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7月7日(金)

7時起床。
今日は午前中の早いうちにナポリに着きたい。
観光と街の散策の他に、レンタカーの返却もしなくてはいけないのだ。
眠いけど、さっさと用意をして、部屋に朝食が届くのを待つ。(ホテルではなくB&Bなので、朝食ルームがない)
8時に、とお願いしてあったのに、結局8時半にしか朝食が来なかった。ありー。

B&Bのひとが、テラスのテーブルにクロスを広げ、籠盛りのパンとヨーグルト、コーヒーとオレンジジュースの簡単な朝食を並べていってくれる。

今までのホテルの朝食が豪華だったので、ちょっと新鮮(笑)。これぞコンチネンタル。

そういえば最初のイタリア旅行で、初めてコンチネンタルの朝食を食べて、びっくりしたっけ…。
あのときは大学の友達との卒業旅行で、HISのパックツアーだったので、ホテルのランクも低くて、朝食は冷たいパンとコーヒーだけ、ホテルのお風呂はお湯が出ない、繁華街からずいぶん離れた場所にある、と散々だった。今ではそれもいい思い出(笑)。
テラスが少し濡れていて、昨日の夜雨が降ったようだった。
せっかくの地中海リゾートなのに、空も曇っていて残念。晴れてたら、ポジターノの白い家が映えただろうなー。


朝食を済ませ、ようやく準備が出来たところで(あいかわらずTちゃんのお化粧&スタイリングには死ぬほど時間がかかる…世の男性諸君の気持ちがよくわかったとです)、チェックアウトを済ませ、車を持ってきてもらう。
駐車場は19ユーロ。

途中、ポジターノと美しい海を眺めつつ、断崖の道路をくねくねと走り、ナポリ方面へ。もちろん、運転は私が担当。
一時間ほど走っただろうか、ようやく海沿いの細いくねくね道を抜け、町らしい道にさしかかったころ、うしろでなにやらごそごそしてたAちゃんが
「携帯がないみたい…」
と言い出した。

は!?

よく探してみて、と言ってみたけど、もう探した、ずっと前からかばんの中を探してた、という。(ならもっと早く言えよ、と思った私は間違ってないと思う)
たぶん、B&Bの枕の下にある…というAちゃん。
ナポリのホテルに届けてもらうようにすれば?と進言したけど、届かなかったら嫌だ、ホテルまで戻ってほしい…。と頑なに拒否。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!★○×■☆!!!!

gucciのこの気持ち、わかってもらえるでしょーか。
早くナポリに着かなければ観光ができないという焦り、今日の早起きとgucciの睡眠不足(例によって例のごとく、私が一番最後に寝て一番最初に起きた)が全くの無駄だったことへの怒り、一時間もこの細く曲がりくねった道を苦労して脱出したのに、また1時間かけて戻らなくてはいけないことへの脱力感。しかも戻ったあとはもう一度1時間かけてくねくね道ドライブ。
なんで、海外で使えない携帯を、わざわざ昨日に限って取り出してみたり、あまつさえいつもは枕の下になんて入れないのに入れてみたりしたんだーー!!!
(私がTちゃんに枕の下に入れたら?と言っていたのを聞いて、やってみようと思ったらしい…スカポンタンー!)

ホテルに電話すると、フロントのお姉さんが、あなたの携帯が枕の下にあったわよ、ナポリのホテルに送る?と言ってくれた。
ヒジョーに妥当な申し出だと思うのですが…「いえ…私の友達がどーしても今日取りに行きたいと言うので、今から戻ります」と言うと、びっくりして、気をつけてね、と声をかけてくれた。
泣きたい…。

山道を、出来る限りの速度で飛ばし、B&Bに戻る。
携帯を取ってきたAちゃんが乗り込むと、すぐに今来た道を引き返す。
今度は景色を眺める余裕なんてない。早く、ナポリに着かなければ…
ようやく、ナポリへの高速道路にのり、南イタリアの乱暴なドライバーの間に揉まれながら(2車線しかないのに、なんで4台横に並んでるんですかーっ!)、ナポリ到着。
空港を目指して走るうち、曇っていた空が、どんどん暗くなり、ぽつぽつと雨粒が落ちてきたかと思うと、突然豪雨が降り出した。
映画でしか見たことがないような白い稲光が、ピシャッ!ピシャッ!と空を切り裂く。
こ、怖いよー!!

ものすごい豪雨に、走り続けることができなくなり、近くの駐車場に一旦避難する。
小雨になった瞬間を見計らって空港のそばのハーツを探し、駐車場に停めて、係のおっちゃんに鍵を返し、ハーツの窓口のある建物に駆け込んだ。
その次の瞬間、再びバケツをひっくり返すような、との表現も生ぬるいほどの豪雨が…。
ときどき、この世の終わりかというような雷が落ちてくる。
日本ではこんな天気は見たことがない。
こういうのを、神様が怒っていると表現したくなるんだろう。

ビビッている私たちを見て、ハーツのおじさんが外を指差し、おもむろにカウンターの下から車用の洗剤を取り出して、自分の体にふりかけるまねをし始めた。
鼻歌を歌いながら、シャワーの下で体を洗うジェスチャーをして、笑わせてくれる。
このおじさん、すっごく優しくて、他の客が空港へ行きたいというと、自分の体が濡れるのも構わずに傘を差しかけて送っていき、雨に打たれて走っていく人がいれば、おいでおいで、と誘って雨宿りをすすめている。

私たちもそのまま一時間ほど雨宿り。(とても傘を差しても出られる雨量ではなかった…)
ようやく少し小降りになったところで、タクシーを捕まえることにする。
窓口の女の人に、タクシーを捕まえたいんだけど、どこに行けばいい?と聞くと、すんごい巻き舌の英語で「大体あのへんにいるんだけど…」と説明してくれる。
(overthereがオゥバラゼレーアラ!に聞こえるの。オナトップ嬢をひどくしたかんじ(笑))
その間に、さっきのおっちゃんが通りに走って行き、一台のタクシーを捕まえてきてくれた。優しい~~!!vv

タクシーにホテルの名前を告げると、早速発進。
しかし、空港から街の真ん中のホテルまで、やけに時間がかかる…。こんなに遠かったかな。
ようやくホテルに着き、料金は35ユーロ。
??高いな…
まー遠かったし、こんなもん?と払ってタクシーを降りる。
するとAちゃん、車を降りた後、なにやら計算し、「ねえねえ、距離と値段があってないみたい…」。

おおおおおおおおお遅せーよ!!!(T_T)
料金表と見比べて計算してみるも、やはりなんかおかしい。
クソッ、また騙された…!!

ホテルにチェックインすると、まだ部屋の用意ができてないので、パティオで待つように言われる。

今日のホテルはHotel San Francesco Al Monte
山の中腹に立つ元修道院を改装した、ゴージャスホテル。
パティオを中心に広がる長い廊下、両脇に並ぶドアが、修道院の名残を感じさせる。

30分以上待たされ(…。)、ようやく部屋に案内された。

部屋は5階。
ネットの情報では、修道僧の個室を改装したものなので、部屋は狭いとあったけど、なかなかどうして、ツインベッドとソファがあっても、それほど狭くは感じない。

インテリアも豪華で素敵だし、窓からはベスビオ火山とナポリ湾のパノラマが広がっている。
お風呂はなんとジャグジーつきvv今晩が楽しみだ!

日本人宿泊客も多いようで、日本語の案内もある。
案内してくれた女性は、私たちがあまり英語を話せないのにイライラして、じゃあね、バイバイ、と去っていった。ちょっと失礼なかんじ。

ちょっと肌寒かったので、Gジャンを着込んで街歩きに出発。
フロントで街の地図をもらい、考古学博物館への行き方を聞くと、さっきの女の人はあまりわかってない様子…。
カメリエレが来るから、ちょっと待って、と言う。
しばし待つと、ニコニコした背の低い男性が入ってきて、博物館ならフニコラーレ(ケーブルカー)を降りてまーっすぐ行くと着くよ!いろんなショップが並んでるから、とっても楽しいよ!と教えてくれた。
ついでに、このホテルのレストランでの今日のディナーの予約もして、早速外へ。
去り際、フロントの男性が電話に向かって「チャオチャオチャオ!」と喋っているのが聞こえた。
ハーツのおっちゃんもそうだけど、南イタリアのひとは明るいって、ほんとにそうなのかも(笑)

雨はあがって、雲の間から太陽も見えるようになってきて、散策にはちょうどいい気温。
ホテルから5分ほど歩くと、フニコラーレの駅があった。
チケット販売機(イタリア語のみ…)でチケットの買い方を迷っていると、駅員が出てきて、ジャスチャーで買い方を教えてくれる。
フニコラーレの入り口には柵があり、電車が来るまで開かないようになっているらしく、しばらくそこで待たされた。
時間になり、柵が開くと、そばにいた女性が「これじゃないよ」(山の上に向かう電車だった)と親切に教えてくれるv
フニコラーレは上下線ともにひとつのレールを共有して走る電車で、上向きの電車と下向きの電車は、山の中腹に作られたポイントですれ違うらしい。
一本しかない線路を、今度は上から降りてきた電車に乗り込み、下山(笑)する。

カメリエレには博物館に行くといったものの、その前にナポリの有名観光名所である卵城を見に行くことにする。
ギャルリー(商店街)など見つつそぞろ歩く。



古い美術館のようなアーケードに、パンや兼ピザやみたいなお店を見つけ、思わず買い食いv ちょうどお昼も食べてなかったことだし、ナポリっちゃーピザでしょう!!
…と思ったのに、このピザが超マズで…!!(T_T)

(ただトマトを塗って焼いただけ…。パンは黒こげ;)
せっかく「イタリアってやっぱり美味しいものいっぱい!vv」とか見直したとこだったのにっ!(数年前の卒業旅行ではおいしいものに全く当たらなかった;)
その先に、もっとちゃんとしたピッツェリアがあったのを見て、かなり後悔した。

ナポリ湾とベスビオ火山を見ながら、海沿いの道を歩き、

卵城に到着。

しかし…中を見学できると思っていたのに、入り口のところには、立ち入り禁止マークのようなものが。詳細はイタリア語のため不明。
あれれ?
もしかして入り口はここじゃないとか?

城壁に沿って歩いてみるも、ウェットスーツを着たダイバーのニイちゃんたちが「チャオ!」と手を振ってくるのを見ただけで(笑)、入り口らしきものはない。
もしかして、卵城って、車窓から眺めるタイプの建物なの!?だとしたら、がっかりだな…。

と、諦めて引き返しかけた私たちの前を、さっきの入り口の奥から、ぞろぞろと出てくる観光客。立ち入り禁止の看板(みたいに見えるもの)を無視して。
なーんだ、入れるんじゃん!!!
アッブネー、せっかく来て見ずに帰るとこだったよ…!!
早速、堂々と門をくぐる(笑)。

卵城は、ゆるやかな階段と坂道で頂上まで上れるようになっている。

(写真はAちゃんとTちゃん)
ところどころにベスビオ火山が眺められるテラスがあって、なかなか素敵だった。

(たそがれているのはgucci…(笑))

卵城を出て、タクシーで一気に考古学博物館へ。
ホテルのカメリエレの教えてくれた行き方とは違うけど、もう閉館時間が迫っている。ナポリのショッピングストリートの散策は、帰り道で堪能すればいいや!
閉館時間が近いためか、もうほとんど見学客はおらず、博物館は独り占め状態vv
ポンペイの出土品や、壁を飾っていたモザイクを見て、あらためて、これが2000年前のものか…と感動する。
食器や調理器具、装飾品(ヘビを腕に巻きつけるデザインがかっこよかった)、大きな彫像、壁そのもの…etc。これらの展示品は、定期的に変わるらしい。一体、どれだけのものが発掘されたのか…。

(モザイクで装飾された柱や水道設備。今は美術館の白い壁にはまっているけど、本来なら赤や黄色やブルーの極彩色の壁に囲まれて存在していたはず。派手すぎ!)

(海の生き物がテーマ(?)のモザイク画。真ん中はタコ。フォーイタケー!)

中庭には、ポンペイから出土した彫像や柱が無造作に置いてあって、不思議な雰囲気だった。


それにしても、ポンペイを発掘している最中の様子を見てみたい。
残念ながら、ポンペイが発見されたのは、すでに100年も前のことなので、ビデオや写真に残っていないのだ(T_T)
土の中から、こんな鮮やかな色の家が出てきたら、どんなにびっくりするだろう。

広い館内をぐるぐる歩き回っていると、「14歳未満入場禁止」のサインを発見。
その先の展示室自体も、奥まっていてちょっぴり入りにくい雰囲気…。
ううっ、わくわくするぅ!vv

え、ちょっと、入っていいのかな…と怖気づくAちゃんとTちゃんを尻目に、ずんずん進むgucci(笑)
展示物は、ポンペイの娼館にあった装飾品、美術品(といっていいものか;)など。

しかし、そこは、まさしく、2000年前のイタリア版熱海の秘宝館だったのでした…!!!

「ええ~」「やだぁー」とひきぎみ(なフリをして、実は目が輝いていた)AちゃんとTちゃんを放り出して、大ヨロコビで写真を撮りまくってしまいました(笑)
(でもあとでTちゃんが、私にもさっき撮った写真ちょーだいねと言っていた)


まずは入り口にあった彫像。
笛を吹く少年に迫るヤギ男(神だか悪魔だか)。
…ん?


勃起。ガフンゲフン!
素直すぎ。


まぐわう男たち。そんな、さらっと表現されましても。この時代、一般的だったんでしょうね~vv

(こっから先ホモネタありません。ただのエロです注意!)


立ちバック…


頭と、チ○コ(臨戦態勢)。


後ろから挿入するところ。頭や手がないのが余計に…(笑)


衣服のしわで勃起を表現。


チ○コ星人。帽子にもチ○コ。どんだけチ○コ好きなんすか。


フライングチ○コ。


チ○コ犬。わんわん!いや、チ○コ馬かなー。


後ろから。


上から。


立体で表現。


壁からチ○コ。コートハンガーにもなります(嘘)。


俺のってこのくらい!(嘘つけ)


玄関先にいかがですか。

これらの展示物は、決してgucciが好みのものだけ選りすぐったわけではなく、全部がこんなかんじ
秘宝館っプリがわかっていただけたかと。

それにしても、2000年前も人間の欲望って変わりないんだね。
あまりにも素直に表現しすぎてて、面白い。
こんなHシーン見てえ!って思って作っちゃうんだろうなあ。何日もかけて(笑)そしてソレを見て萌えええっとする男たち。エロ本か。

博物館を出て、一駅分だけメトロに乗り、フニコラーレの駅までスペイン地区を延々歩く。
カメリエレは歩いてすぐだよ!なんて言ってたけど、とんでもない!
観光客やジモティでごったがえす下町の狭い道路は、ヒッジョ~~~に歩きにくい。しかも、遠い!
最初のうちこそ、道路の両側のお店を眺めながら歩いたりしてたけど、途中から早く着きたい一心で、3人とも無言に…。
こんなことならタクシーを使えばよかった(T_T)

それでも、途中でガイ&オディンという、日本の雑誌に載ってたチョコレートやさんを発見したときは、AちゃんもTちゃんも喜んではしゃいでいた。
このお店、ナポリの名所の描かれたボックスにチョコレートを詰めてくれるらしく、雑誌には、お土産にぴったり、とかなんとか書いてあった。

早速Tちゃんが20ユーロの箱にチョコを詰めてもらう。
お店のおばさんは、Tちゃんが指差したケースに入っている、親指の先くらいのチョコを、無造作にざらざらと箱に詰めていく。
またたくまに、箱は黒いチョコレートでいっぱいになった。
私はTちゃんのを見て学習し、10ユーロの丸い箱に、単価の違う凝ったチョコレートを入れてもらい、隙間をTちゃんが詰めてもらっていた小さなチョコレートで埋めてもらうようにした。(Tちゃんが、あーgucciずるい!と言ってた(笑))
きれいにリボンをかけてもらい、上司への土産にする。
このチョコレート、帰国後なかなか評判がよくて、自分の分も買っていけばよかったと後悔した(T_T)

ようやくフニコラーレの駅に到着。
このとき、もうすでに20時をまわっていた。
ホテルのレストランの予約は20時。
ヤバイ…;

フニコラーレが降りてくるのを待ち(今度は待合室があった)、他の大勢の乗客と一緒に乗り込む。
フニコラーレはトンネルの中をぐんぐんぐんぐん上に上っていく。
あれ?行きもこんなに長く乗ってたっけ…???
変だなと思ったけど、ホテルのある駅はふもと駅から一つ上。
急行とか鈍行の区別なんてあるはずのないフニコラーレのこと、次に停まったところで降りればいいやと思っているうち、フニコラーレは駅に停車した。
他の乗客に押されるようにして、フニコラーレから降りる。

…と、あれれ?
フニコラーレの線路が途切れている。
っていうか、どうみてもこれは終着駅まで来てしまっている雰囲気…?
駅員さんに、ここどこですかー(T_T)と聞いていると、まわりにいたおじさんたちがぞろぞろ寄ってきて、私の持っている地図を覗き込みながら、ここじゃないよー!2つ前の駅だよ!戻って戻って!と大騒ぎして教えてくれる。
うーん、南イタリアの人には、お金をチョロまかされたりしたけど、親切な人もすごく多いような気がしてきたぞ(笑)

おじさんたちに言われるまま、乗ってきたフニコラーレに飛び乗り、今度こそ、2つ目の駅へ。
フニコラーレの中で、ふと心配になり、隣にいた若いニイちゃんに「この駅に停まる?」と聞いてみると、「停まるけど、観光にはふもと駅まで行ったほうがいいよ!卵城も近いし、とってもきれいだからオススメだよ」と返ってきた。
う~ん、いいひとだ~vv

嬉しかったけど、私たちの降りたいのはホテルのある、この駅。
お礼を言って、今度こそ、目的の駅に到着!
長い道のりであった…。

ホテルに着き、レストランのある階へ行くエレベーターの前で待っていると、黒ドレスにスーツで決めた男女数人(半分酔っ払い)がやってきた。
君たちもレストランへ行くの?と聞かれて、思わず「はい」と答えてしまったけど、えええっ、こ、こんな正装じゃなきゃ入れないようなレストランなの!?(汗)

小声で「もしヤバそうな雰囲気だったら、部屋に帰って着替えてこよう」と話し合っているうち、ガラスのエレベーターは7階のテラスへ到着。
眼下に広がるナポリ市街の夜景とナポリ湾に、思わず、わあっと声を上げてしまい、黒服の集団に笑われてしまう。
黒服たちは、じゃあまたあとでね!と奥の人ごみの中に消えていった。

人ごみ…そう、7階のガーデンテラスでは、ビュッフェパーティが行なわれていたのだ。
プールサイドにはグラスを持って談笑する、ドレス姿の人たち。
どうやら、ウェディングパーティのようだ。
いいなあ、こんな眺めのいいプールサイドで、友達をたくさん呼んで結婚式。憧れちゃうわ~…
しばらく雰囲気を楽しみたかったけど、どう考えてもここは目的のレストランではないようなので、乗ってきたエレベーターでもう一度下に下りる。
予約したレストラン「ラ・テラッツァ」は、館内の案内やエレベーター前の看板によると3階にあることになっている。
3階で降り、何度も同じ場所をぐるぐるし、しまいには迷子になってしまう。
ううう、なにが悲しくて自分の泊まってるホテルで迷子にならにゃああかんのじゃ…(しかも腹ペコ)
フロントで聞くと、ラテラッツァは4階だという。ほんとか!?
4階も3階も探し回ったけど、そんなものはなかったぞ!
もう、3人とも疲労困憊し、もう今日は夕飯にはありつけないのか…と諦めかけたそのとき。
ドアの奥から、かちゃかちゃと食器の触れ合う音が…。

そおっと覗いてみると、ドアの中にはゴージャスな空間が広がっていた。
こ、ここか?ラ・テラッツァは?
寄ってきたウェイターに、ラ・テラッツァはここですか?と聞くと、
「今日は雨が降ったのでテラスが濡れているため、ラ・テラッツァはお休みです」。
どうやら、今日は冬季のレストラン(大きなガラス窓からナポリ湾が見渡せる)を使って営業しているらしい。
そ、そういうことかーーーー!ガクッ。
ちなみに、ここは3階でも4階でもない、3階を半分下がった、2.5階。
つまり、フロントの女性も、看板も、間違っていたわけだ…(T_T)

気を取り直して、予約名を告げると、お待ちしておりました(だって一時間遅れだし…(笑))、とテーブルに案内される。
スプマンテ(昨日のと同じやつだった)を注文し、まずはカンパーイv(テイスティングはやっぱり私…;ナンデ?)
メニューを見ているときに、Aちゃんがとあることに気づいた。
「あれ?このメニュー、値段が書いてない…」。
同じくTちゃんのも真っ白。私のは、ちゃんと値段が書いてある。
これは………本格的に私がボスだと思われています明らかに。

そんなに私だけ老けてるか~~~~っ!?と軽くショックを受けていると、Tちゃんが、「いや、gucciが一番最初に店内に入ってったし、ワインを選ぶときもgucciが質問してたからだよきっと!」と慰めてくれた。そのとおりだと思いたい…(T_T)

前菜にナントカのフリット(忘れた)、

メインに太いマカロニのナントカ(忘れた;)を注文。

前菜はとってもおいしかったけど、マカロニはちょっと塩気が強くて、全部は食べられなかった。
デザートはなかなかおいしかったv


AちゃんとTちゃんのは、前菜もメインもすごくおいしそうだった。
食事の途中、AちゃんとTちゃんが互いの皿を近づけて、一切れずつ「せーの!」って交換しているのを見て、ビビる。
ちょ、ちょっとちょっと、なにしてんの~~!大勢で皿をつつく習慣のある日本の、ファミレスならともかく、ここはヨーロッパ、しかも、高級ホテルのレストランですぞーーー!!(汗)
隣のフランス人のご夫人なんて、モロ「なに、あのサル…」ってかんじに思いっきり顔をしかめている。
それを見てTちゃん「ちょっとぉ~隣のおばさん、超ムカつくんだけど!なんで欧米人ってアジア人を馬鹿にすんのかなー!」とご立腹。

違いますTちゃん。馬鹿にされてるのはアジア人じゃなくて、マナーを知らない隣の席の日本人だから。
トホホ…。

デザート&コーヒーまでおいしくいただき、部屋に戻る。
TちゃんとAちゃんがお風呂に入ると、私の順番は深夜2時。……。
気を取り直して、楽しみにしてたジャグジー堪能ターイムvv
ジャグジーつきバス、実は初めて見たんだけど、バスタブの上にシャワーブースのような透明な覆いが付いていて、ドアが開くようになっているらしい。
早速バスタブにバスバブルとお湯を入れ、体を伸ばしてお湯に浸かる。
ついでに、バスタブの横に付いてたジャグジーのボタンを押してみる。
ぽちっとな。

すると突然、バスタブの底面や側面からごぼごぼとお湯が噴出し、一瞬で映画みたいなバブルバスの出来上がりvv
お尻や背中に水流があたって気持ちいい!ジャグジーさいこう!!
…と、思ったのもつかの間。
ごぼごぼと発生する泡の勢いは衰えを知らず、透明なブースに進路を阻まれてブース内を泡で満たしながら上へ上へと上っていく。
うわああああ、助けて~!!
気分は洗濯機の中の洗濯物(笑)
必死で泡の中に潜り、ジャグジーのスイッチを切り、排水溝の栓を引き抜いた。
ふう~~~助かった…。泡の仲で溺れ死ぬところだったよ…

なんとかシャワーを浴びて、洗面所で髪を乾かしていると、ふと鏡に張ってあるサインが目に付いた。
ジャグジーとバスジェルは併用しないようにご注意ください。

早く言えーーーーー!!!(T_T)