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9月22日(土)

5時起床。

今日から待ちに待った北京旅行!
一週間前からスーツケースを用意して、昨日なんか22時にベッドに入っちゃった。
にもかかわらず、眠れなかった… 興奮しすぎて…(笑)

さっさと顔洗って着替えて、昨日のうちに予約しておいたタクシーで地下鉄へ。
名古屋で新幹線(始発!閉まった改札の前で、人が並んでんの初めて見た)に乗り換え、新大阪で特急はるかに乗り換え、ようやく関空到着ー。8時14分。

10分前に着いているはずのRちゃんを探して、グループカウンターへ向かう。
…が、姿が見当たらない。
全員揃わないとエアチケットがもらえないので、電話をかけてみると、Rちゃんはすでにチケットを受け取り、チェックインまで済ませていた。自分の分だけ。
んもう、10分くらい待って一緒にチェックインしようよ…。

あいかわらずの超マイペースっぷりにトホホーとなりつつ、急いでチケットをもらい、チェックイン。
Rちゃんとようやく合流し、銀行で3万円を中国元に両替する。
レートは、1元=17円。

連休のため混み混みのゲートを抜けて、免税店を横目で見つつ、ANAにて定刻どおり10時しゅっぱーつ!
北京まではたった3時間の飛行なので、せっかく座席にモニターが付いていても、映画は最後までは一本も観ることができない。
ファンタスティックフォー2とか、シュレック3とか、気になるのはいっぱいあったんだけど。
仕方ないので、機内食のランチ(パンダシュークリームがついてきたv)と、スパークリングワインをいただき、気持ちよく熟睡。


北京空港には、定刻より15分ほど早く着陸したらしい。
時差の関係で、北京は日本より1時間遅いので、この時点でまだ12時前。
やったね、今から北京ダック食いに行こうぜー!と盛り上がるv

…が、いつまでたってもドアが開く気配がない。
機内アナウンスによると、定刻より早く到着してしまったため、駐機場の空きがないらしい。
ええーーー!そんなのありうる!?だって、たった15分だよ!?
あーあ、こんなんじゃあ北京オリンピックできないんじゃないの?
機内からあがる、失笑の声。(そりゃそうだ…)

結局、飛行場の中を私たちを乗せたまま飛行機は30分もぐるぐる走り、飛行場の端で降ろされ、バスで入国審査場に連れていかれた。
これ、15分早く着いたとか関係ないんじゃ…初めから日本の航空機に駐機場なんて用意してないんじゃ…。
不穏な考えを振り払い、ようやく中国に入国。
ニイハオ北京!

スーツケースをピックアップし、ドアをくぐると、そこにはすごい数の、人、人、人!
出口までの通路の横に、たくさんの人が手に手に名前を書いた紙やボードをもって、鈴なりになってわめいている。
ちょ、ちょっと恐いかも…;
私たちもJTBと書いたボードを持ったオニイサンを発見し、合流する。
JTBのパックツアーには、混載バス&チェックインサービス、専用車&自力でチェックイン、の2つのタイプの送迎があり、私たちは後者を選択してあった。
座って少し待っていると、また別のオニイサンが現れ、私たちだけを車に乗せ、ホテルまで送ってくれた。

私たち二人を乗せた車は、高速道路をびゅんびゅん飛ばし、少しでも車間距離が開くとぐいぐい割り込みし、歩行者がいてもお構いなしに交差点に突っ込んでいく。
そこにあるのは、モラルとか交通ルールではない、「相手より先に車の鼻先を突っ込んだら勝ち」、「ぶつかられたほうが負け」というチャイナルール!

相手が停まることを前提に突っ込んでいくので、相手の反射神経が鈍かったり、視野が狭かったりすれば確実にペシャンコだ。
後部座席で「ひぃぃ!」「きゃあぁ!」と悲鳴を上げているうち、ようやくホテル到着。あー死ぬかと思った…。

ホテルは、繁華街の王府井から徒歩20分ほどのところにある、ノボテル新橋ホテル。
JTBのパックツアーの中では、一番低いランクだけど、地下鉄の駅が目の前だし、繁華街も遠くはないし、まあ値段を考えたらこんなもんでしょ。
と、思ったら甘かった…!!!!

チェックインカウンターには、数人の係員がいて、それぞれが一組ずつの客の相手をしていた。
私たちはおとなしく、その一組の後ろに並んで待つこと、 1 時 間 。

いまだ順番が回ってこない。

そして、私たちが並んだときから、一組の処理もできていない。

あーーーーーりーーーーーーえーーーーーねーーーーーーーーー!!!!!

ホテルに到着したのが1時半、すでに2時半を回っている。
もう、お昼に北京ダックどころの騒ぎじゃない、今日の観光すらできないかもしれない。
早くしろおおぉぉ!!!

いまやどのカウンターも長蛇の列。
私たちの後ろのアラブ人たちは、烈火のごとく怒っていて、私たちの前にぐいぐい割り込んできて、
「俺たちはチェックインしたいだけなんだよ!」
「ここはホテルじゃないのか!」
「責任者を呼べ!」
「その電話は責任者か、それを貸せ!
(電話を奪い取る←でも絶対電話の相手は責任者じゃないもしもし、お前か責任者は!なんだこのホテルは!」
と大変な騒ぎ。

フロントの女は、そんな騒ぎもどこ吹く風で、のんびり伝票の処理をしつつ、電話を受け取りつつ、客のバウチャーを眺めて、ため息をついて奥の部屋へ入っていったきり、5分は戻らない、を繰り返す。
なんなんだ、このホテルは!!!

結局、横入りしてきたアラブ人のほうが、なぜか先にチェックインを終わらせ(こいつらの非常識も、フロントとどっこいどっこいだよ…)、私たちが部屋に入れたのは3時近く。
ぐったり…。

おなかもすいているけど、今、当初の予定どおり北京ダックを食べに行ってしまうと、4時までに故宮博物院に入場することができなくなってしまう。
泣く泣く北京ダックは諦め、すきっ腹を抱えて観光することに(T_T)

ホテル前でベルボーイに言ってタクシーを拾ってもらい、まずは天安門広場へ。
(若いベルボーイくん、にこにこして私に話しかけてくるんだけど、中国語だから全然わかんない;「〜〜〜リーベン〜〜?」って聞こえるから、日本から来たの?とか言ってるのかなあ)
天安門広場は5,6車線はあると思われる大きな道路で囲まれていて、ここでは駐停車禁止らしい。

私たちは、広場からかなり離れた場所から歩くハメになってしまった。


広場では、正月でもないのに凧あげをしているおじいちゃんがたくさんいて、面白い。
来年のオリンピックのためか、変な場所に噴水を作っていたり、

花で中国の世界遺産を作っていたり、


と付け焼刃的な工事が目立つ。

だだっぴろいままのほうが北京らしくていいと思うんだけどなー。
それとも、天安門事件を思い出させまいとして、姑息な手段に訴えているのだろうか。
そういえばここは、たった20年前に何千人もの虐殺が行なわれた場所なんだよね…。
私は民主主義の国に生まれて、本当によかった!
中国も、どうにかして民主主義に方向転換しないと、世界中からまともに相手されないのにね。

凄惨な過去などなかったかのように、天安門広場は観光客でごった返している。
赤いでかい壁にかかった毛沢東と写真を撮り、門をくぐる。


門の奥に見えるのは、故宮博物院。昔の紫禁城だ。

Rちゃんも勘違いしていたけど、博物院とはいいつつ、主な展示物は屋内ではなく、屋外にある。
つまり、建物自体が展示物なのだー。


工事中ですごく悔しかった太和殿。映画「アラジン」でアラジンとジャスミンが座ってるのはここの屋根。
ま、ラストエンペラーのアレ、といったほうがわかりやすいかもしれませんが(笑)




昔、中国が舞台のマンガ(藤田あつ子や皇なつき)が好きだったこともあって、初めこそ興味深く見ていたものの、同じような極彩色の巨大な門や建物が、延々と続く石畳の博物院を、炎天下歩くのは結構つらい。

早々にバテて、敷地内にある店で、テイクアウトのミルクティーを注文する。
「こんにちは〜(日本語)」と店に入っていくと、カウンターの中にいた4人の若いアルバイトさんたちが、なぜかびっくりしてこちらを見ている。
こんな観光客だらけの場所で、日本人が珍しいわけがないと思うのだけど…?
30元だというので、財布から「じゅう、にじゅう、さんじゅう。はい、ありがとう」とお札を渡すと、カウンターの奥で女の子が「ヨンジュ、ゴジュ、ロクジュ…」「アリガトー」と練習し始めた(笑)
You're welcomeは日本語でなんというのかと聞くので、「どういたしまして、だよ」と教えてあげると、4人全員で「ドーイタマシテ!」と大合唱。
いやいやいや、間違ってますから!(笑)
4人は、私が外へ出るまで「ドーイタマシテ!」と言って見送ってくれた。

最近思うのだけど、日本語は結構、現地の人と仲良くなるのに使える!
「こんにちは」「ありがとう」は、どこの国の人でもたいてい知っているし、慣れない言葉で「謝謝」とか言うより、ずっと気持ちが伝わる気がする。
にっこり笑って日本語で「ありがとう!」と言えば、みんなすごく嬉しそうな、照れたような顔するんだよね。
そこから「日本から来たの?」と話しかけてくることも、とっても多い!
海外に行ったら、ぜひ試して欲しいですvv

(しかしそこで買ったミルクティーは、紅茶の味もミルクの味もほとんどしなくて、まずかったので一口でゴミ箱行きにしました…ごめん!)

故宮博物院には、欧米人の観光客もたくさんいて、そろいのバッジをつけたり、そろいの帽子をかぶったりして(NZから修学旅行に来た小学生だって!)、旗の下にぞろぞろついていってた。

たしかに、書いてある文字がまったくわからないんじゃ、個人旅行も難しいもんね。日本と違って中国じゃ危なそうだし。
団体旅行するのはアジア人だけじゃないんだ、とちょっと安心(笑)

2時間かけて、故宮博物院を縦断。
珍妃井とか、龍の彫られた壁とか、見てみたかったものをすっ飛ばして来てしまったけど、暑いし疲れてるし、で戻る元気もない;
いいかげんおなかもすいてるので、ちょっと早いけど夕飯を食べに行こうと、タクシーをつかまえることにする。

博物院の出口前の、大きな道路(片側3車線くらい)の脇に立って、タクシーに向かって手を振ってアピール。
…が、かなりの数のタクシーが私たちの前を素通り…。
なんで!?
呆然としていると、バイクタクシー(バイクの後ろに2輪の座席をつけて、後ろ向きに人を乗せるやつ)のドライバーがわらわらと寄って来て、乗れ乗れとすすめてくる。
その中の一人が、「ノータクシー、ポリス!」と言うので振り返ると、確かに、道路の脇にたたずむ警察官が。

なるほど、ここは駐停車禁止なのか。
じゃあタクシー乗り場を探そう、とウロウロ歩き回り、ようやく見つけた乗り場には、タクシーを待つ、人、人、人…
しかも、列を作って待つわけではなく、乗り場の近くにたむろしていて、タクシーが近づくと、我先に道路に飛び出して自分が先に乗り込もうとする。
冗談みたいな光景に、唖然…。

気を取り直し、私たちもタクシーを捕まえねば!と、必死にアピールする。
と、一台のタクシーが停車したので乗り込もうとすると、運転手にだめだめ!と手を振って追い払われる。
なんで?と聞いても、英語が通じないので何を言っているのかわからない。
中国人の家族連れや、欧米人のカップルが乗り込もうとしても、だめだめ!と追い払われている。
なんで?????
しばらくして、タクシーはどこかに去っていった。

不思議なことに(そしてムカつくことに)、どのタクシーもタクシー乗り場に停車しては、どの客も乗せず、どこかにまた走っていく。何台も、何十台も!
ナンダコレ!!???
もう客たちの怒りもピークに達し、中国人客はタクシーのドライバーが首を振るたびに、怒鳴り散らして車をバンバン叩いている。

私たちも、ここで一時間以上立って待っているので、もうへとへと。
仕方が無いので、タクシーに乗れない人たちを目当てに声をかけてくるバイクタクシーと交渉して、とにかくどこかタクシーの拾えそうなホテルに連れてってもらおう、とRちゃんに提案するも、だまされるからイヤ、危険そうだからイヤ、タクシーに乗りたい、とゴネるばかり。
そりゃ私もタクシーのほうが安全安心でいいと思うけど、もうここに一時間もいるんだよぉおぉ(T_T)

そうこうするうち、他の観光客たちもバイクタクシーでいいやと思ったのか、付近のバイクタクシーは次々に客を乗せて走り去っていき、Rちゃんがしぶしぶ、じゃあバイクタクシーと交渉して…と言い出したときにはもう、近くでバイクタクシーを見つけるのは難しい状態に… ああああああ、泣きたい…。

おまけにRちゃんてば、やっと見つけたバイクタクシーが「20元(300円)」というのを、「高い!4元(60円)じゃないと乗らない!」と突っぱね、バイクタクシーの運ちゃんに鼻で笑われ、去っていかれてしまった。
その後も、5,6台に「20元」と提示され「高い!」と却下する、を繰り返す。
Rちゃん的には、ホテルから天安門までタクシーで15元だったのに、なんで安っぽいバイクタクシーで20元も取るの!ってことらしいんだけど、故宮からホテルまでは倍くらい距離があるんだよおおお(T_T)

もうgucci的には、バイクでもタクシーでもいい、乗せてってくれるなら、私が1000元(1万5000円)払ってやったっていい!という心境に。
ボラレないことも大事だけど、貴重な時間をお金で買ってるんだよー!
もういいじゃん、この値段で我慢しようよ、とやっと捕まえたバイタクに、ごねるRちゃんを押し込み、近くの(といってもやっぱりかなりの距離があった)北京飯店まで連れて行ってもらう。
バイクタクシーの中、Rちゃんもようやく「この距離はとても歩けなかった」と納得。
おそいってばー…(T_T)

北京飯店(北京で一番の老舗ホテル)の客を装い(笑)、ホテルのフロントで一休み。
その間に、ガイドブックで今日の夕飯を食べる場所を決める。
有名な北京ダックの店に行こう!と予約の電話を入れるも(現地の人と話すのが苦手なRちゃんは、よく電話なんてするよねーと不思議がっていた)、予約でいっぱいで入れないとのこと。

次の候補のレストランは、故同にある、歴史的な建物を利用したレストラン、梅府家宴。
有名な京劇俳優、梅蘭芳の元コックさんのレストランで、ヘルシーな揚州料理が食べられるらしい。
今度は北京飯店のフロントで予約をしてもらうことにする。
現地の人と話すのが苦手なRちゃんは…(以下略)。

フロントのお姉さんは、さすが高級ホテル!の対応で、レストランに予約を入れてくれ、コース料理の説明までしてくれた上、タクシーで入れない場所なので、と、行き方と目印を書いたメモまで渡してくれた。
ノボテル新橋ホテルのフロントとは大違いの対応に、gucci感激…!さすがは老舗だ!
大学生のころはお金が無かったので、寝られさえすれば、食べられさえすればいいと思っていたけど、この年になると、安全や快適はお金で買うものだとわかってくるよね…。

ホテルのベルボーイにメモを見せ、ここに行きたいの、と言うと、ベルボーイはにっこり笑って駐車場に待機していた黒塗りのタクシーを呼んでくれ、ドライバーにレストランまでの行き方を説明してくれた。
Rちゃんを呼び戻してタクシーに乗り込む。
Rちゃんは「ずっとここでタクシー待ってたのに、一台も来なかった。ベルボーイに言わないと来ないしくみだなんて…」と腑に落ちないようす。
だからー、現地の人と話そうよ!(T_T)
Rちゃん、普段はとっても性格のいい、癒し系の女の子なんですが、旅先ではどうしてこんなに頑ななのか(T_T)なんかのトラウマなのかしら…

北京の古い町並みが広がる胡同の奥に、目指すレストランはあった。
タクシーの運転手は、ここで私は待っています、往復で100元(1500円)でいいです、という。
ええっ、私たちここでご飯食べるんですよ、2時間はかかりますよ、といっても、このへんは夜遅いとタクシーが捕まらないです、待ってます、という。
さっきのタクシー乗車拒否の記憶も新しいので、私もRちゃんも、それなら、とあっさりお願いすることにする。
うーん、さすが北京飯店。ありがたい。

タクシーの停車した空き地から数十メートルほど歩いたところに、梅府家宴があった。
立派な門には、大きなちょうちんが下がっていて美しい。

私たちが到着すると、中から民族衣装を着た男の人が現れて、「gucciさまですね、お待ちしていました」と部屋へ案内してくれた。
梅府家宴は典型的な四合院造りの建物で、建物の真ん中に中庭があるのが特徴。
明かりがともされた中庭には植物が茂り、鳥かごが下げられていて、古きよき北京というかんじ。


内部にはいくつかの小さな部屋があり、私たちは中庭の見える部屋に通された。
部屋には、他に二組の先客が。両方とも、中国のお金持ちというかんじ。
テーブルにつくと、しばらくして私たちの注文したコース料理が運ばれてきた。

お品書き。
赤紙なので、読みにくい(笑)

冷たい前菜。青い野菜は漬物なんですが、何の野菜かまったくわからない。
ぼりぼりした食感。
これはなに?とウェイトレスさんに聞いても、返ってくるのは中国語の名前で、わからなかった。
2人がかりで説明してくれて、さらに厨房から誰か呼んでこようとしたので、あわてて止めました(笑)

これもなにかわからなかった!!
アミアミのスポンジみたいな円筒形の食材で、柔らかいのにわりと歯ごたえがある。
カイロウドウケツって食べるのかしらないけど、あんなかんじ?
それとも、へちまの乾燥させたヤツを、水で戻したかんじ?
薄味のスープが染みてておいしかった。

ふわっふわのエビチリ。これめちゃうまかったー!!食べたことない食感vv

薄味の魚の煮物。ヘルシー!このへんからおなかが苦しくなってきた…(笑)

牛肉のオイスターソース炒め。普通においしい。

またわからない食材が!緑の野菜は、漬物と同じ食材か?ぼりぼりしてる。
となりにあるのはデザートの月餅と、胡桃をかたどった、さくさくした焼き菓子。おいしいけど、腹持ちがよすぎるのが難。

〆のチャーハン。

フルーツ盛り。

ツバメの巣のシロップがけ。ツバメの巣、初めて食べたけど、ちょっと独特の匂い(動物性コラーゲンの匂い)があって、あんまりおいしくない。シロップをもっとあま〜〜〜くしてくれれば、なんとか食べれたのに。ほのかな甘みしかついてなかったので、半分食べて、ギブアップ。(でもあとで、これを後悔することに…)

ウェイトレス2人は、日本人の私たちが、おっかなびっくり見たこともない料理を口に運ぶのが面白いのか、部屋の隅に立って私たちの動向を見つめている(笑)
一口分でもお茶が減ると、ふたりで交互にとんできてお茶を注いでいくので、申し訳ないやら落ち着かないやら;

(写真はRちゃん。うしろのチャイナ姿の女性がウェイトレスさん)

料理は全体的に薄味で、日本人にもあう味だった。
雰囲気もサービスもいいし、とっても満足して店を後にする。
帰り際、香港スターのようなオーラのある男性と、欧米人の男性が入ってきて、個室に通されたのが気になった。
あれ、映画俳優かなあ、それとも中国の偉い人かなあ。
このレストランは芸能人がお忍びで来る、と書いてあったので、もしかしたら…!

さっきの空き地に行くと、タクシーはちゃんと待っててくれた。
北京飯店まで送ってもらう。(私たちを北京飯店の客だと思ってるからね…(笑))

親切にしてくれた北京飯店、ありがとう!

せっかくの北京初日に、このままホテルに帰るのはもったいなくて、王府井に寄っていくことにする。
王府井は、いくつかの大きなデパートやファーストフード店が集まった、北京随一の繁華街だ。
ここには王府井シャオチー街(漢字変換不能)という屋台街があるらしい。
地図と見比べて、何の変哲もない地味な角を曲がると、屋台が並ぶ通りが現れた。

歌声に建物の二階を見上げると、桟敷のような場所で京劇俳優が歌っている。

麺の店や餃子の店、串ものの店を眺めつつ、しばらく散策。

↑さんざし飴、食べてみたかった〜!





王府井からホテルまでは1ブロックほど。
タクシーを使う距離でもないか、とてくてく歩く。
途中、王府井の端にオリンピックグッズショップがあり、観光客でにぎわっていた。

北京オリンピックの公式キャラクターは5人で、ベイベイ、ヂンヂン、ファンファン、インイン、ニーニーというらしい。
まあある意味とってもアジア的(アニメ的)で、かわいいと言えないこともない。
長野オリンピック(gucciの青春でした…)のマスコット、スノーレッツとどっちがいいかなあ。

ホテルまでは意外に遠く、20分くらいかかった。
フロントはこの時間でもまだチェックインしたい人たちで混雑していた。
ほんと、どーしようもないな、このホテル。
コレを予想して、預けなかったキーで部屋に入り、お風呂に入って就寝。