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7月3日(月)

7時半起床。
今日は移動日ではないので、のんびりゆっくり身支度する。
8時半頃、エレナの母屋の一階にある、朝食ルームへ。

トスカーナらしいカラフルかつシックかつカントリーな朝食ルームは、トスカーナの景色が一望できるテラスと繋がっていて、テラスのテーブルでも朝食がとれるようになっている。


先に朝食ルームにいたひとたちに、チャオ!と挨拶して空いている席につく。
英語圏の年配の夫婦が、small houseはどう?私たちは昨日まであのおうちを借りてたのよvと話しかけてくる。
他のテーブルのひとたちは、すでにみんな友達になっているようで、昨日のパリオ見た?エキサイティングだったね!などと話している。
アメリカ人が多いようで(といっても朝食ルームにいたのは4、5組ほど)、一歳くらいの赤ちゃんがいる若い夫婦や、ひげのバイカー(ZZトップふう)みたいなダミ声の旦那さんの夫婦、といろいろ。
いいなあ、私ももっと英語が話せたら!!

奥からエプロンをした若い女性が出てきて、コーヒー、紅茶をサーブしてくれる。

朝食は、焼きたてのケーキ(エレナが焼くんだそう)、クッキー、シリアル、特産の生ハム、チーズ、ヨーグルトなどのブッフェ式。

朝から甘いものを食べるイタリア人、これぞtipicalなトスカーナの朝食!
ウマイウマイ言いながら食べていると、しばらくしてエレナが客たちに挨拶にやってきた。
今日は昨日のシンプルな格好と違って、グリーンのサテンのツーピースを着て、メイクもバッチリ。
チャオ、みなさん!今日はフィレンツェに買い物に行くのよ、だからみんなとはもう会えないわね。とのこと。
やっぱりこのへんの人にとって、フィレンツェはおしゃれして遊びに行く、大きな都会なのね。
私たちもエレナに挨拶して、朝食ルームをおいとまする。

部屋(家?)に戻り、今日一日何をしてすごすかみんなで相談…するつもりが、開け放した窓から入ってくる風と風景が気持ちよくて、3人ともまったり…
部屋の冷蔵庫の飲み物はどれでも飲んでいいということなので、各自思い思いのドリンク(私はピーチフレイバーのミネラルウォーター)を手に、日記を書いたり犬と遊んだり昼寝(まだ朝ですぞ)をしたりした。
窓の外では、ぶどう棚のまわりをブンブンとみつばちが飛んでいて、ほんと、絵本みたい。
不思議なのは、網戸も無いのに、窓を全開にしていても虫がほとんど入ってこないこと。
日本だったら、すぐにハエだのクモだの蚊だのが入ってきてまとわりつくのに。
うーん、偶然かなあ。

さんざんまったりし、11時半ごろ、ようやく腰を上げる。
まずは、昨日シエナへ行くときに発見した、一面ひまわりに覆われた丘!
昨日は時間が無くて寄れなかったんだよね。
車で数分、シエナ方面へ走ると、丘全体が黄色に染まった景色が見えてきた。
空き地に車を停めて、夢中で写真を撮りっこする。

こんなの、日本ではなかなか見れないよーー!
ひまわり畑に入り込んで(ちょっとだけね)、ひまわりの向こうから駆けてくる、というシチュエーションを撮ったり、ひまわりの花の上から顔だけ出す、といった面白写真を撮って遊ぶ(一緒に旅行する相手って、こういうアホっぽい遊びに付き合ってくれる人がいいよね!vv)

ふときづくと、ひまわり畑の隣にある工場(作業場かな)から男の人がわらわらと出てきて、フェンスに鈴なりになって私たちを見ている。
うわ、もしかしてそんなとこで何してんだ!とか叱られるのかな…と身構えたけど、みんなニコニコしてそんな様子もない。
笑顔で会釈(ビバ日本のマナー)すると、ジラソーレ!(ひまわり)ベッラ!(きれい)ベッラ!と言いながらみんなで手を振ってくれた。
フォト?フォト?と言いながら写真を撮るまねをするので、たぶん、撮ってあげようか?という意味だと考えて、だいじょうぶー!と日本語で返しておいた(笑)。
ついでに、チーノ?チーノ(中国人)?と聞くので、ジャポネーゼ!と返事する。
フフフ、「日本人」くらいのイタリア語は知ってるぜ!

その間にも、ひまわり畑の隣の農道を、何台かの車が通り過ぎて行ったのだけれど、ドライバーが私たちに手を振ってくれたり、チャオvと挨拶してくれたり。
イタリア人、人懐こいなー!

いつまでも見ていたくなってしまうひまわり畑にさよならして、エレナおすすめのワイナリーへ向かう。


このあたり(キャンティ)は本当にたくさんのワイナリーがあり、その多くが昔の城を利用しているものらしい。城を所有しているといえば貴族、つまりワイナリーのオーナーは貴族なんですなー。うらやましい!

田舎道をほんの数十分走り、迷うことなく(迷おうにも他に道がない)、ワイナリーに到着。
このワイナリーは城ではなく、修道院を利用したものなんだって。
エレナは、ここのレストランが最高よ!と言っていた。
ちょうどお昼時だったので、見学の前にまずは腹ごしらえすることにする。
車を降りると、マイナスイオンいっぱい!ってかんじの森の匂い。あーこういうの好き好き!
うきうきしてレストランへ向かって歩き出したとたん、Tちゃんが一言。
「gucci…その服、裏おもて逆…」。

この日、gucciはトスカーナの景色とひまわりに合うように、緑のシフォンのチュニックを着ていたのだけど、慌てて自分の体を見ると…確かにTちゃんの言うとおり、縫い目が表に見えていて、タグがびろーんと飛び出していた。


↑証拠写真
ヒイィィィイイイイイイイイ~~~!!!!(T_T)
せ、せっかくひまわりとたくさん写真撮ったのに…!!!!!(号泣)
いつかある(かもしれない)結婚式で使う写真になるはずだったのにィイイイイ!!!(ないない…)
うう、もうこの写真は使えないわ…一体いつから裏返しだったんだろ;
(あとで写真を確かめてみたら、朝食後のまったり時間に一回脱いで、もっかい着たときに間違えた模様)

泣く泣くチュニックを着なおし、気を取り直してワイナリーへ。
まず、エレナが「とっても素敵な雰囲気で、おいしいわよ!」と言ってた、ワイナリー併設のレストランへ向かう。
レストランは、2時という中途半端な時間にもかかわらず、結構な客が入っている。
私たちはぶどう棚の下のオープンエアのテーブルに案内された。
天気はいいし、風通しがよくて、木漏れ日が気持ちいい。眼下にはトスカーナの田園風景。

白ワインを頼み、ゆっくりメニューを選ぶ。
私は前菜にトラウトのソテー(かりっと香ばしくておいしかったv)、


メインにがちょうのモモ肉にういきょうの実をはさんで焼いたもの(ジューシーでうまーい!)、


デザートにクレームブリュレの杏添え。


どれもとってもおいしかった!
食べてる間中、でっかいみつばち(日本のくまんばちくらいの大きさ)がAちゃんの顔にぶつかって、Aちゃんはそのたびに半泣きになっていて、笑ってしまった。
どうやら、頭上でぶんぶん飛び回っているみつばちの、移動ルートにAちゃんが座ってしまったらしい(笑)

↑Aちゃん。半泣き(笑)

と、そこへ突然、「コンニチハ」と話しかけてくるスーツ姿の男性(もちろんイタリア人)が。
こ、こんな田舎で日本語を話せるひとがいるなんて、とびっくり。
確かに、イタリアのには日本の文化に興味を持ってる人が多いと聞くけど…

ランチを終えてレストランを出ると、再びさっきの男性が「ドコカラ来タンデスカ」と話しかけてきた。
一期一会が座右の銘のgucci(今決めた)、「名古屋からですv日本語どこで習ったんですかー?」としばらくお話してみる。
名刺をくれて、僕ここで働いてるんデス、というので、あー従業員のひとね!と納得。
このワイナリーのツアーがあるって聞いたんだけど、どこで申し込めばいいですか?と聞いてみると、親切に入り口まで案内してくれて、時間まで調べてくれた。ちょうど、ツアーの始まる時間が迫っていて、ありがとう、チャオ!とあわただしく別れる。
あとで名刺をよく見たら、このワイナリーのオーナーの息子だった。しまった、もっと親しくなっておくんだった!!(笑)

ワイナリーのツアーはイタリア庭園から始まった。
イタリア庭園は、幾何学的に植え込みがデザインされた、どちらかといえばフランス庭園に近いもの。

東屋にはやはりぶどう棚。

X-MENのサイクロップスに似た女の人(かっこよかった。イタリア人なのにすごい流暢な英語喋ってた。頭よさそう)が出てきて、ツアーガイドをしてくれた。

修道院だった建物を、あの窓は15世紀に作られたもの、この窓は16世紀、と説明しながらまわり、修道僧がパンやワインを作るのにに使っていた道具を見て、いよいよ地下のワイナリーへ。
真夏にもかかわらず、ひんやりと涼しい(むしろ寒い)地下に、巨大な樽がごろんごろんと積み重なっている。
その奥には、オーナーファミリーのコレクションだという年代物のワインが埃をかぶり、収穫年ごとにわかれて天井まで積まれていた。
思わず自分の生まれ年のワインたちの前で記念写真。
オーナー家族は誰かの記念日にこれをあけるんだって。うらやましい!

ツアーを終え、ワイナリーの直営ショップなどを冷やかしつつ、車に乗ってB&Bへ戻る。

(B&Bへ向かう糸杉の並木道。)

(B&Bの母屋をブドウ畑からみたところ。)
まだまだ日は高いけど、やることもないので、またしても3人で昼寝…
こんな一日もあっていいよね。

夕飯の時間になり、むくむくと起きだした2人を車に乗せて、エレナが「ここが一番よ!」と教えてくれたレストランへ行く。
このレストラン、近くの小さな小さな村にあるのだけれど、結構な人気らしい。
大きな巻き藁が転がる田園地帯を走り、村に到着。

レストランはこじんまりしていて、さびれたカフェのよう。ほ、ほんとにここでいいのかな…

とりあえず入ってみると、オープンエアのテーブルへ案内される。

(写真はTちゃんとAちゃん。)
ヨーロッパって、夏は基本的にオープンエアだよね。
ワインを飲みながら、みんなでイタリア語のメニューと格闘する。
旅行前には、メニューを読めるようになることに執念をもやすgucciはともかく、AちゃんTちゃんはイタリア語がまったくダメなので(ポモドーロ=トマトくらい覚えとけ!(笑))、辞書を取り出してなんとか解読。
辞書に載ってない食材があり、この肉ってなんの肉!?と困っていたら、隣の席の若い夫婦が鳴き声とジェスチャーで教えてくれて、楽しかった。って、この若夫婦、一緒のB&Bに泊まってる人じゃん!

私はブルスケッタの盛り合わせ、

ポルチーニ茸のパスタなどなど。

Aちゃんの頼んだデッカイニョッキが面白かった。

どれも素朴な味で、満足満足vv

村の商店で果物(モモ、マスカット、アプリコット)を買い、B&Bに帰る。
もう21時だというのに、こんなに明るいなんて!

B&Bのコンロでコーヒーを沸かし、果物を切って食べる。
今日は一日、トスカーナの休日を満喫したなあ。
明日はローマに向かう予定。だけど、ここを離れたくないよう…
今日はキッチンのソファベッドで私が寝ることにした。
ひとりでゆっくり手足を伸ばせるぞー。おやすみ…Zzz

オマケ。

gucciの愛用カメラ。
今回はミニ三脚つき。←これ、めちゃくちゃ便利だった~!どこでもすぐにみんなで写真が撮れちゃう!
友達に撮ってもらうといつも自分の顔や体が切れてる…という切ない思いをしがちなみなさん(それは私…みんなちゃんとファインダー覗いて撮ってる!?(T_T))にもオススメです!(笑)