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記録帳 2015(7、8、9、11、12月)&2016の言い訳

本やら音楽やらの摂取録&スケッチ、ときどき夢日記。
2016.12.31. 日々
2016年は更新をすっかり止めてしまっていました。
来年はゆっくり再開する予定です。
2015.12.31. 日々
白黒帳に一点「城」更新。


□ 【百日紅(上下)】杉浦日向子 ちくま文庫
後半になってラクガキ速度が落ちてしまったことが心残り。
とりあえず、年内に済ませることは無事終わったのでのんびり杉浦日向子の漫画を読む。杉浦日向子といえば名作【百物語】も好きだけど、【百日紅】の醸し出す空気が何とも言えない。
2015.11.14. スケッチ

2015.10.18. 日々
白黒帳に一点「タモーラ」更新。


□ 【文藝別冊 金子國義】津原泰水責任編集 河出書房新社
数日かけて拾い読み。一番印象に残ったのは高橋睦郎のエッセイ。
【KAWADE道の手帖 中井英夫】にあった須永朝彦の覚書も、記憶に鋭く残ったけれど、それとはまた少し違う鋭さ。
2015.10.15. スケッチ

2015.09.22. 日々
白黒帳に一点「羽化」更新。


□ 【魔女(上下)】ミシュレ/篠田浩一郎訳 岩波文庫

下巻も面白かったが上巻が無類に面白い。歴史考察に交えてちょっとした…どころか壮大な幻想譚。燃えるようなロマンティシズム。
2015.09.09. スケッチ


□【氷】アンナ・カヴァン/山田和子訳 ちくま文庫

読後、J.G.バラードの世界に通じると思った。
J.G.バラードの世界に筒井康隆の黒い笑いと無造作な暴力が混じった感じ。私には長官が魅力的に思えて仕方ない。
こういう雰囲気の小説をどこかで……と思ったら、同じちくま文庫の【短篇小説日和 英国異色傑作選】にカヴァンの小説があったことに気付く。
2015.09.06. 日々
生頼範義さんの表紙絵はワクワクするなあ。

□【ハイペリオン】ダン・シモンズ/酒井昭伸訳 早川書房
□【ハイペリオンの没落】ダン・シモンズ/酒井昭伸訳 早川書房

かつて話題になっていた作品を今頃になって読む。
分類的にスペース・オペラ……とは少し違うか。
過去、背表紙の分厚さと二段組に恐れをなして手にとることもしなかったことを少しばかり悔やむ。夢中で読破。敢えて選べば【ハイペリオン】のほうが好みか。巡礼たちの物語の端々に漂う歪さのような何かが、ヒリヒリするような感じ。
一応大団円を迎えた【…没落】のその先に、まだまだ壮大な物語が広がっているのがビシバシと感じるが(そもそも本棚にギラギラと存在しているが)、今はここで満足しておく。
2015.09.02. スケッチ
2015.08.31. 日々&スケッチ
遅い夏期休暇開始。
夏期そのものがどこかに行ってしまった感あり。




■【BERNARD HERRMANN:FILM CLASSICS】Bernard Herrmann

幼少の頃、淀川さんの番組で夢中になって観ていた「シンドバッド七回目の航海」と「アルゴ探検隊の大冒険」の想い出に惹かれて購入。「華氏451」「ジェーン・エア」「キリマンジャロの雪」の旋律。「神秘の島(SF巨大生物の島)」のいかにもな音も好み。
2015.08.30. 日々
いまだシュオッブに浸かり中。
ぐいぐい加速して眼球が速度に追いつかないもどかしさを押さえ込みつつ読み進め脳内が沸騰していくような状態も好きですが、舐めるようにゆっくり読み途中で一息つきながら皮膚がぞわぞわしていくような感覚に浸るのも捨て難い。

□【マルセル・シュオッブ全集】マルセル・シュオッブ/大濱甫 ほか訳 国書刊行会
□【黄金仮面の王】マルセル・シュオッブ/矢野目源一訳 コーベブックス
□【ジョン・マーティン画集】解説:大瀧啓裕 トレヴィル

シュオッブの「大地炎上」を読んだ際に真っ先に思い浮かんだのが【ジョン・マーティン画集】で目にした油彩。当時ズラリと並んだピナコテーカ・トレヴィル・シリーズを「本は逃げないからゆっくり買おう…」などと思ったためにこの一冊しか買えなかったのが苦い想い出。
そもそも「本は逃げない」というのが誤り、むしろ過ちであるというのはその後いろいろと経験して思い知った。
2015.07.26. 日々
白黒帳に一点「椿の花の貴婦人」更新。


シュオッブ全集を耽読。
溢れんばかりにいろいろと摂取したため脳内飽和状態。とりこぼしたものが多々あると思うので、ゆっくり再読しようと思う。やはり「大地炎上」大好きだな…。


全集を手にした感動による戯言を少し。
私がシュオッブの作品を初めて読んだのは地元の図書館で見つけた【少年十字軍】多田智満子訳/王国社。貴重な本を所有することが不可能なのであればせめて複製をと、「黄金仮面の王」「リリス」「大地炎上」「少年十字軍(の癩者の語り)」をコクヨの原稿用紙に鉛筆で書き写したあの頃の自分に少しだけ感心する。


とりあえず、日射し対策をしてある本棚に誘導。
一度本棚の整理をしなくてはならない。