。教授の講義を受講なさっている方は必携の書となっています。この本も併せてご購入してくださいね。


▼おわりに

 とりあえず指導教授と同名の菓子を食べてみましたが、指導教授の知識を吸収できるわけではありません。そういう気分は味わえるかもしれませんが。それから、写真内に本文の内容と無関係のものが入り込んでいますが深くは追求しないで下さい。できれば見なかったことにしていただけると幸いです。

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