ドイツ旅行記第8日目
9月25日(土)
とうとう帰国の日。
起きて、ドイツでの最後の朝ごはん。
朝食用のレストランに行くと、昨日食べられなかった白ソーセージが!!
白ソーセージは保存料が入っていないので、午前中しかもたない、よってミュンヘンの人たちは朝からビアホールで白ソーセージとビールを食べる、とガイドブックに書いてあった。なるほど。
さっそく白ソーセージを食べる。
ナイフを使って皮を剥ぎ、口の中に入れると、不思議な食感。
ふわふわしてて、濃い目の味付けの食べ物が多い中、めずらしく味はアッサリ。甘めのマスタードをつけて食べるとまた少し味が変わる。
うーん、美味しいかも。
なんなんも昨日の無念さが少し晴れたようだ。
チェックアウトして、タクシーでミュンヘン中央駅へ。
駅はホテルから歩いて5分ほどの位置にあったのだけれど、大きなスーツケースをもって段差の多い歩道や車道を、小雨の中歩くのはイヤだよね、ということでタクシーにした。
スーツケースを積み込むときに運転手さんがニコニコして手伝ってくれたのだが、行き先を告げると「えっ!空港じゃないの?空港行けばラクなのに…」(空港は遠いのでかなりの稼ぎになるんだろう)と残念そうだったので、ちょっと申し訳なくなってしまった。
それでも運転手さんは駅でもスーツケースをおろすのを手伝ってくれた。
なんていい人!
他の国だったら、空港じゃないと分かった時点で、断られるか、いやな態度をとられるか、お金をふっかけられるかだよ。
本当にドイツはいい人ばっかりだ。
中央駅に入り、空港へ向かうSバーンを探して歩く。
ドームのような終着駅に並ぶ電車の風景がヨーロッパ的だったので、写真を一枚撮ろう、となんなんと交代でシャッターを押そうとしていたら、現地の日本人らしき男性が「撮りましょうか?」と申し出てくれて、おまけに、Sバーンの場所まで教えてくれた。
ドイツにいると、日本人まで親切になる魔法がかかるに違いない。
Sバーンに着き、切符販売機やホームで迷っていると(といってもほんの数分)、ドイツ人がすかさず「どうしたの?」「困ってる?」と声をかけてくれる。ひとりのドイツ人なんて、わざわざ離れた場所にある時刻表まで見に行って確かめてくれた。
ドイツ人は本当に親切で優しい。
これがイタリアなら、詐欺目的か、そうでなくても手を撫でられたりしてセクシャルな下心がミエミエなはず。
ドイツ人の親切には、本当に下心が全くみえないのだ。
なんなんと二人で感激して、日本で迷ってる外国人がいたら、絶対助けてあげようね、と誓う。
小一時間で空港に着く。
チェックインしてゲートへ向かうまでの間、郵便局で鍵を預けた。
鍵、そう、ローテンブルクのブルクホテルの返し忘れた鍵だ。
封筒に入れて送ろうとしたら、局員の女性が、ああこれなら大丈夫、このまま届けてあげる、と言った。ドイツの鍵は大きくて、その鍵にもデカイ金色のキーホルダーがついていたのだけれど、その部分にホテルの名前と番地が彫ってあったのだ。
よくあることよ、と料金すら取られなかった。
日本じゃありえねーよ!(笑)
なんつーか、人への信頼で成り立っている国だと思った。日本も数十年前はたぶん同じようだったんじゃないかなあ。
ユーロを使い切るために、たくさんの売店を見て回って、ソーセージやらドイツのお土産やらを買う。
オクトーバーフェスト限定シュタイフを売る店や、鉄道模型の店なんかもあった。
離陸時間がせまり、フランクフルト行きの国内線に乗り込む。
チェックイン時間が遅かったせいか、なんなんと離れ離れになってしまった。
隣のシートはアジア人の女性。
今回の旅行中、ほとんどアジア人を見なかっただけに、ちょっと気になる。
…と、その女性が話しかけてきた。「ご旅行ですか?」。
わっ、日本人か!とびっくりして、そうなんです、日本の方だったんですね、お仕事ですか?と話が弾む。
その女性は、仕事の研修で2週間、ミュンヘンに滞在していたらしい。
食べ物は美味しくないし、人は冷たいし、もう最悪、ドイツ嫌い、と言っていた。
うーん、人によってこんなに印象が違うものか。
私なんて、どれだけいてもいい、むしろ住んでもいい!というくらいドイツびいきになったというのに!(私がこんな風に思うのは結構めずらしいです。どの国に行っても、最終日にはあーやっと日本だーと半分くらいホッとするから)
まあ彼女はこれが二度目の海外だというし、基本的に海外が嫌いなのかもしれない。あと、ミュンヘンだけにいたっていうのも原因かも。どこの国でもそうだけど、大都会は少し冷たいもんね。
行く前に、ネットで膨大な旅行記を読みまくったけど、傾向として、団体旅行でメジャーな観光地をダッシュで駆け抜けた人のドイツの印象は悪く、個人で現地の人とコミュニケーションをとりつつ旅行した人の印象はバツグンにいい、というかんじ。
当然のことながら、私も後者だ。絶対、もう一度ドイツに来たい!!
そうこうする間にフランクフルトに着き、ここで名古屋行きの国際線に乗り換える。
ひとまずゲートを確認しに行くと、この便でオーバーブッキングが発生したので、便を変わりませんか?ソウル経由の便にしていただければ、ビジネスクラスにアップグレードの上、300ユーロ差し上げます、と言われた。
ビジネスか…ちょっと惹かれるけど、到着時間が夜の8時半になるというので辞退する。次の日の仕事に差し支えるしね。でもちょっと惜しかった。
さて、まだ仕事がある。
免税手続きを済ませなければ。
なんなんも私も、ローテンブルクで万単位のお金を使ってしまっている。何パーセントか戻ってくるらしいので、この手続きははずせない。
わかりにくい場所にあるtax refandを探してウロウロ。ようやく済ませたときには、もう搭乗が始まっていた。急いで乗り込む。
今度はなんなんとちゃんと隣同士になれた。
空が水色とピンクの二層にわかれていてとてもきれいだった。
さようなら、ドイツ、アウフヴィーダーゼーエン、ドイチュランド!!
帰りは疲れていたせいか、離陸して食事をとるとすぐに爆睡してしまい、目が覚めたのは到着1時間前。
なんなんはすっかり身体がドイツ時間だったせいか、全然眠れなかったらしい。
12時間を起きて一人で過ごしたのか。それはツライ…(笑)
いつもそうなんだけど、私は実は旅行先でも時差ぼけが治らないまま行動しているのかもしれない。
帰りの飛行機で爆睡して、到着する頃にはすっかり日本時間に戻っているからだ。
まあそれならそれでいいか…(笑)
さあ名古屋に到着。
ドイツにいる間、ひとつだけ恋しかったものがある。
それは、烏龍茶!!
アルコールが入ってなくて、甘くない飲み物というのが、ドイツでは水(しかも硬水)しかなかったのだ。
ゲートを出たら、ガブ飲みしてやる!(笑)
そうしてgucciのドイツ旅行は幕を閉じたのでした。
いつか絶対もう一度ドイツに行くぞーー!!