過去ログ

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「中世シチリア王国」(講談社)を購入。

扱っているのは11〜13世紀のシチリア王国全盛期。
ノルマンディーの田舎から傭兵としてやってきた若者が、戦場で名を上げついにはイタリア最強の君主へと成り上がっていくノルマン立志伝。
チン4より少し前の時代がメインだけど、フリードリヒ2世についても触れられているのでお勧め。

●異邦人と異教徒の国──このように、王妃はすべて海外から迎えられており、彼女たちの周りには母国から付き従ってきた異邦人の一団がいた。忘れてならないのは、この異国から来た王妃たちが、しばしば国政に大きな影響を与えたということである。(中略)パレルモの王宮では、王を世話するために多くの人々が雇われていたが、その大部分はアラブ・イスラム文化の中で育ったアラブ人であった。イブン・ジュバイルによれば、ウィレルムス2世は、このアラブ人たちを深く信頼し、身辺の業務や重要な事柄をすべてを彼らに任せていたという。料理長もイスラム教徒であり、イスラム教徒黒人奴隷からなる軍団も抱えていた。王の側近く仕える宦官の小姓たちは、そのほとんどがイスラム教を信仰する隠れムスリムだった。(中略)異文化接触、異文化交流は、宮廷に限定されていたわけではない。王国そのものが、異なる文化的要素の集合体であったし、王国統治のシステムも異なる文化に属する人々により支えられていた。王国の国政を担い、国王に次ぐ権威と権力を保持していた宰相のほとんどは異国出身である。──本書より
(訳注:ウィレルムス2世(羅)=ギヨーム2世(仏)=グリエルモ2世(伊))

当時西欧世界で唯一官僚制が整えられ、ギリシア・イスラムの最先端の学問が伝えられていたシチリア。
チン4ではマイナーなシチリア王国だけども、実は当時の西欧では最先進国だったらしい。
とはいえシャルル・ダンジューが全部ダメにしてしまったのだけど。



2/25

手持ち無沙汰の際の暇つぶしに。
「フリーソフトで面白いゲーム まとめページ」

国内外のフリーソフトが大量に紹介されている。
もちろん玉石混淆ではあるが、無料なので落として後悔するようなこともない。
中にはフリーとは思えないほどの良作もあるのでお勧め。

最近やったことがある中で言うと、例えば「時の故郷」が面白かった。
レビューを見てると単なる萌えゲーっぽいけれど、実際プレイしてみると結構ストーリーも作りこまれている。
よくある同人系のギャルゲーとは違い、ゲーム性もあってなかなか楽しめた。
ただ難易度は結構高めで、最初にプレイした時は5〜6回続けてバッドエンド2だったけれど……



2/4

最近2ch各所のスレで見かけるこのゲーム。

Knights of Honor
http://koh.zoo.co.jp/

なかなか面白そう。評判がよければ買ってみたいと思う。

さて、このKoHに関してとある掲示板でこんなやり取りが。

>「ナイツオブオナー公式サイト」キター
>ttp://koh.zoo.co.jp/
>連ちゃんでスマソ

>>96
「Golden Horde」が「黄金のオルド」になっとる……
CKの黄金軍団伝説はガセだったが、こっちはSSに載ってることからしてマジだぞ……



……実際公式HPのSSでは「Golden Horde」が「黄金のオルド」と訳されている。

販売元はホリエモンのとこ
上に出ている「CKの黄金軍団伝説」も、同じくライブドアが出したCK日本語版での武勇伝である。

しかし、これはさすがに酷い……

>クルセイダーキングスは西暦1066年から1453年までのテンプル騎士団、
>チュートン族のオーダー、黄金軍団、獅子王リチャード、サラディンなど、
>多くの歴史を正確に再現している中世ヨーロッパの封建制度を舞台とした
>壮大な戦略シミュレーションゲームです。


何故「Templar Order」は「テンプル騎士団」と訳せるのに、「Teutonic Order」は「チュートン族のオーダー」なのかね?

しかも堂々とゲームのパッケージ裏に書かれているから驚き。
歴史知識が無い下請けに翻訳させたんだろうな……

まあ、メーカーの手抜き雰囲気を損なわないようにという方針で、ゲーム中では国名は原語のまま残っているので、プレイ中に「黄金軍団」の名を見ることは無かったわけだが。

KoHのSS見てると、他にも怪しげな訳も……
「利点」って多分「advance」の訳なんだろうけど、「技術」とか「発明」とかもっと気が利いた意訳ができないんだろうか。

色々翻訳について文句を書いたけど、日本語版がプレイできるのは嬉しい限り。
海外ゲームのローカライズを積極的にやってくれるのは本当に有難いことです。

追記……
「利点」は「Advantage」の訳だったらしい。


1/14

Crusader Kingsにはチン4でお馴染みのリチャード1世、フィリップ2世やエドワード黒太子も登場。
そのうちコラムでも書いてみようか。


1/14

更新するのも久しぶりだ……
長らく間を空けてしまったが、今日を持って復活宣言。
待ってた人がいるのかどうかは知らんが更新再開することにします。

最終更新日は9/21、かれこれ4ヶ月ぶり。
何をやってたかと言われれば……まあ、EU2やらVICやらCKやらを(ry
しかし最近の洋ゲーって本当に面白いね。コーエーさんも少しは見習ってほし・・ゲフンゲフン!!

どうでもいいが、今月でちょうどサイト開設1周年。
いつの間にか30000HITを超えているなど、未だに衰えない蒼き狼シリーズの人気には驚くばかり。
とりあえずはマイペースで更新再開していきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

一応今年の目標は…「系図集の年内完成」ということで。






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