<NOAH 04’7.10東京ドーム大会>
<会場入り>
開場時間4:00、試合開始時間6:00だったのですが、僕が現地についたのは4:30ぐらい。ちょっと早すぎたので、何か食べ物を買ったり、”オーロラビジョン”での”タイトルマッチ調印式”を見ながら何とか暇を持て余していました(笑)
僕が座った席は1階B席一塁側で、予想していたよりかなりリングから遠い席でした(残念) なもんですから、試合は殆ど”オーロラビジョン”の方で見ていました。しかし、後々気付いたのですが、正面側の”立見席”の方が見やすかったと言う事!(悔) でも、せっかく席取ったんだし、今更”立見”というのも・・・と思ったので、結局意地でも”席”で見ていました(笑)
”観衆”は5万8000人の”超満員”。これは、僕が会場を見渡した限りでも間違い無さそうです。本当にびっしり埋まってましたんで。それだけ、今”本物のプロレス”を見たがっていた人が集まった、という結果ではないでしょうか。
<試合開始>
(第一試合)
○百田光雄(8分03秒 後方回転エビ固め)永源遥●

(第二試合)
本田多聞、○泉田純、菊池毅(10分58秒 不入ドム→片エビ固め)井上雅央、川畑輝鎮●、青柳政司

(第三試合)
鈴木 鼓太郎、リッキー・マルビン●(11分55秒 デイアフタートゥモロー→エビ固め)マイケル・モデスト、ドノバン・モーガン○

(第四試合)
斎藤彰俊、橋誠●(16分44秒 チャタヌガチュチ→片エビ固め)スコーピオ、リチャード・スリンガー○

(第五試合)
田上 明、佐野巧真○(10分45秒 フットスタンプ→片エビ固め)池田大輔、モハメド・ヨネ●

ここまでのコメントはまとめて書きますが、まず、”第一試合”の百田VS永源”は本当に”熟年”の味を感じさせる試合でした。あの永源の”唾飛ばし”も見れましたし(笑) ”第三試合”もJrの”実力者揃い”で、中々”クオリティ”の高い試合だったと思います。”第五試合”は、”現WLWヘビー級王者”として森嶋、多聞を倒し乗りに乗っているはずの池田が今一つ元気が無い。結局、あっけなくやられてしまいました(哀)

(オーロラビジョンでのラッシャー木村のコメント)
現在”病気欠場中”のラッシャー木村が、「これ以上現役を続ける事は無理」と医者に判断された為、”引退”を表明しました(寂) 今まで、様々な”マイクパフォーマンス”を見せていただいてありがとうございました。本当にお疲れ様でした。

(第六試合 GHCジュニアヘビー級タッグ選手権)
(王者組)○丸藤正道・KENTA(22分26秒 雪崩式不知火→体固め)●杉浦貴・ケンドー・カシン(挑戦者組)

まず、”挑戦者チーム”の杉浦が入場。しかし、思った通り?カシンが入って来ない(苦笑) 慌てて杉浦が控え室へ戻ると、やっとカシンのテーマ曲がかかり、杉浦、泉田、川畑?に背中を押されて登場。
やがて、試合が始まると、やはりカシンはすぐ杉浦にタッチ。杉浦は困り果てていましたが、再びカシンがリングに入ると、丸藤との”テクニカル”な攻防を見せ、その後それぞれがKENTA、杉浦に交代すると内容は一変。”バチバチ”とした攻防に急変しました。こういったと所がこの試合の”見せ場”といっていいでしょう。その後、杉浦の”パワー”が”王者チーム”を圧倒。丸藤を”リングアウト寸前”まで追い込みますが、なんとここでカシンが丸藤をリングに上げてしまいます(苦笑) これに杉浦激怒! まぁ、”仲間割れ”には到りませんでしたが、その後丸藤が何度技を出そうとも杉浦の”パワー”に返されてしまう。しかし、最後は”執念”の”雪崩式不知火”で”王者チーム”が防衛成功! しかし、その後丸藤と杉浦両者が”KO状態”でした。思った以上に”壮絶”な試合でしたね。

(第七試合 GHCジュニアヘビー級選手権)
●(王者)獣神サンダーライガー(17分39秒 旋回式垂直落下ブレーンバスター→体固め)金丸義信(挑戦者)○

前の試合があまりにも良かったんで、こちらは結構地味に終わるかな?と思いきやこちらも中々そうは問屋は卸さない試合でした。試合は終始ライガーが圧倒。前の試合と同様、こちらでもライガーが金丸を”リングアウト寸前”まで追い込みますが、”執念”でリングイン。その後、ライガーが”ライガーボム””垂直落下ブレーンバスター””掌てい”等で追い込むも金丸は”執念”で返す。ここでふと気付いたのですが、金丸という選手は丸藤や杉浦と比べると今一つ”中途半端”というかパッとしない感じがしたのですが、この”執念深さ”とあの”風貌”。どっかで見た事あるぞ、と思ったら昔の越中と被る所があるんですよね。そう考えると、金丸はまさに越中の”再来”に思えました。そうなると、「もしかすると、もしかするぞ。」と思って試合を見ていたらやはり”執念”の”スクリュー式垂直落下ブレーンバスター”でライガーを下し、”第9代GHCJrヘビー級王者”に見事返り咲きました。やっと、”NOAHの至宝”を取り戻す事が出来ました。
(第八試合 IWGPタッグ選手権)
(王者組)○高山善廣、鈴木みのる(12分55秒 エベレストジャーマン)●森嶋猛、力皇猛(挑戦者)

この試合は、他の”タイトルマッチ”と比較すると、少々”グダグダ感”がある試合でした。やはり、鈴木の言う”マイルドU”になってしまったか? 予想通り、鈴木がワイルドUを”スピード”と”テクニック”で翻弄。これに対して、森嶋も力皇も全くいい所が出ず。そして、そのまま森嶋が高山の”エベレストジャーマン”の餌食に(哀) 今、新日の若い世代(中邑、棚橋、柴田)が頑張っているのに、彼らはこんなんでいいの?と正直思ってしまいました。

(第九試合 GHCタッグ選手権)
(王者組)○三沢光晴、小川良成(21分46秒 変形エメラルドフロージョン→体固め)武藤敬司、太陽ケア●(挑戦者)

ついにこの時、”歴史”が動きました! 武藤の”箱舟マット”初上陸!! 武藤が入場するや否や、会場は”大歓声”に包まれました。
試合が始まると、まずは小川とケアの”スピーディー”且つ”テクニカル”な攻防から、ケアが武藤にタッチし、武藤が三沢をに呼び込む。少し間の置いた所で三沢がリングに入ると、また会場は”大歓声”。”グラウンド”の攻防では本当に”老体?”に鞭打ちながらも見せてくれましたねぇ(感激) その後、武藤が小川に”エメラルドフロージョン”を決めれば、その武藤を三沢が”シャイニングウィザード”で場外に蹴散らすなど、互いの技でのやり取りも非常に感動しました。
しかし、最後は三沢の屈指の”変形エメラルド”がケアをマットに沈める。”チャンピオン”そして”NOAH”の意地を三沢は見せてくれましたね。

(第十試合 GHCヘビー級選手権)
○(王者)小橋建太(35分34秒 バーニングハンマー→体固め)秋山準(挑戦者)●

いよいよ、大会も”クライマックス”。場内が静まり返り、秋山の”入場テーマ”がかかるや否や場内は”大歓声”に包まれ、続いて子橋が入場すると再び場内は”大歓声”。そして、両者の名前がコールされ、ゴングが打ち鳴らされると、小橋がチョップで先制、秋山がエルボーで返し、小橋がロープへ飛んで”ラリアット”を狙うが、それを秋山が交わして、今度は秋山がロープに飛んで”ニーパット”出せば、それを小橋がブロック。それから、両者”四つ手”の攻防を見せ、その後チョップ合戦。そして、秋山は小橋の頭をエプロンの外側に出すと、すかさずそこへ”ニードロップ”。しかし、リングに戻ると、秋山が小橋を”監獄固め”それから”膝十字”を決めるが、”チョップ”で返され、また、”フロントネックロック”を狙うも、小橋は”ギロチンチョーク?”のようなもので返したり、と”脅威のパワー”を見せてくれました。
その後再び”チョップ&エルボー合戦”から、”エプロン”からの”エクスプロイダー”、”ブレーンバスター”等で、”両者リングアウト寸前”までいき、その後、再び”リングイン”すると、小橋の”スリーパースープレックス”、”ハーフネルソン”、秋山の”エクスプロイダー”、”投げっぱなしジャーマン”等の”大技”の攻防が続き、それから秋山が再び”フロントネックロック”を狙うも、小橋の”パワー”と”執念”で返され、そして、小橋が”ムーンサルト”を狙うが、秋山が執念で返し、最後に”禁断の秘密兵器””バーニングハンマー”が火を噴く! これには、秋山は返す事が出来ず、”試合終了”のゴング! 小橋がベルト”9回防衛”を果たしました。
試合後のインタビューで、小橋は秋山に対して「準、お前最高だよ!」と一言。この言葉には”感動”しました。しかし、こうなると、小橋を倒せる相手なんていないんじゃないか?と思います。本当に今回、小橋の”強さ”を改めて思い知らされました。これは是非中西にも見習って欲しい!(今更遅いか・・・)

<試合後の感想>
いやぁ、もう”感動”の一言に尽きる。これこそ”プロレス最大”にして”最高”のイベントというべきではないでしょうか。ただ、できれば”生のリング”の試合を見たかったのが正直な気持。そう考えると、改めて”東京ドーム”って大きいんだな、って思いました。
それにしても、本当に今回は「NOAHよありがとう!」と言いたいです(涙)