なんでもノートくわしいマニュアル (2018.1 Version)
★ なんでもノートの概要
★ なんでもノートの画面と基本操作
★ 情報(データ)の分類
★ プロパティ
★ 書棚
★ カテゴリ
★ ノート
★ ごみ箱
★ メモ
★ ノートとメモの機能
★ カラーマーク
★ ファイルの取り込み
★ インターネットアドレス(URL)の取り込み
★ ラッキー(Lucky)
★ プログラムランチャー
★ データの並べ替え(ソート)
★ カレンダのセット
★ 合計
★ 大計/中計/小計、 加算行/減算行
★ 定型句
★ サムネイル
★ スライドショー
★ ファイル一括コピー
★ エクスポートとインポート
★ シーケンス番号
★ 印刷
★ Tips
★ マウスとキーの操作
★ タッチ操作
★ 壁紙/アイコン/文字の大きさ
★ セキュリティ
★ プログラムを使い易くするには
★ その他
★ 作者のホームページ
★ お問い合わせ
★ マニュアルの改定履歴


★ なんでもノートの概要
なんでもノートはいろいろなものをメモすることができ、メモした各種の情報やデータを統一的に管理することができます。また、管理のための便利な機能も豊富に備えています。操作方法はエクスプローラに似ているので簡単です。なんでもノートの具体的な用途としては次のものがあります。
1.パソコン内のデータ(ファイル)の管理(整理)
データ(ファイル)の情報を簡単になんでもノートに取り込めます。取り込んだデータは1クリック( )で開けます。データをなんでもノートで分類/整理するとパソコン内の情報を効率よく管理できます。
データ(ファイル)の管理の例
1)ドキュメント(ワープロ文書、エクセル(EXCEL)データ等)
2)写真(デジカメで撮った写真等) (写真のスライドショーやサムネイル表示(縮小画像一覧)もできます。)
3)動画
4)音楽
5)開発プロジェクト(VCプロジェクト、VBプロジェクト等)
6)その他各種データ
2.インターネットにある情報の管理(整理)
開いているホームページのタイトルとアドレス(URL)を簡単になんでもノートに取り込めます。取り込んだURLには1クリック( )でアクセスできます。ネットの情報をなんでもノートで分類/整理すると効率よく管理できます。
ネットの情報の管理の例
1)よく訪れるホームページ(お気に入りのホームページ)
2)検索(Google等)で見つけた情報
3.いろいろな物事のメモ
ちょっと記録しておきたいことを簡単にメモできます。
メモの例
1)機器の設定方法や操作方法(自分用にマニュアルを抜粋)
2)ソフトウェアの操作方法
3)電話番号やオフィスの内線番号
4)住所
5)預貯金の口座番号や満期日
6)誕生日や命日や記念日
7)オンラインサイトのログインIDとパスワード(メモしておかないとすぐ忘れます)
8)お気に入りのお店や宿の情報
9)入出金の記録
10)その他いろいろ
4.日記/予定表
日記/予定表に必要なカレンダを簡単にセットできます。
活用例
1)日記
2)予定表/ToDoリスト
5.プログラムランチャー
なんでもノートはプログラムランチャーとしても使用できます。

この外にもいろいろなデータや情報の管理に使えると思います。なんでもノートに付属の使用例も参考にして下さい。

★ なんでもノートの画面と基本操作
1.画面

1)画面の左側はツリー部でデータ分類の階層を表示します。
2)画面の右側はリスト部でノートのメモを一覧表示します。
3)画面上部にはメニューとツールバーがあります。
4)画面下部の左側は現在選択されている階層、右側は現在の日時(矢印は15秒針)を表示します。
5)分類は「書棚」、「カテゴリ」、「ノート」の3階層になっています。
6)ツリー部の選択が「書棚」や「カテゴリ」のとき、リスト部には壁紙が表示されます。
7)ツリー部とリスト部の境界線をマウスで左右にドラッグすれば、ツリー部とリスト部の表示の割合を変更できます。
2.基本操作
なんでもノートの操作方法は標準的な Windowsプログラムと同様です。(エクスプローラの詳細表示モード時の操作方法に類似させてあります。)
マウスとキーの操作タッチ操作

★ 情報(データ)の分類

・ 情報(データ)は 書棚カテゴリノート の階層で分類します。
・ 各種の情報やデータはノートの中にメモとして記述したり、取り込んだりします。
・ ノートは最大、990まで作成できます。
・ メモの数(行数)に制限はありません。(★その他 の 2 をご覧下さい。

★ プロパティ
1.プロパティとはなんでもノートのいろいろな属性です。
2.プロパティは変更できるものと、変更できないものがあります。
3.ノート内のメモ(行)の全てに共通する属性はノートのプロパティで、メモ(行)の1行毎の属性はメモのプロパティで設定します。
    プロパティの内容 プロパティを確認・変更するとき
なんでもノート 壁紙、ツリー部のアイコン、セキュリティ等 「メニュー」→「ファイル」→「プロパティ」
書棚 書棚のフォルダ、書棚内のデータ数、カラーマーク色 「メニュー」→「書棚」→「プロパティ」
カテゴリ カテゴリ内のノート数 「メニュー」→「カテゴリ」→「プロパティ」
ノート
 
メモの項目名(列名)、項目(列)の属性(数字項目等)、項目(列)の表示/非表示、詳細表示画面のスクロール方向、カラーマーク色、日付書式等 「メニュー」→「ノート」→「プロパティ」
メモ ファイル情報、計行(大計/中計/小計)、加算行/減算行 「メニュー」→「メモ」→「プロパティ」


★ 書棚
1.書棚は分類の階層の最上位です。書棚毎に1つのフォルダを割り当てます。
2.なんでもノートをインストールした直後は、インストールしたフォルダに書棚が作成されています。
※ パソコンのOSが Windows Vista 以降で、C:\Program Files または C:\Windows の下にインストールしたときは C:\ProgramData の下に MpNote という名前のフォルダが自動的に作成され、ここが書棚になっています。これは Windows のUAC(User Account Control)機能に対応するためです。(ドライブ(C:\)はパソコンの環境により異なります。)
3.新しい書棚は、メニューの「ファイル」→「書棚の追加」 で作成します。最大10書棚を作成できます。
4.1つの書棚にはノート(ごみ箱内を含む)を最大99まで(またはカテゴリとノートの合計が120になるまで)作成できます。
5.書棚の名前は「名前の変更」で自由に設定できます(半角24文字(全角12文字)以内)。
6.書棚の表示位置は「移動」で上下に移動できます。

★ カテゴリ
1.書棚の中の類似した分野のノートをまとめるために使用します。
2.新しいカテゴリは書棚のアイコンをマウスで右クリックして作成します。(メニューの「書棚」でもOK。)
3.カテゴリを削除すると中のノートは全てごみ箱の中へ移動します。
4.カテゴリの名前は「名前の変更」で自由に設定できます(半角24文字(全角12文字)以内)。
5.カテゴリの表示位置は「移動」で同一書棚内を上下に移動できます。

★ ノート
1.各種の情報やデータを記述したり、取り込んだりするところです。
2.ツリー部のノートのアイコンをクリックして選択すると、ノートの内容がリスト部に一覧表示されます。
3.ノートの情報はリストの1行を1つのメモとして扱います。1つのメモ(行)は6つの項目で構成されます。リストの行をクリックするとその行が青色になり、選択行となります。
4.新しいノートはカテゴリのアイコンをマウスで右クリックして作成します。(メニューの「カテゴリ」でもOK。)
5.ノートを削除するとそのノートはごみ箱の中へ移動します。
6.ノートの名前は「名前の変更」で自由に設定できます(半角24文字(全角12文字)以内)。
7.ノートの表示位置は「移動」で同一カテゴリ内を上下に移動できます。別カテゴリに移動するときは 「切り取り」→「貼り付け」 で移動して下さい。
8.「コピー」すると任意のカテゴリに「貼り付け」できます。今開いているノートをコピーするときは、コピーする前に「保存 」して下さい。

★ ごみ箱
1.ごみ箱の中のノートを削除するとノートは完全に削除されます。(正確にはファイルの拡張子が .BAK に変更され、.BAK ファイルが次のノートの削除で上書きされるまで残ります。)
2.ごみ箱は書棚毎に作成されます。ごみ箱が空になるとごみ箱はツリー部から消えます。
3.ごみ箱の中のノートを復活するときは、復活するノートを右クリックして、メニューの「切り取り」 → カテゴリを右クリックして、メニューの「ノートの貼り付け」 により任意のカテゴリの下に復活できます。
4.ごみ箱内のノートは開けません。

★ メモ
1.項目
メモは6つの項目で構成されます。項目名はノートのプロパティで設定します。(最初は「項目1」〜「項目6」になっています。)
2.項目幅
リスト部のメモの項目の表示幅はリスト上部の項目名の境界部をマウスでドラッグして拡大/縮小します。
3.数字項目
1)ノートのプロパティで「数字」をチェックするとその項目の属性は数字項目になります。
2)数字項目は数字を12桁まで扱えます。
3)数字項目にすると表示は右詰、カンマ編集になります。表示する小数点以下桁数も設定できます。
4)数字項目は縦計(大計/中計/小計)を自動計算できます。
5)数字項目に非数字が入力されている場合、その項目は表示されません。(非数字が入力されている項目をあとから数字項目に設定した場合に発生します。)
4.項目の表示(リストの項目数)
ノートのプロパティで「表示」のチェックを外すとその項目はリストに表示されません(非表示項目)。これでリストに表示される項目数を1〜6の範囲で任意の数にすることができます。メモの「詳細表示 」で非表示項目を表示する/しないは、ノートのプロパティで設定できます。「入力 」や「変更 」の画面では非表示項目は後ろ(下)に配置されます。
5.日本語
ノートのプロパティで「日本語」をチェックするとその項目を入力する時、自動的に日本語入力モードになります。
6.No.
リスト部の最左列には No.(1から始まる連番)が表示されています。No. はノートのプロパティで非表示にすることができます。
7.ファイル情報(メモ(行)のプロパティ)
「ファイル取込 」やエクスプローラからドラッグ・ドロップでファイル情報を取り込んだときは、メモのプロパティの「ファイル情報」は自動的に「あり」になりますが、手入力などでメモを作成したときは「なし」になります。このときはメモのプロパティ画面で「あり」に変更すると「ファイル取込 」で取り込んだのと同じになり、 でファイルを開けるようになります。

★ ノートとメモの機能(ツールバーのボタン順です)
ノートとメモを操作するための機能です。
  名称   機能
保存 ノートをディスクに保存します。
・ ツリー部でカテゴリや別のノートを選択したときは自動的に保存されます。
印刷 ノートを印刷します。
プロパティ ノートのプロパティを設定します。
メモの追加
ノートにメモを追加します。
・ 追加したメモは選択行の下に挿入されます(メインメニューの「追加」では選択行の上に挿入もできます)。
・ 「メモ編集」を使用すると現在選択している項目のメモデータを大きな編集画面で入力できます。入力する文字数が多いときに便利です。また、この編集画面では1つの項目の中に2行以上(複数行)のメモデータを入力できます。
・ メモを続けて入力するときは「連続入力」をチェックすると効率よく入力できます。
・ 使用頻度が高い字句は定型句として登録すると、メモの入力時に定型句の中から選択できます。
・ 「日付入力」を使用するとカレンダから日付を入力できます。日付の書式はノートのプロパティで設定します。
・ 各項目の文字数の合計は800文字(全角文字では400文字)までです。文字数が制限を越えたときは、警告が出ます。
詳細表示 選択行のメモの内容を全て表示します。
・ 非表示項目を表示する/しない はノートのプロパティで設定できます。非表示項目を表示するときは後ろ(下)に表示されます。
・ 画面のスクロール方向(縦スクロール/横スクロール)はノートのプロパティで設定できます(デフォルトは縦)。
変更 選択行のメモの内容を変更します。
・ 複数行のメモデータがある項目は変更画面では1行目だけが表示されます。複数行の項目を変更するときは「メモ編集」を使用して下さい。
削除 選択行(複数選択可)のメモを削除します。
・ メインメニューの「削除」では 全削除、指定項目(列)の一括クリアができます。
切り取り 選択行(複数選択可)のメモを切り取ります。
・ 切り取ったメモは「貼り付け」を行ったとき削除されます。
・ 「切り取り 」→「貼り付け 」 ができるのは同一ノートの中だけです。
コピー 選択行(複数選択可)のメモをコピー元として設定します。
・ コピー元に設定されたメモは任意のコピー先(同一ノート/別ノート)に「貼り付け 」ができます。
10 貼り付け 「切り取り 」または「コピー 」したメモを選択行の下に挿入します。
11 検索 開いているノートの中から指定した文字列を探します。
・ 検索は大文字、小文字を区別します。
12 置き換え 開いているノートの中で指定した文字列を別の文字列に置き換えます。
・ 置き換えは大文字、小文字を区別します。
13 カラーマーク ★ カラーマーク をご覧下さい。
14 ファイル取込 ★ ファイルの取り込み をご覧下さい。
15 URL ★ インターネットアドレス(URL)の取り込み をご覧下さい。
16 Lucky ★ ラッキー(Lucky) をご覧下さい。


★ カラーマーク
1.メモ(行)の背景色を白以外の色にすることができます。メモ(行)をマークしたり、分類するのに便利です。カラーマークするときはメモ(行)を選択(複数選択可)後、ツールバーの をクリックしてマーク色を指定します。
2.サムネイル、スライドショーではマーク色をもとに表示する画像を選択できます。ファイル一括コピーではマーク色をもとにコピーするファイルを指定できます。
3.マーク色は4色設定できます。設定は書棚のプロパティまたはノートのプロパティで行います。
4.書棚のプロパティで設定したマーク色は、その書棚の中に新たにノートを作ったときのデフォルトのマーク色になります。(書棚ごとにマーク色のデフォルトを設定することができます。)
5.ノートのプロパティで設定したマーク色はそのノートのマーク色になります。ノートのプロパティのマーク色を変更するとメモのマーク色も新しい色に変わります。

★ ファイルの取り込み
1.ファイルの情報をメモに取り込みます。取り込んだファイルは で開く(写真を見る、動画を見る、音楽を聴く等)ことができます。
1)ドキュメント(.doc、.xls、.txt、・・・)
2)写真(.jpg、.gif、.bmp、・・・)
3)動画(.mpg、.wmv、・・・)
4)音楽(.wma、.mp3、・・・)
5)etc.
2.ファイルの管理/整理もなんでもノートの分類/整理機能により容易になります。(パソコンのフォルダ構成から独立した分類ができます。)
3.エクスプローラからドラッグ・ドロップで取り込むこともできます。ドロップする時はなんでもノートのリスト部にドロップして下さい。
4.取り込み時、ファイルの複数選択もOKです。
5.デスクトップのアイコンもドラッグ・ドロップで取り込めます。(ごみ箱やインターネットエクスプローラ等、OSと一体のものは取り込めません。)
6.なんでもノートに取り込んでも元のファイルに変更は全くありません。
7.メモやノートを削除しても元のファイルは削除されません。

★ URL(インターネットアドレス)の取り込み
1.ブラウザ(インターネットエクスプローラかEdge)が現在表示しているホームページのタイトルとアドレス(http://..... 。URLと呼びます)をメモに取り込みます。取り込むと で簡単にホームページを開けます。
2.複数のブラウザが起動しているときは表示が一番上(手前)のブラウザのものを取り込みます。
3.取込めるのはマイクロソフトのブラウザ( IE と Edge )です。これ以外のブラウザ(Google Chrome、Firefox 等)はURLの取り込みはできません。
4.URLは自動取り込みを使わず、自分でメモに記述することもできます。記述はどの項目でもOKです。

★ ラッキー(Lucky)
1.メモの中に次のデータがあると でアプリケーションが起動します。(エクスプロ−ラの「開く」に類似しています。)
ファイル情報
(データ)
データ(ファイル)の種類に応じてワープロ、表計算ソフト、画像ビューア、音楽再生ソフト等を起動します。
ファイル情報
(プログラム)
プログラムを起動します。
URLブラウザを起動してホームページを表示します。
メールアドレスメーラーを起動。メールアドレスは宛先欄に自動セットします。(複数のメールアドレスがあるときは、全てを宛先欄にセットします。)
2.起動順
1行のメモの中にファイル情報とURLがあっても、起動されるアプリケーションは1つです。起動の優先順は上記表の
1(2)、3、4の順になります。

★ プログラムランチャー
1.プログラム(.EXE)をドラッグ・ドロップでなんでもノートのメモに取り込むと でプログラムを起動できます。
2.プログラムのショートカットをドラッグ・ドロップでなんでもノートのメモに取り込むと でプログラムを起動できます。

★ データの並べ替え(ソート)
1.データを指定した項目の大小順に並べ替え(ソート)を行います。
2.データを大小順にソートするときは項目名をマウスでクリックします。クリックする毎に小さい順/大きい順にソートが行われます。(エクスプローラの詳細表示モードの時と同じです。)
3.大小は次のように判断します。
@ 数字項目 (小)... 〜 -999 〜 0 〜 999 〜 ... (大)
A 英数字 (小)0 〜 9 〜 A 〜 Z 〜 a 〜 z (大)
B カナ (小)ア 〜 カ 〜 サ 〜 .... 〜 ン (大)
C 日本語 (小)あ 〜 か 〜 さ 〜 .... 〜 ん (大)
4.ソートする前にシーケンス番号をセットしておくとソートを行った後、シーケンス番号で再ソートすると表示順を元に戻せます。
5.項目(列)の順番の変更(入替え)
リストのヘッダ部の項目名を右または左に希望の位置までドラッグします。(エクスプローラの詳細表示モードの時と同じです。)

★ カレンダのセット (メニューの「メモツール」の中)
1.指定した項目に日付けを一括セットします。日記やスケジュール表を作成するときに使用すると便利です。
2.日付けのセットは、メニューの「メモツール」→「カレンダのセット」 で行います。セットはノートが空(メモの数がゼロ)のとき行って下さい。
3.最大1年分のカレンダをセットできます。
4.土曜、日曜は自動的に行にカラーマークがつきますが祝日はカラーマークがつきません。祝日のカラーマークは自分でお願いします。(祝日は法律の変更で変わるので自動マークにしていません。)
5.土曜、日曜のカラーマークを外す(白にする)こともできます。土、日曜が仕事日の方は活用して下さい。
6.日付けはいろいろな書式から選択できます。日付けの書式の設定はノートのプロパティで行います。

★ 合計 (メニューの「メモツール」の中)
1.メモの中に数字項目があるとき、メニューの「メモツール」→「合計」 で合計(縦計)や平均(縦平均)を計算できます。
2.合計や平均は計算対象にするマーク色を指定できます。メモ(行)の中の計行(大計/中計/小計)は計算対象から除かれます。
3.合計や平均を計算後、計算結果を「コピー」しておくと「貼り付け 」で合計値(平均値)をメモにセットできます。

★ 大計/中計/小計、 加算行/減算行
1.メモの中に数字項目があるとき、メモ(行)のプロパティ(メニューの「メモ」→「プロパティ」)を小計行、中計行、大計行に設定すると数字項目の大計/中計/小計を自動計算できます。
2.計を計算したい位置にメモ(行)を追加し、追加した行のプロパティを計行に設定すれば大計/中計/小計が計算されます。
3.追加した計行はマーク色の1(小計)、2(中計)、3(大計)でマークされます。マーク色を別のマーク色に変更してもOKです。
4.メモの「追加 」、「変更 」、「削除 」を行うと計は自動的に再計算されます。
5.計は次のルールで計算されます。
1)小計は直上の大・中・小計行から小計行までの合計。
2)中計は直上の大・中計行から中計行までの合計。
3)大計は直上の大計行から大計行までの合計。
6.メモ(行)のプロパティを「減算行」にすると計の計算の際、数字項目の値を減算(マイナス)します。減算行はリストの数字の頭に△がついて表示されます。(減算行の 123 は -123 と同等です。リストには △123 と表示されます。)

★ 定型句
1.よく使う字句を定型句として登録すると、メモの入力を効率的に行えます。定型句の登録(変更、削除)は、メニューの「メモツール」→「定型句」 で行います。
2.定型句はメモの項目(1〜6)毎に登録します。1つの登録文字は40文字(全角20文字)以内で、項目毎に40まで登録できます。
3.登録文字のメンテナンス(登録、変更、削除)の方法は普通のメモと同じです。リスト部を右クリックするとメニューが表示されます。メンテナンスを終了するときは「ノートに戻る」を選択するか、ツリー部をクリックして下さい。
4.メモに入力した文字も履歴文字として定型句から選択できます。履歴文字の文字数は上記の登録文字と同じです。(40文字を超えた分はカットされます。)
5.履歴文字は、メニューの「メモツール」→「履歴文字のクリア」 でクリアできます。

★ サムネイル (メニューの「メモツール」の中)
1.ノート(メモ)の中に写真等の画像ファイルの情報があると、画像を縮小(サムネイル)して一覧表示します。
2.表示できるのは写真(ファイルの拡張子が .JPG)や画像ファイル(.BMP、.GIF、.PNG、.TIF 形式)です。
3.サムネイル表示の対象とする画像をカラーマークにより指定できます。
4.サムネイルの画像をダブルクリックすると、Windows の画像ビューアを起動して拡大画像を表示できます。
5.最大50画像を表示できます(実際の表示数はリスト部の大きさで決まります)。
6.右クリックメニューで選択した画像の拡大、削除、回転、カラーマーク等ができます。
7.サムネイルを削除すると、それに該当するメモ(行)も削除されます。(元の画像ファイルは削除されません。)
8.サムネイルを閉じるときは右クリックメニューで「ノートに戻る」を選択するか、ツリー部をクリックして下さい。
9.表示しているサムネイルは画像ファイルとして保存できます(右クリックメニューの「サムネイルの保存」)。保存したファイルは Windows のアクセサリのペイント等を使えば印刷できます。

★ スライドショー (メニューの「メモツール」の中)
1.ノート(メモ)の中に写真等の画像ファイルの情報があると、画像をスライドショーで表示できます。(デジタルフォートフレームと同様の機能です。)
2.表示できるのは写真(ファイルの拡張子が .JPG)や画像ファイル(.BMP、.GIF、.PNG、.TIF 形式)です。
3.自動スライドと手動スライドができます。また、スライドショーの対象とする画像をカラーマークにより指定できます。
4.スライドショー時は右クリックメニューで、画像の回転やカラーマークができます。
5.スライドショーを終えるときは右クリックメニューで「スライドショーの終了」を選択するか、ツリー部をクリックして下さい。

★ ファイル一括コピー (メニューの「メモツール」の中)
1.ノート(メモ)の中にファイルの情報があると、そのファイルを指定のフォルダにコピーします。
2.指定のカラーマークのファイルのみコピーすることができます。
3.デジカメ写真を写真屋さんでプリントするときなどに使用すると便利です。
デジカメの写真 → パソコンにコピー → なんでもノートに取り込み → プリントする写真をカラーマークする → カラーマークした写真を「ファイル一括コピー」で空のUSBメモリやメモリカード(SD等)にコピー → 写真屋さんへ
以上でプリントする写真だけ入ったUSBメモリ(メモリカード)ができるので、写真屋さんのプリント受付機の前で選択する必要がなくなります。

★ エクスポートとインポート (メニューの「メモツール」の中)
1.エクスポート
1)ノートのデータをCSV形式のファイルに出力します。CSV形式のファイルにするとなんでもノートのデータをエクセル等に取り込めます。
2)指定のカラーマークのメモ(行)のみエクスポートすることができます。
3)区切り文字にはカンマとタブのどちらかを指定します。
2.インポート
1)エクセル等でCSV形式でデータをエクスポートすると、なんでもノートにデータを取り込めます。
2)読込みができるファイルは拡張子が .CSV、.TXT のどちらかです。
3)カンマとタブのどちらかを項目の区切り文字として扱います。どちらを区切り文字にするかは自動判別します。
4)CSVファイルに7項目以上のデータがあった場合、7項目以降は捨てられます。CSVファイルの項目数が6項目より少なくてもOKです。
5)1行の文字数の合計が半角800文字(全角400文字)を超えるデータがあるときはインポートできません。

★ シーケンス番号 (メニューの「メモツール」の中)
メモの指定した項目に現在の表示順でシーケンス番号(1から始まる番号)をセットします。シーケンス番号をセットしておくと、ある項目でリストをソートした後、シーケンス番号をセットしている項目で再ソートするとリストの表示順を元に戻せます。

★ 印刷 
1.印刷は「通常使うプリンタ」に設定されたプリンタにA4の用紙サイズで出力します。
2.1行あたりの印刷文字数(各項目の印刷文字数の合計)は行番号を印刷するときは130、行番号を印刷しないときは134までです。
3.用紙の向きは1行あたりの印刷文字数により自動的に横または縦に設定されます。行番号付で全項目(1〜6)を印刷する場合、85文字以上だと用紙の向きは横、84文字以下だと縦になります。
4.用紙の向きが横のときは32行/頁、縦のときは50行/頁 となります。
5.メモの各項目の印刷文字数は「印刷する時の各項目の幅」で設定します。上段は画面のリスト部の現在の項目幅をもとにした印刷文字数が初期設定されています。下段は前回印刷したときの印刷文字数が初期設定されています。印刷する時は上段/下段のどちらかを選択して印刷文字数を設定して下さい。
6.項目幅を0(ゼロ)に設定するとその項目は印刷されません。

★ Tips
1.書棚の削除と回復(UnDo)
書棚を削除してもパソコンのフォルダは削除されません。またフォルダの中のデータ(ノート)も削除されません。このため誤って書棚を削除しても、もう一度書棚を同じフォルダに作成すればデータを回復できます。
2.メモ(行)の削除と回復(UnDo)
メモ(行)を誤って削除した場合、削除直後は「貼り付け 」で削除したメモ(行)を回復できます(UnDo)。
3.ノートの変更を保存しない
今開いているノートはツリー部でカテゴリや別のノートを選択したとき自動的にディスクに保存されます。ノート(メモ)に行った変更をディスクに保存せずノートを閉じたいときは、メニューの「ノート」→「保存せずに閉じる」 でノートを閉じて下さい。
4.データのバックアップ
1)大切なデータはディスク障害に備えて定期的にバックアップをとって下さい。書棚のフォルダをそのままコピーする方法が簡単です。フォルダは書棚のプロパティで確認できます。
2)データの保存ファイルは次のとおりです。
@NOTE_00.IDX にはカテゴリ名等が保存されます。
ANOTE_01.DAT 〜 NOTE_99.DAT にはデータが保存されます。
5.2つのノートを1つにまとめる方法
メモを全件選択して「コピー 」し、もう一方のノートに「貼り付け 」すればOKです。
6.なんでもノートのデータを他の人と交換する方法
ノートのデータをCSVファイルにエクスポートすると交換できます。
7.パソコンの取替
新しいパソコンを購入したときに新パソコンへ、なんでもノートを移行する方法は次のとおりです。
1)プログラムがあるフォルダと書棚があるフォルダをフォルダごと、新しいパソコンにコピーします。
2)なんでもノートを起動して書棚のアイコンをクリックします。「書棚のフォルダが見つかりません。」というエラーになったときは、メニューの「ファイル」→「書棚の追加」で「使用するフォルダ」に新パソコンのコピーした書棚のフォルダを設定します。以上でエラーになった書棚のデータは回復できます。エラーになったもとの書棚はメニューの「書棚」→「削除」で削除して下さい。
8.書棚の数を10より増やす方法
なんでもノートを別のフォルダにもう1つインストールして下さい。ただし、複数のなんでもノートを同時に起動することはできません。
※ パソコンのOSが Windows Vista 以降の場合、C:\Program Files または C:\Windows の下にはなんでもノートを1つしかインストールできません。2つ目をインストールするときは C:\Program Files、C:\Windows 以外のフォルダの下にインストールして下さい。(ドライブ(C:\)はパソコンの環境により異なります。)

★ マウスとキーの操作
1.ツリー部の各アイコンやリスト部のメモ(行)をマウスで右クリックするとメニューが表示されます。
2.メモ(行)のダブルクリックは「ラッキー 」をクリックすることと同等です。「ラッキー」に該当しないときはメモの内容を「詳細表示 」します。
3.ツリー部とリスト部の間の移動(フォーカスの移動)は Tab キーでも行えます。
4.ツリー部、リスト部での選択の移動は↑、↓キーでも行えます。
5.リスト部のメモは複数選択が可能です。複数選択したときにできる操作はメモの「削除 」、「切り取り 」、「コピー 」、「カラーマーク 」です。
1)連続した行を複数選択する方法
 最初の行をマウスで選択したあと、最後の行を Shift キーを押しながらマウスでクリックします。
2)非連続の行を複数選択する方法
 Ctrl キーを押しながらマウスで行をクリックしていくと、任意の複数行を選択できます。
※ この方法はファイルの情報を取り込む際( )、一度に複数のファイルを選択する場合も同じです。
6.メモ(行)を1行だけ選択した状態での Enter キーの押下は、メモのダブルクリック(ラッキー )と同じです。

★ タッチ操作
なんでもノートのメニューはタッチ操作を考慮して普通の Windows プログラムより大きなものになっています。また文字の大きさも「大」「中」「小」が選択できるようになっているで、「大」を選択するとタッチ操作が正確にできるようになります。メニューや文字の大きさの設定は、メニューの「ファイル」→「プロパティ」で行います。
1.クリック(メニューやボタン) ⇒ タップ(ボタンを1回軽くタッチする)
2.ダブルクリック(リスト部のメモ(行)) ⇒ ダブルタップ(メモ(行)を素早く2回タッチする)
3.右クリック(ツリー部の項目やリスト部のメモ(行)の右クリックメニューの表示) ⇒ 長押し(その項目を長押しする)
4.スクロール(ツリー部やリスト部) ⇒ スライド(画面に触れたまま、指を滑らせる)

★ 壁紙/アイコン/文字の大きさ
設定はなんでもノートのプロパティ(メニューの「ファイル」→「プロパティ」)で行います。
1.壁紙
1)壁紙は単色、パターン(小さな画像の繰り返し)を選択できます。単色は好みの色を設定できます。パターンも好みのパターンを設定できます。
2)壁紙の上に写真等の画像を表示できます。
3)壁紙の上の画像やパターンに使用できるのは、写真(ファイルの拡張子が .JPG)や画像ファイル(.BMP、.GIF、.PNG、.TIF 形式) です。
2.アイコン
1)ツリー部の書棚、カテゴリ、ノート、ごみ箱のアイコンはそれぞれ3種類の中から選択できます。
2)上記以外のアイコンを使用することもできます。アイコンはファイルの拡張子が .ICO のものを使用して下さい。インターネットにはいろいろなアイコンが公開されています。
3.ツリー部やリスト部の文字の大きさは 大/中/小 を選択できます。
4.メニューの大きさは 大サイズ/標準サイズ を選択できます。

★ セキュリティ
1.ノートを開くときパスワードを必要とするように設定できます。
2.パスワードの設定はなんでもノートのプロパティ(メニューの「ファイル」→「プロパティ」)で行います。設定したパスワードは忘れないよう注意して下さい。忘れたパスワードを調べる方法はありません。
3.ノートを開くときのパスワードの必要の有無はノート毎に設定します。この設定はノートのプロパティで行います。ノートにパスワード要を設定しても、上記2.のパスワードの設定がされていないとパスワードは要求されません。
4.パスワードの入力はなんでもノートを起動後、最初にパスワードが必要なノートを開くときだけです。
5.データの暗号化は行っていません。

★ プログラムを使い易くするには
なんでもノートをインストールしたフォルダにある SetIcon.exe を実行するとデスクトップにアイコン(ショートカット)が作成され、プログラムの起動が簡単になります。

★ その他
1.アンインストール(アプリケーションの削除)
ファイルとアイコンを削除するだけで、完全にアンインストールできます。(レジストリは使用していません。)
2.メモの最大数
メモの最大数(最大行数)は使用するパソコンの能力(メモリ、CPU)によります。テストではメモリ 512MB、CPUが
Pentium4 2.8GHzで 1万件(行)までは問題がないことを確認しています。
3.なんでもノートの同時複数起動
なんでもノートを同時に複数起動することはできません。(データの整合性を確保するため、同時起動防止を行っています。)

★ 作者(相良千昭)のホームページ
1.作者の作品の紹介やパソコン誕生の頃を代表するPCのカタログ集のページです。是非一度、お立ち寄り下さい。
 ホームページ
2.なんでもノートの活用例やこのマニュアルの最新バージョンがあります。
 なんでもノートのページ

★ お問い合わせは次のメールアドレスへ
  qzv13551@nifty.com

★ マニュアルの改定履歴
1.2018.1 Version なんでもノート Ver 2.1 に同梱